「いのちのオイリュトミー・心のこよみ」開講

シュタイナー教育の核となる「オイリュトミー」


「オイリュトミー」を知っていますか?

「オイリュトミー」は、言葉や音楽を全身で表現する芸術であり、

同時に、子どもの成長の土台となる肉体を調和的に豊かに整える手段として、

シュタイナーが教育の核に据えたものでもあります。


「オイリュトミー」は、言葉と音楽を人の動きで表す芸術です。

人間が本来持っている自然な動きです。

表現を通して、

体とこころを、人と世界を、全てを調和させていきます。

調和のとれた肉体があれば、

その子の持つ本来の力は自然と芽吹いていく。

「オイリュトミー」がシュタイナー教育の核とされる所以です。


いのちのオイリュトミー・心のこよみ


その「オイリュトミー」を日本の第一人者である、

はたりえ先生から学ぶことが出来る講座

「いのちのオイリュトミー・心のこよみ」が、

2022年11月からスタートします。

季節のめぐりを豊かに味わう「魂のこよみ」・「日本語の詩」、

低学年のこどもの心に特に大切な「メルヒエン」を扱い、

自分自身の身体と心を整えつつ

「オイリュトミー」の教育的な意味についても学ぶことができる講座です。

月3つの動画配信と月1回のZOOMを組み合わせ、

お忙しい中でも自分のペースで学びを進められます。

通年講座ですが、1ヵ月からでも始められますので、

是非気軽に「オイリュトミー」を体験してみてください。


糸かけで算数・数学体験

シュタイナー教育の図形工作~算数・数学の面白さを体験する~

「数学」理解につながる算数体験

「算数」「数学」は、得意・苦手が特に大きく分かれる教科ではないでしょうか?

特に、中学生から始まる「数学」ともなると、「文字式」「方程式」「関数」等、かなり抽象的な内容になっていきます。

シュタイナー教育の算数では、こうした抽象的な問題に対して、「面白い!」「挑戦したい!」と知的好奇心が刺激された状態で臨めるような基盤を、小学生の間の算数体験を通じてしっかりと作っていきます。

 数学的な感性が身体に染み込む、発達段階に沿った体験

写真は、e-waldorf「イデアール」で学ぶ小学6年生がレッスンで作成した糸かけの作品です。

糸かけは、掛け算のレッスン等で一般的にも使われているため、キット等もありますが、シュタイナー教育では、板の上に作図をしていくところからが学びです。

小学6年生で、既にコンパスで円を6等分する作図をしてきたため、その応用として24等分の作図をし、釘打ちも自分でします。レッスンの一部を糸かけ制作に充てて、6週間かけて完成させました。

(釘も自分で打ちます)

作図体験は勿論のこと、釘打ちを正確に行うための力の調整具合、かける糸の色・太さによる感じ方の違い…制作過程で様々な発見があります。

そして、釘から釘へとまっすぐに糸をかけたはずなのに、完成した時には中心に円のような形が出来上がる。こうした数学につながる不思議を、理論を教わるのではなく、心も身体も動かしながら体験することで、身体に染み込ませていくのです。

小学6年生は、論理的思考が少しずつ育ち始める時期。算数の概念的な法則にも興味が沸くこの時期に、こうしたアクティビティで体験と概念を結び付けていくことが、「数学」の準備につながっていきます。

シュタイナー算数の学び・体験をe-waldorfで

e-waldorfでは、シュタイナー算数を大人が体験できる講座を提供しています。

来週開講の単発講座「おとなが楽しむシュタイナー算数体験講座」のテーマは、小学6年生の算数、図画工作。

発達段階に沿った算数の学びとはどういうものか?どうしたら算数・数学を楽しめるようになるのか?

手頃な価格で、シュタイナー教育の算数を体験できる機会です。

★よりじっくりシュタイナー教育について学びたい方へ ~大人向け講座(全6回 水彩幾何図形)~

★小学生、中学生への算数・国語レッスン ~ 体験レッスン随時募集中 ~

円の性質を体験する

円の性質を体験する


小学3年生向けの算数レッスンで、生徒さんと一緒に作った作品。
扇形の折り紙を4つ繋げました。

何を学ぶためのものだと思いますか?

答えは・・・
「円の中心から円の弧までの直線の長さはどこも同じ」「直径は半径の2倍」
という、“円の性質”を体験してもらうためです。

同じ大きさの折り紙を、同じように折って円をつくっていくことで、
「円の半径は、どこを切り取っても長さが同じである」
ということを感覚的につかむことができます。

子どもたちは最初、扇形の折り紙を見て、
「山!」
「貝!」
「花びら!」
「スカート!」
「扇子!」
と、何に見えるのか沢山考えて答えてくれました。
「何に見えるか?」という問いに対しての答えですから、勿論全て正解です。

そして、折り紙を楽しんだ後、
直径・半径の計算に取り組みましたが、
体験をして「わかる」手応えをつかんだ子どもたちは、みんな自信いっぱい!

