(学び)語学を学ぶことについて思う。子どもの場合は?

 

こんにちは。
石川華代です。

 

昨日届いた本。

 

 

シュタイナー教育の芸術教育関係の本です。
英語にも、日本語にも翻訳されてないみたい。

 

 

私、初のドイツ語本ゲット。(万歳!)

 

 

私のドイツ語はビギナーレベルです。

もちろん、こんなの読めません。(笑)

 

普通、語学学習者としては、
初心者でも読める絵本とか、
レベルに合わせて編集された語学用の本とかから、
リーディングは始めると思うのですが・・・・

 

 

そういうの、読む気にならない。
わくわくしない。

 

ということで、
初ドイツ語本は、やはりシュタイナー系。笑

 

いつ読めるかな。苦笑

 

 

私が受けているドイツ語講座は、
EU外からの移民には、義務付けられています。

 

600時間のドイツ語レッスンを受け、
ドイツ語試験に合格すること。
これで英検2級レベルくらいのドイツ語力になるらしい。

+100時間のドイツ文化・歴史の講座。

 

これをやらないことには、
永住権も市民権も取得できません。

 

なので、
受講生の目的は、
自然と「テストに合格すること」となります。

 

私も、永住権は便宜上必要ですが、
私は、
ドイツ語を「テスト合格」のために勉強したくない。

 

使えるようになりたいからドイツ語を学びます。

 

でも、この講座ではテスト対策ばかり、
つまり、文法練習とリスニングテスト対策に終始します。

 

ロールプレイも、
ドイツ語を話す場面もありません。

 

テスト対策にはなるけれど、
話す練習にはなりません。涙

 

 

自分が、久しぶりに語学を一から学ぶ立場になって、
子どもたちの学習のことを思うのです。

 

子どもたちは、
学校で英語を学ぶけれど、
はっきりと、
「英語を使えるようになりたい」
「英語で仕事をしたい」
という目的意識のある子ばかりではないでしょう。

 

そして、そう言う目的がない場合、
彼らは学ぶ動機をどこに見出したらいいのか?

 

何をもって、
進歩を実感し、
学ぶ喜びを感じるのか?

 

それがはっきりすれば、
子供のやる気に瞬時に火がつきます。

 

でも、
それがない。

 

多くのこどもにとって、

 

おおお、できるようになった!

と実感するのは、
英語で話せる内容が広がったり、
英語の文章を読めるようになったり・・・
ということではなく、

 

テストの点。

 

そして、
テストの点が、
勉強する目的になる。

 

そして、
テストで点がとれるような勉強しかしなくなる。

 

その結果、
テストが終わったら、
すぐ忘れる。

 

そうなるのが自然なんです。
学習環境がそう仕組まれているから。

 

 

いかに、子どもを、
「学ぶことそのもの」に夢中にさせるか。

学ぶことそのものが喜びになるか。

 

テストが終わったら忘れてしまうのではなく、
一生使える力を育てていくか。

 

 

シュタイナー教育をしていると、
一生使える力を育てるということは、
常識なのですけど・・・ね。

 

自身がドイツ語講座をうけながら、
ああ、残念だなあ。
私だったら、こう教えるなあ。
・・・とか考え、

一般に行われている「授業」と、
シュタイナー教育の違いを、
つくづく、しみじみ、
感じる日々です。

 

 

 

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中学準備講座(小6対象)
体験レッスン受付中

詳しくはこちら

 

 

(季節の手作り)今年のトランスパレントスター(作り方つき)

 

こんにちは。
石川華代です。

 

11月も半ば・・・
忙しくなってきます。

私のこの季節の恒例といえば・・・
トランスパレントスター作り。

 

これがないとアドベントが迎えられません。

トランスパレントスター2019

 

毎年定番の形は作ります。(右下)

 

でも、
あとは、いつもアドリブというか、
そのときの気分で適当に作ります。

 

