黒板絵〜手放す〜執着しない

ZOOMレッスンで、指導しながら私も黒板で絵を描いていきます。出来上がったものを見せたり、描き方を指示をするだけでなく、指導者が実際にデモンストレーションをすること、指導者が描いている様子を見ることから学ぶことは大きい。言葉で説明しないことも、デモンストレーションから伝わります。

 

 

だから、スカイプレッスンのたびに、こんな黒板絵が仕上がります。

 

 

 

 

 

黒板絵といえば、シュタイナー学校の先生が、エポック授業に合わせて描きますね。

 

3〜4週間続くエポック授業のために、数時間をかけて心をこめて描きます。

 

黒板の絵ですから、エポック授業が終わったら消します。

 

芸術作品とも言える、心をこめて描いた美しい絵は、消えてなくなります。

 

 

 

そのエポック授業のときだけ生きている黒板絵。エポックが終わったら、執着せずに手放すのです。

 

もったいないなんて思う必要もない。

永遠のものなど何もないのです。

 

手放すことで、新たなものがやってきます。

 

 

先生も、生徒も、日々くりかえされる「手放す」という作業を体験し、目の当たりにして、執着しないということも無言のうちに学んでいくのでしょう。

 

 

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私の黒板絵は、一応写真にとってから消します。記録とe-waldorfの資料としての保存目的。(笑)

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この記事を書いた人

シュタイナー教育歴17年。ドイツからシュタイナー教育情報を発信。シュタイナー教育とメインストリーム教育の架け橋になるべく活動中。

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