(子育て)こどもにぜったい大事なこと-簡単にできる実践

こんにちは。
石川華代です。

 

先日
「こどもにぜったい大事なこと」
というテーマで記事を書きました。

 

いかに、
現代の子どもの育つ環境が、
子どもの能力を開花する機会を奪っているかということ。

 

それが、
危険なレベルであること。

 

体の動きと、
頭の働き、思考の働き、言語習得、自我の成長など
全部つながっているということ。

 

で、
今日は、
今の生活環境のなかでできることを
考えてみたいと思います。

 

 

理想を追求するなら、
「丁寧な暮らし」
「スローライフ」
が良いです。

 

でも、
現実として、
それができるお母さんは少ないのではないかと思います。

 

子育てと家事だけでも大変なのに、
それプラスアルファ・・・って。

 

もちろん、
子どものペースを大事にしながら、
一緒に料理をしたり、
お洗濯ものを干したり、
ホウキや雑巾でお掃除をしたり・・・

それをすることで、
子どもが育ちますから、
結果的に子育てが楽になります。

 

・・・が!

 

いいお母さんであろうと頑張っているお母さん方に、
あれも、これも、
と押し付けることはしたくないです。

 

お母さんが、
ゆったりとした気持ちでいることが、
まず一番の丁寧な暮らしだと思います。

 

なので、
ここでは、簡単にできる、
ちょっとした提案をしたいと思います。

 

1. 便利グッズをやめてみる

 

たとえば、
子どもの運動靴を、
マジックテープのものではなく、
靴紐のあるものにする。

カチッと簡単に開け閉めできる筆箱ではなく、
こんな鉛筆入れにしてみる。

 

 

 

きれいにクルクル巻いたり、
紐をきれいな蝶々結びにしたり。

 

ちょっとしたことだけど、
その一手間が毎日の暮らしの中にあり、
自然に手を使うようになる。

 

また、
鉛筆を削るときに、
電動の鉛筆削りではなく、
ナイフで削る。

 

ファスナーで脱ぎ着できるものではなく、
ボタンのついた衣服にする。

 

洗濯板で小さなものを洗ってみる。
靴下とか、
人形のお洋服とか。

 

2. 昔ながらの家事

 

ほうきとちりとりでのお掃除を取り入れる。

全部じゃなくていいです。
でも、例えば玄関先はほうきで、
とか、
バスルームなどの狭い空間用のほうきを用意したり。

 

ちょっとしたところに、
昔ながらの道具を取り入れてみてください。

 

結構、掃除機を持ち出すより楽ですよ。

 

また・・・、
電子レンジをやめてみる。

これは、電子レンジに慣れている人には、
ハードルが高いかもしれません。

 

でも、電子レンジの害を避ける意味でも、
できれば、
せめて、回数を減らして欲しいと思います。

 

電子レンジの代わりに蒸し器を使ったり。
鍋で温めたり。

電子レンジでは、
そこで何が行われているのか、
全くわからないですよね。

水が沸騰する様子をみたり、
蒸気に触れてみたらびっくりするほど熱かったり、
時間をかけないと、
中まで暖まらなかったり・・・

電子レンジを使うと、
そんな様子を実感することもありません。

この実体験、
感覚を育てるうえでも、
世界を知るうえでも、
すごく大事です。

理科の実験を
生活のなかで体験しているようなものでもありますよね。

 

こんな、ちょっと丁寧に、
昔ながらのやり方での家事を、
子どもに見せてあげて欲しいし、
子どもに参加させて欲しいと思います。

 

あれもこれもと、完璧を目指す必要はないです。

 

完璧を目指すが故に、
疲れちゃって、
心のゆとりがなくなったら本末転倒。

できることから取り入れてみてくださいね。

 

とくに幼児期にやっておくと、
子どもの成長が変わってくるので、後々子育てが楽になりますよ。

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

シュタイナー教育歴17年。ドイツからシュタイナー教育情報を発信。シュタイナー教育とメインストリーム教育の架け橋になるべく活動中。

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