なので、この写真も、
右下以外の4つは、誰かの作り方を見たりせず、
適当に作ったモノ。

 

おる角度をちょっと変えたりするだけで、
全く違った表情の星が出来上がるのが、
オリジナルの醍醐味でしょうか。

 

こんなことを毎年しているので、
毎年、好きなデザインができるのですが、

翌年、

作り方を覚えていなくて、
再現不能。笑

 

写真があれば、なんとかなるんですけどね。笑

 

 

今年は、とりあえず。
作り方を描いてみました。

 

 

 

上、真ん中のもの。

 

 

8枚つくって、
中心点をあわせて、45度ずつ回転させてのりづけ。

 

 

上、右の星。

 

 

 

こちらも、
8枚つくって、
中心点をあわせて、45度ずつ回転させてのりづけ。

 

スティックのりで貼り合わせて、
スティックのりを裏につけて窓に貼り付けます。

スティックのりは、水拭きできれいに落ちますのでご心配なくー。

 

材料のトランスパレントペーパーは、
こちらで購入できます。

 

 

星の光に見守られて、
心温かなアドベントとクリスマスが迎えられますように。

 

 

 

定番の形は、こちらの本に作り方載ってます。

 

e-waldorf BOOK SHOP 
シュタイナー教育の日本語教材がそろってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(子育てと人生)好きなことと得意なこと

 

こんにちは。
石川華代です。

 

今朝、フェイスブックで8年前の写真があがってきました。

 

 

小さな手毬です。

 

昔、こんな小さな手毬を作って、
ジュエリーにして売っていたことがありました。
あくまで副業ですが。

 

今では、目がすっかりお姉さんなので、
とても、こんな仕事をする気にはなれません。笑

 

 

私は、本業は数学教師です。

 

9才の頃に教師になると決めたけど、
数学教師になると決めたのは14−15才頃でした。

 

 

でも、
本当のところ、
数学は得意じゃなかったです。

 

家庭科と美術のほうがずっと得意でした。

 

 

でも、
家庭科も美術も、得意だし、好きではあるけれど、

 

本当に好きか??
って自分に問い質してみると・・・

 

趣味でやるのは楽しいけど、
毎日毎日、家庭科とか美術やるのは・・・
まっぴらごめん!!

 

って、心が答えました。

 

で、数学は、得意じゃなかったけど、

数学教師である将来の自分を想像すると、
ワクワクしました。
格好いいって思いました。

(他人には、変な人・・・とか言われるけど 苦笑)

 

数学より得意な家庭科よりも、
好きな数学と、
ワクワクする将来像を選びました。

 

今になっても、
その決断は正しかったと、
自分の心に素直に決めた、
思春期の私を褒めてあげたい。

 

好きなことだから、
力を出せる。
嫌なことも、好きなことだから乗り越えられる。

好きなことだから、
毎日一生やっても楽しい。

 

もしも、家庭科を選んでいたとしたら、
ほどほどに楽しんではいたと思うけれど、
生き生きはしていなかったと思うのです。

 

今、
そんなに得意じゃないけど好きな数学を仕事にしています。

そして、得意だけど、
毎日やるのはまっぴらごめん!・・・な家庭科の力を、
大好きな数学の授業で生かしています。

 

あくまで、人生のメインになる活動は、好きなこと。
そして、得意なことを本業にも生かす。

 

子育てで、
子どもの「好き」と「得意」を、
よく見極めたいと思います。

 

「得意」なことがあるのは、すばらしい。
でも、「得意」だからと言って、
本人が好きだとは限らない。

 

そして本人が「好き」って言ってることも、
本当に、子どもの心が「好き」って言ってるのでしょうか?

