シュタイナー教育 答えはひとつじゃない

こんにちは。

石川華代です。

 

新年に、

今年はもっとブログを書こう!

・・・と思ったのに、

もう1月後半になってしまいました・・・。

気を取り直して書きます。笑

シュタイナー教育でひとつ、

とっても大事なことがあります。

それは「答えはひとつじゃない」こと。

いろんな答えがあって、

自分の答えを模索しながら見つけていく。

そんな学びのプロセスがあります。

シュタイナー教員養成講座や、

その他のシュタイナー関係の講座へ行くと、

慣れてない人は、

答えをすぐに教えてもらえなくて不安になったりします。

「で? 何が答えなの? ここでやったことのポイントは何?」

って。

答えを教えてもらうのが教育・・・

そんな教育で今まで生きてきたから、

そう思うのも自然ですよね。

シュタイナーの講座などでは、

答えを直接教えたりせず、

みんなで

感じたこと、

考えたこと、

自分なりの答えなど、

シェアしあったり、対話して、

さらに、自分の考えを深めていきます。

答えは、そこで見つかるかもしれない。

見つからないかもしれない。

見つかるのは10年後かもしれない。

でも、

体験をしたことで、

自分なりの考えができて、

しかも、考え続ける問いが得られる。

答えを教えてもらう教育は、

言われたことを受け入れるだけの教育です。

教えられたことを習得すれば合格できる教育です。

答えを教えてもらったら、

学びはそこで終わります。

それ以上考える必要もありません。

次の問題へ進んで、また答えを教えてもらう。

その繰り返しです。

自分で答えを見つける教育は、

考え続ける、つまり、学び続ける教育です。

自分の考えと体験を、

自分のものにし、人間を強く自由に育てる教育です。

だからこそ、

「考え続けられる問い」

というのは、

人生の宝なんです。

講座に行くと、

いろんな人がいます。

いろんな考え方があります。

講座で創造した作品が、その人を表します。

時には、恥ずかしくなるくらいあからさまに。

言葉では、

世間体などを気にして、

みんなと同じようなことしか言わない人たちも、

作り出した作品には、

その人らしさが現れる。

参加者同士、

自分とは違うものを目にして、

視野が広がる。

人それぞれ違うことって、

素晴らしいんだ・・・ってことも、

体験として感じ取れる。

体験として・・・ってところが、

すごく大事。

だって、

頭でわかったことと、

心に響く感じ方をしたことでは、

全く、違うから。

人智学だけのことじゃないけれど、

一人で独学で学んでいると、

どうしても、

自分だけの考えで結論づけてしまって、

独りよがりになってしまうことがあります。

だから、

仲間がいて、

それぞれの考え方に触れて、

ディスカッションしたりシェアしたり、

対話をすることで学んでいく場って、

人間を成長させていくんですね。

e-waldorfでは、

シュタイナー算数教育 教師養成コース

お母さんのシュタイナー学校

など、開講していますが、

どちらも、

体験を深く感じてシェアし、考える時間を取っています。

そこで現れる、

受講者さんからの問いや考えが素晴らしい。

その対話が、みんなをさらに考えさせます。

私は、

シュタイナー教育を広めたい、

・・・とは思っていません。

子どもたちが輝く教育を届けたい。

大人が成長して幸せに生きられる教育を届けたい。

・・・というのが目指すところです。

目的は、

シュタイナー教育

じゃなくて、

人間の成長なんです。

シュタイナー教育って、

人間を成長させる!!!・・・ってことが、

実体験から分かっているので、

シュタイナー教育に惚れ込んでいるし、

シュタイナー教育を仕事にしています。

目的と手段を取り違えると、

全く違ったものになってしまいますね・・・。

さて、

人間の成長のために、

私も学び、考え続けます。

一緒に学んでいきましょう。

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この記事を書いた人

シュタイナー教育歴17年。ドイツからシュタイナー教育情報を発信。シュタイナー教育とメインストリーム教育の架け橋になるべく活動中。

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