レッスン後には、
「楽しかった」「直径と半径のことがよく分かった」といった感想を、
生徒さんたちから沢山いただきました。

e-waldorfの子ども向けシュタイナーオンライン授業「イデアール」では、
文科省教科書のカリキュラムに沿いつつ、
子どもの「楽しい」を引き出す算数・数学レッスンを提供しています。

★小学生、中学生への算数・国語レッスン ~ 体験レッスン随時募集中 ~

★大人向けの講座はこちら ~ 10月開講の講座があります! ~

五芒星

シュタイナー教育~正五角形を元にした作図

写真から、五芒星(星の形★)をいくつ見つけられますか?

この作図は、シュタイナー学校の7年生(中学1年生)で取り組みます。
正五角形を元にして作図していく幾何学パターンです。

一般の学校でも、コンパスと定規を使って五角形を作図しますが、
シュタイナー教育では、五角形に終わらず、
より複雑で広がりのある幾何学パターンに発展させ、
さらに着色をすることで美しい作品に仕上げていきます。

そして、そのプロセスを通じて、
子どもの心・身体・頭に、
発達段階に合わせた意図的な働きかけをしていくのです。

★ 現在、募集中の「大人の講座」はこちら ★

★小学生、中学生への算数・国語レッスン ~ 体験レッスン随時募集中 ~

まずは大人から体験を。


「教科」の垣根を越えて学ぶシュタイナー教育

シュタイナー教育にも、一般教育と同様に、国語、算数、理科、社会…といった「教科」が存在します。

ただし、一般的な教育の「教科」のように、それぞれ単体で区切られ、学年ごとに習得すべき学習内容があり、その習得度合で“学力”を測っていく、というものではありません。

シュタイナー教育では、子どもに本来備わっている力を発達段階にあわせて伸ばしていくことが、「学び」の本筋と捉えています。

「教科」は、人間形成の過程において、心・身体・頭にバランスよく働きかけていくための「題材」であり、こどもを中心に”ひとつながり”になっているのです。

「工芸」を通じてシュタイナー教育に触れる

工芸も、他教科と”ひとつながり”になって、子どもの力を伸ばしていく教科のうちの1つ。

普通学校ではあまり見られませんが、多くのシュタイナー学校で、小学4年生ごろから「工芸」が教科として扱われ、一週間のカリキュラムの中の数時間が割かれています。

e-waldorfでは、この「工芸」について学ぶ講座“夏のシュタイナー教育講座~工芸「製本と算数」”を7~9月、大人向けに実施しました。

「工芸」に取り組むことに、どのような意図・意味があるのか?
他教科とどのようにつながっているのか?
どの年齢の子どもに、どのような「工芸」を体験してもらうのか?
一般家庭の中で、それをどのように取り入れていくのか?

伝統的な製本技術を使ったノート作りや、文字を美しく描くカリグラフィーの基本を実際に体験しながら、学んでいただきました。  

まずは大人がシュタイナー教育を体験し実践する

さてこちらは、その大人向けの「工芸」講座を受講された方の作品。

お子さんのための「折り紙ケース」です。

  


実は、この折り紙ケース、講座の中でやり方を教わりながら制作されたわけではありません。

講座で、製本技術を学んだ受講者の方が、講座での体験・学びを、 ご自身の生活の中の「必要」に合わせて応用し、唯一無二の作品に仕上げたのです。

学び」を自分の中で消化し、様々な知識・経験・感性と紐づけて自分だけのクリエイティビティを発揮していく

まさに、シュタイナー教育の在り方そのものを体現されています。  

この「折り紙ケース」を受け取ったお子さんは、日常の中で触れる度に、 お母さんのクリエイティビティ、美意識、手作りの温かみを感じ取り、吸収していくことでしょう。

大人自身がまず学び、自ら体現していくこと、日々の生活の中に少しでも取り入れていくことで、 お子さんの日常がより豊かに活き活きとしたものになると思いませんか?

e-waldorfでは、大人がシュタイナー教育を学ぶ機会を、様々な形で提供しています。 是非、まずは自ら体験し、感じ取ってみてください。

 

★ 現在、募集中の「大人の講座」はこちら ★

学びには段階がある〜子どもも大人も

こんにちは。
石川華代です。

 

今まで13年
シュタイナー教育についての講座を開催したり
教材を作ったりしてきました。

 

シュタイナー教育の考えの中で
基盤になっていることのひとつが
人間の成長です。

 

人間の成長は、
ただ、体が大きくなったり、
知識量が増えたりということではない。

 