 

「テストでいい点が取れるから好き」
とか
「先生が褒めてくれたから好き」
とか
「友達がすごい!・・・って言ってくれたから好き」
というような、

判断基準が、子どもの外側にあるものは、
子どもの「好き」は別のところにある。

 

ほめられることが「好き」なだけ。

 

子どもの本当に「好き」は、
親として、教師として、
子どもを観察するとわかるとおもうのです。

 

その作業をしているときの、
子どもの表情、姿勢、目。

 

子どもそのものより、
子どもの作品やテストや、他人の言葉で判断すると、
子どもの本当の心をつかむのに失敗しがちです。

 

 

子どもをそのまま受けとめたい。

私たち大人だって、
自分の心を大切にしたいし、
自分をそのまま受けとめて欲しいと思いませんか?

 

 

思春期の私の決断を褒めてあげると同時に・・・

 

「数学なんてそんなにできないじゃない。得意な家庭科の先生にでもなっておいた方が楽よ」
とか言わなかった母にも感謝です。

 

まあ・・・。
母も「数学のほうが格好いい」って思ってたからかもしれないけど。笑

 

 

 

IDEALシュタイナー算数・数学教室

中学生クラスでは、手仕事アクティビティなどもしながら、数学・幾何学を楽しく学んでいます。

体験レッスンからどうぞ。詳細はこちら。

MSS お母さんのシュタイナー学校〜ZOOMでヴェイルペインティング

 

ヴェイルペインティングって、
知ってますか?

 

うすーく溶かした「透明水彩絵の具」を、
何層にも塗り重ねていく技法です。

 

透明だから、
今まで塗った層がすけてみえて、
重なれば重なるほど濃くなり、
濃淡が出てきます。

 

 

 

この2日間。

私は、ヴェイルペインティング漬けでした。

 

 

「お母さんのシュタイナー学校」という講座で、
シュタイナー教育について学びながら、
いろいろなアートを体験してもらっています。

 

そのレッスンのひとつ。

 

 

 

これは、
シュタイナー学校の教育や、
人智学的(シュタイナー的)芸術療法にも使われている画法です。

 

 

 

この絵は、
何か形を描き出そうとするのではなく、
絵と色と対話をしながら、
感じるままに色をのせていく・・・

 

そして、

気がつくとそこに、
何かが浮かび上がってきたりします。

 

子どもにとっても教育効果があるのですが、

大人がやると、

絵をかくプロセスを通して、
自分に気づきがあったり、
自分と向き合う体験になったり、
気持ちが鎮まったり・・・

 

セラピー効果と、
学びの効果の両方がある画法なんですね。

 

 

で、

それをZOOMで。笑

 

カメラを通してみると、
ものすごくうっすらとしか見えないくらいの、
うすーい絵の具を塗り重ねていく。

 

そんな様子を見せながら、
私もカメラの前で絵をすすめ、

2時間のレッスンでとりあえず形にしあげました。

 

 

3回同じレッスンをするので、
3回描きましたよ。笑

 

 

同じ技法で、同じことを教えていくのだけど、
毎回違う絵になります。

それがこのヴェイルペインティングの面白さでもあります。

 

そして・・・

「青」という色にどっぷり浸ると・・・

 

眠くなります。

 

実際、
不眠に効果的な芸術療法・・・でもあります。

 

私がこの後、爆睡したことはいうまでもありません。笑

 

 


 

 

お問い合わせを度々いただくのですが、

「お母さんのシュタイナー学校」は、
現在は募集していません。

 

新しい形で、
今あるお母さんのシュタイナー学校をリニューアルして、
さらに、お母さんが安心して子育てできるよう、
ただいま準備中。

 

GWあけくらいから、
すこしずつおしらせしていきますね。

お楽しみに。

 

 

 

 

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シュタイナー教育 答えはひとつじゃない

こんにちは。

石川華代です。

 

新年に、

今年はもっとブログを書こう!

