シュタイナーのことば (59)

【粘液質の人の自己教育】

なにごとにも興味を持たない粘液質の人は、本当に面白くない対象にできるだけ関わるようにします。退屈なことに携わって、徹底的に退屈するのがいいのです。そうすると、粘液質が根本的にいやされます。

 

 

 

4つの気質の人の自己教育について、シュタイナーのことばを過去4回にわたって引用しました。どれも共通することは、自分の気質と違うことをするのではなく、自分がもっている気質を意識し、それを計算にいれて自己教育に生かしていくことです。

 

気質はそれぞれいいところ、悪いところの両面があります。悪いところもいい方向へ向けていけばいいのです。

 

 

 

 

 

4つの気質は、人間の4つの特質を「胆汁質」「多血質」「憂鬱質」「粘液質」にわけたものです。この4つの組み合わせですが、その中でも強く現れる気質があります。その気質を知って、自分を分類することが目的ではなく、その気質を良い方向へ育てていくことで、人間として成長していきます。

 

 

 

 

人間の四つの気質

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

シュタイナー教育歴17年。ドイツからシュタイナー教育情報を発信。シュタイナー教育とメインストリーム教育の架け橋になるべく活動中。

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