年齢に応じて、
ものの受け取り方、
意識そのものが変わっていく。

 

だから、その意識の段階に応じて、
子供たちに
何を教えるのか
どのように教えるのかが変わってきます。

子どもたちの意識の段階に合わせて教育をしているから

子供たちは
そのときの自分が必要としているものが
授業で出てきて
その活動に目を輝かせ
乾いたスポンジのように吸収していくのです。

頭だけではなく、
心と体に届く深さまで
学びが浸透するのです。

 

このことは、
子どもの教育だけではありません。

 

大人が何かを学ぶときも
この「意識の進化」の段階を経ていきます。

 

つまり、
大人が学ぶにしても
「意識の進化」の段階に合うことをしていると
頭・心・体へ深く浸透する学びになっていきます。

 

でも、一般に、
大人の学びは
とかく「頭」の学びになりがちです。

 

シュタイナー教育について大人が学ぶとき

 

最初にすることは
シュタイナーの難しいレクチャーを読むことではないと思います。

 

もちろんそれも大事です。
必要です。

 

でも、まずは、
シュタイナー教育を
存分に体験し、感じ、
心と体でわかるような学びかたをすると、
シュタイナー教育がすとんと心に落ちる形でわかります。

 

その段階をへてから
シュタイナーを読むと
より深くまで理解できます。

 

 

その・・・
段階に応じた学びかたをすると

 

机上の理論ではない
実際に使える
シュタイナー教育になります。

 

私は、

シュタイナーが「自由の哲学」を著した年齢と同時期に、
シュタイナーの世界にどっぷり浸りました。

 

シュタイナーの言っていることが
自分の人生にしっくりときて
腑に落ち、
納得するようになりました。

 

そして、
それ以後ずっと、

シュタイナーの世界に身を置きながら生きてきて

シュタイナーの人智学のなかに
人生の答えは全てある
・・・というのを実感しています。

 

机上の理論ではなく
人生に使える学問。
それが人智学。

 

机上の理論にしてしまうのは
もったいないほどの
叡智がそこにあります。

 

使わなきゃ、もったいない・・・と思っています。

 

教育に興味のある方は
ぜひ教育から
シュタイナーの思想を生かしてください。

 

 

すとんと腑に落ちる体験が
まだまだ足りない人には

シュタイナー算数教育教師養成講座

シュタイナー国語教育教師養成講座

シュタイナー子育て講座

などでしっかり体験すると
シュタイナー教育がしっかり根づきます。

フロイデサロンはじまりました

先週、2022年度初のフロイデサロンがありました。

 

フロイデサロンは

シュタイナー教育を学び
その思想に触れていたい人
学び続けていたい人
似た感性をもつ仲間と繋がっていたい人が

月1回集う場です。

 

石川華代による30分ほどのワークショップの後、

仲間や石川華代にきいてみたいことを聞いてみたり、
おしゃべりをしたり。

 

私たち人間の学びは永遠です。

独学が好きなひともいるけれど、
一人ではなくみんなで学ぶことで
継続できる。
独りよがりではなく、多角的にものごとを見れる。
安心できる仲間と話すことで勇気づけられる。

 

シュタイナー教育は
世界最大のオルタナティブ教育で
世界に1000校以上のシュタイナー学校があります。

 

それでも、
国のカリキュラムで教える公立が一番大きい。

 

それに比べたら
シュタイナー教育はマイノリティです。

 

マイノリティだけど・・・

シュタイナー教育の
人間や自然を大事にし、
ひとりひとりの人間の特性を生かし
才能を伸ばしていく
その教育は、

これからの教育。
本当の意味で、
人間を幸せにしてく教育だと思います。

 

マイノリティだからこそ、
仲間はありがたい。
うれしい。
仲間の存在で強くなれる。

学び続けられる。

 

先日の第1回目のフロイデ・サロンでは
フォルメンを描きました。

 

 

フォルメンって

一人で描くこともできますが
グループで描くとやっぱりいいです。

 

教室でも
フォルメンとか
工芸とかやっていると

クラス全体の呼吸、リズムが
自然に合ってくる瞬間があります。

 

自分だけの学びではなく
仲間と呼応しあい学び合う。

 

ZOOMだから
リアル教室ほどではありません。

でも、確実に
仲間といいエネルギーを伝え合っているのを感じました。

 


 

フロイデ・サロンは1回でも参加可能です。
フロイデのメンバーになると
12ヶ月間、サロンに無料参加できます。
読書会や他のフロイデ講座も
特別受講料でお得に受講できます。

興味ある方、よかったらご参加くださいね。

詳細・お申し込みはこちらです。


シュタイナー算数教育教師養成講座 説明会

シュタイナー算数教育 教師養成講座
ただいま第7期実施中です。

第7期が終わる7月ごろに
第8期の説明会を集中して行います。

 