・・・と思ったのに、

もう1月後半になってしまいました・・・。

気を取り直して書きます。笑


シュタイナー教育でひとつ、

とっても大事なことがあります。

それは「答えはひとつじゃない」こと。

いろんな答えがあって、

自分の答えを模索しながら見つけていく。

そんな学びのプロセスがあります。



シュタイナー教員養成講座や、

その他のシュタイナー関係の講座へ行くと、

慣れてない人は、

答えをすぐに教えてもらえなくて不安になったりします。



「で? 何が答えなの? ここでやったことのポイントは何?」

って。



答えを教えてもらうのが教育・・・

そんな教育で今まで生きてきたから、

そう思うのも自然ですよね。


シュタイナーの講座などでは、

答えを直接教えたりせず、

みんなで

感じたこと、

考えたこと、

自分なりの答えなど、

シェアしあったり、対話して、

さらに、自分の考えを深めていきます。



答えは、そこで見つかるかもしれない。


見つからないかもしれない。


見つかるのは10年後かもしれない。



でも、

体験をしたことで、

自分なりの考えができて、

しかも、考え続ける問いが得られる。



答えを教えてもらう教育は、

言われたことを受け入れるだけの教育です。

教えられたことを習得すれば合格できる教育です。

答えを教えてもらったら、

学びはそこで終わります。

それ以上考える必要もありません。

次の問題へ進んで、また答えを教えてもらう。

その繰り返しです。




自分で答えを見つける教育は、

考え続ける、つまり、学び続ける教育です。

自分の考えと体験を、

自分のものにし、人間を強く自由に育てる教育です。




だからこそ、

「考え続けられる問い」

というのは、

人生の宝なんです。




講座に行くと、

いろんな人がいます。

いろんな考え方があります。



講座で創造した作品が、その人を表します。

時には、恥ずかしくなるくらいあからさまに。



言葉では、

世間体などを気にして、

みんなと同じようなことしか言わない人たちも、

作り出した作品には、

その人らしさが現れる。



参加者同士、

自分とは違うものを目にして、

視野が広がる。



人それぞれ違うことって、

素晴らしいんだ・・・ってことも、

体験として感じ取れる。



体験として・・・ってところが、

すごく大事。

だって、

頭でわかったことと、

心に響く感じ方をしたことでは、

全く、違うから。



人智学だけのことじゃないけれど、

一人で独学で学んでいると、

どうしても、

自分だけの考えで結論づけてしまって、

独りよがりになってしまうことがあります。



だから、

仲間がいて、

それぞれの考え方に触れて、

ディスカッションしたりシェアしたり、

対話をすることで学んでいく場って、

人間を成長させていくんですね。




e-waldorfでは、

シュタイナー算数教育 教師養成コース

お母さんのシュタイナー学校

など、開講していますが、


どちらも、

体験を深く感じてシェアし、考える時間を取っています。



そこで現れる、

受講者さんからの問いや考えが素晴らしい。

その対話が、みんなをさらに考えさせます。



私は、

シュタイナー教育を広めたい、

・・・とは思っていません。



子どもたちが輝く教育を届けたい。

大人が成長して幸せに生きられる教育を届けたい。

・・・というのが目指すところです。



目的は、

シュタイナー教育

じゃなくて、

人間の成長なんです。




シュタイナー教育って、

人間を成長させる!!!・・・ってことが、

実体験から分かっているので、

シュタイナー教育に惚れ込んでいるし、

シュタイナー教育を仕事にしています。




目的と手段を取り違えると、

全く違ったものになってしまいますね・・・。




さて、

人間の成長のために、

私も学び、考え続けます。



一緒に学んでいきましょう。




学びやシュタイナー教育の情報をメルマガでお届けしています。 興味のある方はご登録くださいね。

アントロポゾフィー・芸術特別講座

2018年 10月6/7日(土/日) 横浜

母音の神秘を、
オイリュトミー、
フォルメン、カラードローイング、粘土造形で探求する
2日間インテンシブコース。
本場ドイツのシュタイナー学校での最新の革新的授業。
他では受けることができない貴重な講座です。

 

講座内容

母音をめぐって、オイリュトミー、線描、粘土造形でぎゅっと凝縮された体験をします。
5つの母音が表現するものは、私たちの世界に対する5つの感情です。また、5つの母音の並びを変えると「個から宇宙的自我へ」と「宇宙から個へ」と正反対のクオリティを持っています。さらに、日本語の母音の内実と自我は、さらに自然との繋がりはどうなのでしょう。2日間の集中講座でこれらの母音の神秘を探求します。
この2日間のワークで、
あなたは、あなた自身を知り、あなたは世界とつながります。
反対に、世界と切り離した自分の自我に気づきます。
私たちが、世界を信頼し、世界に貢献する、進化体験です。

日程・スケジュール

10月6日(土)
受付 8:40〜
9:00〜17:00

 

10月7日(日)
9:00〜17:00

 

場所

日能研本部 A会議室
住所 〒222-8511 横浜市港北区新横浜2-13-12

交通機関:JR横浜線・市営地下鉄線「新横浜駅」下車、徒歩8分

 

 

受講費

2日間受講 22000円
1日間のみ 12000円
より深く学んでいただくため、2日間受講希望者を優先的に受け付けます。

 

昼食は会場で召し上がっていただけます。お弁当をご持参されてもいいですし、注文していただくこともできます。お弁当ご注文ご希望の方は、お申し込みフォームでおしらせください。

 

 

対象

16歳以上 

 

 

 

定員

20名 

 

 

持ち物

  • 動きやすい服装とオイリュトミーシューズ、または底の薄く柔らかい室内履き
  • ブロッククレヨン(お持ちでない方は貸し出します)

 

 

お申し込み方法

お申し込みフォームに必要事項をご記入の上、送信してください。
折り返し、メールにてお支払いや講座の詳細についてご案内します。
お支払いが完了した時点で、お席の確保となります。

 

 

講師プロフィール

キリアン・フォス

 

ドイツ在住。シュタイナー学校芸術・工芸教師。ドイツ芸術家ファミリーの第五世代として育つ。アメリカ、イギリスのシュタイナー学校で美術、工芸を教えた後、現在はヴァルドルフシューレ・ヒルデスハイム教員。

ルドルフ・シュタイナー・カレッジ、イギリス人智学協会、ゲーテアヌムでのカンファレンスなどで、粘土造形、クラフトを使った人智学講座開催。シュタイナーの惑星封印をはじめとする、人智学をアートで体験する講座には定評がある。

 

宇佐美陽一

福岡・糸島生まれ1953。作曲はオーケストラからソロ楽器まで演奏家の身体性を問うもの多数。即興演奏家(pf、fl)としてアヴィニョン演劇祭(フランス)など招待出演1983、オイリュトミー国際ディプロマ取得1991、舞台グループメンバー1991〜1994新作オペラ主演「SAND (砂)」E・ランプソン作曲1994〜1995、ハンブルグ音楽ゼミナール教師1994〜1996、オイリュトミストとしてヨーロッパ各地の現代音楽祭や舞踊フェスティヴァル招待出演、約300公演。崇城大学芸術学部教授2007〜2011、「アート食堂3号線」〜2016、「honey bees arts」、「くものうた」2017〜、日本各地で子どもや大人の芸術ワークショップ。こどものための音楽劇の作・演出、DVD2枚Verlag Urachhaus(ドイツ)、「身体造形思考ノート」(花書房2012)、CDブックレット「音楽は聴いている」(honey bees arts 2015)、絵本(文)「少年とふたりの飛天:迦夜と迦羅の物語」(風濤社2016、絵:としくらえみ)

 

 

講座主催:e-waldorf (イーウォルドルフ)https://e-waldorf.net
お問い合わせ: info@e-waldorf.com

 

キャンセルについて

講座開始48時間以上前のキャンセルは、全額返金します。

講座開始24ー48時間のキャンセルは、半額返金します。

講座開始24時間以内のキャンセルは、返金できません。

ご了承ください。

 

 

キャンセルポリシー

講座開始48時間前までのキャンセルは全額返金します。24時間前までは半額返金します。開始前24時間を切りましたら返金はできかねます。ご了承ください。

「変容」って聞いたことありますか? シュタイナー教育では大事なコンセプト。

「変容」って聞いたことありますか?