でも、
実は、最近、
毎月説明会を開催しています。

 

講座が始まるまで、
「予約」と言う形で
お待ちいただくので、

 

その分、少し値引きした受講料にさせていただいています。

「次期受けたいなー」
と思っていらっしゃる方は、
先に説明会を受けて予約してしまうとお得になります。

 

説明会申し込みはこちら。

 

日程が合わない場合は、
日程調整も可能です。

お気軽にお申し込みフォームでご相談ください。

 

 

 

1年生保護者会を開催しました。

 

先週、今週と1年生受講生保護者さまと

懇談会を行わせて頂きました。

 

コロナ禍ということもあり、初めての「通学」が始まりながらも、

様々にリズムがつきづらい状況であったり、

限られた時間の中で、一年生の学びの範囲がきまっていることで、

どんどん押し寄せてくる思考要素が強い学びに

戸惑いや難しさを感じていたり。

 

そんな中、IDEALでのオンラインレッスンが、

 

公教育というシステムではなかなか難しい学びのあり方や、

先生との、またお友達間でも物理的に、

コミュニケーションがなかなか深められない現状を

しっかりと補い、

 

お子さんたちが安心して「学ぶ喜び、楽しみ」を

体験する場となっているご様子を

様々にお伺いすることができ、とても嬉しく思いました。

 

 

・レッスン後にお子様のクリエイティブ活動が盛り上がる!

 

・学校の勉強に困難さを感じているけれど、

 IDEALのレッスンはとても楽しみにして受けることができている。

 

・最初は自分の活動で精一杯だったけれど、

   お友達の活動、作品に目を向けるようになった。興味を持つようになった。

 

・自分の作品をより美しく、自身が納得がいくものにしたい!という意欲が強まった。

 

・一緒に受講しているお友達、そして、先生という、つながりの中に、

    安心して学ぶ体験を積み重ねている。

 

などなど。

 

一年間ゆっくりじっくり共に学んできたクラスの雰囲気はとても柔らかで温か。

その中に、途中で度々新しい受講生が入ってきても、

何の抵抗もなく、最初から一緒に学んできたかのようにすんなりと受け入れている。

 

これは一年生に限らず、どの学年にも共通して言えることかなと感じます。

 

 

懇談会での、後半、生徒さんの日常生活の様子のシェアでは、

「他者へ興味がグッと伸びたら、家で、秘密基地、自分だけの場所を作るようになりました。」

と1人の保護者の方が言い出すと、

 

「うちもなんです!布団を降りたたんで、、」

とか

 

「ダンボールを使って、、、」

とか

 

「柱から建てているんです!」

とか、

 

日本全国様々な場所に住んでいる

お子様たちが、自分を満たすために、

同じようなこと日常で行なっている、

 

ということに、

そして

9歳の壁に向けての成長を着々と積み重ねているのだなあと
とても素敵なことだなと思いました。

 

IDEALでは、レッスンをただ受講して頂くだけではなく、

保護者会を年に一度以上は行う形をとっています。

 

夏には全学年の保護者会を開催し、全学年の取り組みを聞くことができ、

その学年の具体的な取り組みや各担当講師の育もうとしていること、

大切にしていることに触れる機会もありました。

 

こういった形で保護者さまとも連携をとりつつ、

お子様にとってより良い学び、学びの環境となるように、

コミュニケーションを図っています。

 

保護者会だけではなく、事務局への問い合わせメールや担当講師のやりとり中でも、

レッスンを通じて、気にかかることやちょっと相談したいこと、

シュタイナー教育に対しての質問など随時受付、対応させていただいています。

 

現在、新年度クラスの体験レッスンを受付スタートしています。

ぜひ一度、レッスンを体験していただきたいと思います。

体験レッスン受付はこちらです!↓

シュタイナー教育ネタ記事 noteに掲載

こんにちは。
石川華代です。

このところ、
シュタイナー教育に関連する記事を
note で書いています。

 

私、石川華代のノートはこちら

 

 

はじめ
noteは個人的な話題ばかりにしようと思っていました。

でも、私の生活や考えを
シュタイナー教育から切り離すことが難しく・・・

 

結局noteでも
シュタイナー教育のことを
書いていこうと開き直りました・・・。笑

 

e-waldorf の活動に関することより
私の子育ての話や
シュタイナー学校とのかかわりとか
・・・
法人e-waldorf international ltdとは切り離して
私の生の声、生活感あふれる(笑)記事です。

よかったら読んでいただけたら幸いです。

 

 

note マガジン
オープンマインド シュタイナー教育
では、私の記事の中でも
シュタイナー教育に関係ある記事をまとめています。

私の記事だけでなく
他の方の記事も入っていますので
お楽しみいただけたら嬉しいです。

 

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