ちょっと耳慣れない言葉だと思います。

 

シュタイナーのことを勉強している人は、

きっと聞いたことがあるのだろうけど。

 

最近入手した本。

“Metamorphosis”
edited by Gertraud Goodwin

 

 

 

 

タイトルそのまま「変容」です。

 

おおお、って思って注文して。

届いて、パラパラ見て、

「すごいーーーー!!」

って興奮。

 

 

すぐにレッスンがあったので、じっくり読んでる時間がなく、

夫に、

「ほら、いい本見つけたよ」

と見せたら・・・、

 

 

夫、本の世界にトリップしてしまいました。

 

なかなか、本を返してもらえません。(涙)

 

 

 

球とか立方体とか、

一つ一つの図形について、

学校でも名前を教わるんだけど。

 

それらが一つ一つ単独で存在していくのではなくて、

変わり続ける変容の一場面。

 

そして、それらが関係しあっている。

つながりあっている。

 

一つ一つバラバラの知識ではなくて、

「繋がっているんだ」

と、実感しながら学んでいく。

 

シュタイナー算数教育 教師養成講座の中でも、

これをテーマにいろんな体験をしています。

 

粘土だったりフォルメンだったり。

 

 

算数も数学も学んでいるけど、それと同時に世界観を体験してる。

 

算数、数学だけのことじゃなくて、

植物や動物のあり方も。

 

 

世界って、全てそう。

全て繋がっている。

 

 

新講座「お母さんのシュタイナー学校」でも、

粘土を使ってこんな体験をします。

 

世界観、変わりますよ。

 

興味のある方は説明会にご参加くださいね。

シュタイナー教育で繋がるみんなと会話しながらの楽しい説明会です。

お気軽にどうぞ。

詳しくは ↓こちらをクリックしてくださいね。

100年の命があるとしたら(1)

年末に読んでいた本は、リンダ・グラットンの著作。

 

“The 100-year life”

(日本語翻訳版ライフ・シフト)
「Work Shift」でベストセラーになった、ロンドンの大学でMBAを教える経済学者の著書です。

 

私、実は、早死にする気でいました。

具体的に言うと、67歳で死ぬ。

なんか知らないけど、そう決めてました。

寿命なんて自分で決められないけどね。笑

 

 

 

そこまで全速力で力一杯仕事して、そのあとは、もう死ぬ。それで満足。

そんな気分いました。本気でね。笑

 

 

で、長寿なんて、まったく意識なかったのに、数年前に読んだ”work shift” が面白かったという理由で、同じ著者の”The 100-year of Life” を買っちゃって。

 

 

この本に書かれていた、驚くべきこと。

 

2008年生まれの50%は100歳以上まで生きる。

日本人に至っては、2008年生まれの人の50%は107歳まで生きる。

 

107歳って・・・・ 汗

 

我が子や、まだ20代の義妹にそのことを伝えたら、口を揃えて、

「えええええ〜 いやだ〜」

と言う。

 

 

私もね、ああ、67歳で死ぬっていうのは、非現実的な想定なんだろうと、今更ながら気づくわけです。苦笑

 

 

おそらく100歳以上生きる、今の子供達。

 

どうなるかというと、

今までのような、22歳まで学生、それから60歳まで仕事、そのあと定年で隠居生活・・・という人生設計は成り立たない。

だって、60歳でリタイアしたらそのあと40年以上隠居生活ですよ。

経済的にも精神的にも成り立たないのは明らか。

 

もちろん、年金は減る一方で、とてもじゃないけど生活を潤すほどの年金はもらえない。日本はその観点において、世界最悪の状況。

でも、ヨーロッパだって、年金だけに頼っていては隠居生活は生活苦になる。

 

2008年生まれの子どもが、生活苦に苦しまない隠居生活を送るためには、70歳代後半、もうしくは80歳代まで働かなければいけなくなる。

 

そう聞いてどう思いますか?

「えええ、いやだーーー。」

そう思いますか?

 

 

昔にくらべて60歳の人が、とても「老人」には思えないように、

この先の老人は、肉体的には、ますます元気になる。

 

 

だから、80まで働くことが、肉体的には可能になる。

 

 

 

だったら・・・・?

 

 

昔は、永遠の命を夢見ていました。

 

 

ところが!!!

今は、長寿になるときいて、その反応は、

「ええええ。いやだ〜」

 

 

その違いは何でしょうね??

 

 

 

長寿になって、その長い人生を楽しむことができたら、

それは、すばらしいこと。

「ええええ、いやだーーー」

ではなくて、

「やったーーー。らっきーーー」

となるはず。

 

 

 

 

リンダ・グラットンは、

「やったー。ラッキー」

となる、生き方の例を、本の中で紹介していました。

 

 

長くなってしまったので、

そのことについては、また、次の記事までお待ちください。

ドイツでは、実はペンシルロールじゃなくてコレが主流!

先日、クレヨンロールの作り方を掲載しました。
こちら

なんだか、クレヨンロールといえばシュタイナー学校の定番という気がします。

 

イギリスでもアメリカでも、
シュタイナー学校の子どもたちは、
母親の手作りのクレヨンロール使ってました。

 

私も、イギリス時代、我が子のためにたくさんつくりました。
(二人息子xクレヨンロール、色鉛筆ロール・・・そして私用も)

 

で・・・ですね。

 

ここは、シュタイナー学校の本場ドイツ!

 

 

 

実は、

クレヨンロールはまだしも・・・

 

 

色鉛筆を使うようになってからは、
ペンシルロールはほとんど使いません。

 

 

 

 

いかにもシュタイナーグッズ・・・と思い込んでいたのに。

 

 

何を使っているかというと、
こういう感じのペンシルケース。

 

シュタイナー学校に限らず、
公立学校の子どもたちも、
こういうペンシルケースを持っています。

(これは私のもの。72本収納ですが、子どもが持っているのはもっと小さめのもの。)

 

公立学校の子は、
ビニール製のキャラクターデザインとか。

 

シュタイナー学校の子は、
キャンバス地や、本革製。

キャラクターなんてもってのほか!・・です。(笑)

 

わたしも、手作りのクレヨンロールと色鉛筆ロールをずっと使っていたんですけどね・・・

 

ドイツに来るまえに、
イギリスの画材店で購入しました。

 

2段になって72本入るやつ。
2段=本のページをめくるみたいになってる。4ページ分。みたいな。

 

だって、
机の上に乗せておいて、場所取らないんだもの。
72色分の色鉛筆ロール広げたら大変なことになっちゃいますから。

 

 

でも。。。
ブロッククレヨンとスティッククレヨンを一緒に収納するには、
お手製クレヨンロールがベストです!

よかったら、こちらの作り方参考にして作ってみてくださいね。

アート・クラフト〜こどもの頭を育てる究極の活動

大事な我が子。

健康であってほしい。
感受性豊かに育って欲しい。
心優しい子に育って欲しい。
行動力のある子に育って欲しい。
自分の頭で考えられる子に育って欲しい。

頭もいい子に育って欲しい。

 

 

 

 

昨日、子どものころを思い返していました。

私は図工が大好きでした。特に絵を描くことが大好き。
ものを作り出すことが幸せでした。

そして手仕事も大好きでした。
小学校2年生から編み物を始め、
小学校高学年くらいには自分のベストやセーターも編むようになりました。

縫い物も。中学校では自分の服は自分で縫っていました。

 

 

シュタイナーのかけらもない環境で育ちましたが、
これらの活動は、
たんに「手先が器用」になる訓練だけでもなく、
ちょっと「絵が上手」になっただけでなく・・・、

 

今から思えば、
これをやってきたことこそが、
数学教師になるという人生につながったのだとはっきり分かります。

 

創造的な活動ほど思考を育てるものはありません。

 

そして、
手を使うことほど、
思考(頭)、感覚(心)、意志(手足)を刺激し、
その能力を育てるものはありません。

 

 

年齢によって、効率の良い働きかけ方(教育の仕方、指導の仕方)の違いはありますが、

 

特に幼稚園、小学校のうちに、
しっかりと芸術活動をし、手作りをたくさん体験しておくと、
将来的に数学などを理解する「思考」の基盤をしっかり築くことになります。

 

 

(というか、これができていなくて、中学で数学につまづく生徒がとんでもなく多い。涙)

 

 

 

 

だから、幼稚園、小学校くらいのお子さんと一緒に、
たくさん手作りをしてほしい。

手をつかってものを作り出す喜びを知って欲しい。

美しいものに心を動かす体験をしてほしい。

自分の手が、美しいものを作り出す、その素晴らしさを実感してほしい。

 

 

 

特に、幼稚園や小学校中学年くらいまでのころ、
親子で創作活動することは、本当に大事なことです。

お子さんだけでなく、
お母さんやお父さんが、作る喜びを共にする

親子の時間、コミュニケーション、そして大きな学び。

 

 

工作教室などで子供に体験をさせることもできます。
でも、親子でやることの意味は、それ以上。

 

少しでも、頭と心と手足、バランスよく育つ子供が増えて欲しい。
親子で幸せに楽しい時間をすごして、
幸せな親子を増やしたい。

 

 

 

そんな親子のお役に立ちたいと思って作ったのが、
アートクラフトプログラムです。

e-waldorf アートクラフトプログラムは、
ぬらし絵やフォルメン、粘土造形、手仕事や季節の工作など、
シュタイナー学校でする「アート・クラフト」をおうちで楽しむオンライン講座です。

全60以上のレッスンを、期間中何度でもご受講いただけます。

講座開始からすでに7年。
いまでも、多くの受講者の方が利用してくださっています。

 

こんな良いサイトを作っていただきまして感激してます。
早速、やりたくて身近にありました紙粘土でやってみました
なるほど~とってもわかりやすいビデオです。
サークルになってのワークもすごく意味があっていいです!
(岩手県AKさま)

オンラインワークショップは、私にとってもちろん学びの場であるのですが、多忙な日々の中の大切な癒しの時間です。芸術活動で内面から静かになる時間を持てるのは幸せです。以前やったことがある課題でも、またやってみると色々なことを思い出したり、感じたりできるので非常にためになります。本当にこんな機会が持てて嬉しいです(Yさま)

フォルメンのオイリュトミーのビデオの美しい動きと雰囲気を映像で見ることができて目からウロコ、混沌とした心に光が差し込んだ気分でした。まさに「世界のどこに住んでいても」ですね。(Rさま)

今まで シュタイナーの本を読んでいて 感動する事、共感する事は会ったのですが全て知識の感動というのでしょうか。もう少し踏み込みたかった事もありました。しかし、近くにシュタイナーのスクールはあっても、全てシュタイナーでは無くシュタイナー風、、が多かったです。e-waldorfに参加して体験してみるともっと奥行きのある感動に出会えたと思ってます。自分のペースで出来る時にサイトを開いて体験してみる。シュタイナーの教材で。。と考えなくてもまずある物で体験してみて、それからシュタイナーの教材などで体験してみるとまた新たな感動が出てきます。自分のペースで感じるままに出来るって素敵だとおもいます。有り難うございます。(SAさま)

 

 

 

親子で、幸せで、有意義な時間を過ごして、子どもの能力をしっかり育てませんか?
9月いっぱい、特別年間受講料(通常より2800円お得)でお申し込み受付中です。
お見逃しなく。

詳細、お申し込みはこちら。