(海外話)クリスマスキャロル

 

 

こんにちは。
石川華代です。

 

第2アドベント。

 

アドベントはクリスマスを待つとき。
クリスマスとアドベントは別物です。

 

クリスマスツリーは、クリスマスのもの。
アドベントのものではないから、
24日まで飾りません。

 

今まで、
アメリカ、イギリス、ドイツと移り住んできて、
一番、
アドベントとクリスマス時期の神聖さを感じられたのが、
イギリスでした。

 

教会で聴く、クリスマスキャロルは、
華々しくなく、
神聖で厳かで、美しい。

 

イギリスのシュタイナー学校の、
グロスター大聖堂での
2時間近くに及ぶ、キャロルコンサート。

毎年それをきいて、
聖書の言葉を胸に刻んでいた時間は、
宝物でした。

 

gloucester cathedral

グロスター大聖堂

 

 

たくさんのキャロルの中でも、
一番好きなのはこれ ↓ かな。

好きなのがありすぎて選べませんが。

 

 

よかったら皆さんもきいてみてくださいね。

 

 

毎年、グロスター大聖堂で、
1000人くらいでこれを大合唱してた。
いつも、歌いながら感動して泣いていた曲です。

 

あの頃は、
クリスマスコンサートのために、
学校で何度も歌っていた息子たち。

クリスマス終わっても、自然に歌が口からこぼれ出る。

 

イースターくらいまで、
クリスマスキャロルが繰り返される我が家でした。

 

ドイツにきてからそれがない。
なんだか寂しい・・・。

 

 


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(ドイツ暮らし)味だけじゃないオーガニックの良さ

 

こんにちは。
石川華代です。

最近、毎週土曜日のお楽しみ。

 

 

それは、オーガニックのファーマーズマーケット。
出店されているお店の大半が、オーガニック。

 

野菜が新鮮。デメター認証もたくさん。
(デメター認証:シュタイナーのバイオダイナミック農業の認証。オーガニックの最高峰。)

 

 

計り売りで、
持参したエコバッグに、つめこんで。

無駄な包装もいらないのが嬉しいー。

 

 

 

 

チーズ屋さんもいくつかあるけど・・・
こちらは「ひつじのチーズ」専門店。

 

 

 

花束も買ってきました。

 

 

あとは、お肉や鮮魚、パンも。

 

はちみつ屋さんでは、みつろうろうそくも売ってます。

 

 

 

 

 

ここのファーマーズマーケットが好きなのは、
売っている商品がいい
・・・ってことだけではないのです。

 

集まってくる人たちが、
なんだかとってもあたたかい。

 

お店の人たちや、個性溢れるファーマーたちも、
すごく、気の良い人たちです。

 

ギスギスした感じや、
ビジネスライクな感じが全くなく、
おだやかで、平和で、あたたかい。

 

「こんど払うねー」
って、ツケで買っていく人たちも多い。

 

ここには人と人の信頼があるんだなあ。
・・・としみじみ。

 

 

 

 

で!!

一つの店で10種類以上の野菜や果物を買ったりするのですが、

 

お店の人が、

ひとつひとつ測って、ノートに書きつけて、
レジもなく、
電卓もなく・・・、

ペンで筆算してる。

 

数学教師としては涙が出るほど嬉しいのです。

 

 

今時は、
何でもかんでもカード払いで、
お金の動きが見えないし、
お金を数えることもしないから、

子どもたちの算数能力も落ちる一方!

 

お子さんには、ぜひ、
現金をもって、
買い物にいかせてください!
(突然、算数ネタ)

 

 

話をもどして・・・

 

人と人のつながりがあって、
買ったあとに、
「良い週末をー」
っていう一言が、
決まり文句ではなくて、気持ちのこもった言葉。

 

ここで、
体の栄養と、
心の栄養を、
たっぷり1週間分もらった気がするのです。

 

みなさんも良い1週間をお過ごしくださいね。

 

 

 

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変化はチャンス! 

こんにちは。
石川華代です。

ブログを書き始めてからもう16年ほどになりますが、
最近ブログがご無沙汰。

もうちょっと、
日々の呟きもふくめて、
ブログも書いていこうかな・・・と思います。

 

さて、
最近、私は、
ドイツ語講座に通いはじめました。

 

3時間の授業を週4日のスクーリング。
すごい勢いで進んでいくので、
家での復習の時間も結構かかり、
週20時間は勉強します。

 

仕事は今まで通り、フルタイム労働。
朝5時や6時から働いていることが多いです。

 

 

昔から、
体力がないことには自信がある私には、
とても無理・・・。

 

そのうえ、
授業は夜で、晩御飯を食べる時間なので、
食事のリズムが崩れました。

 

絶対倒れる・・・と思いました。

 

実際、第1週目は恐ろしく疲れ、
金土日の三日間動けませんでした。

 

さあ、どうする? 私?

 

で・・・、

 

学校まで3kmの道のりを歩くことにしました。

 

行きだけ。爆

帰りは夜暗いし、上り坂なので、迎えにきてもらいます。

 

そうしたら・・・

 

活力が出てきて、
元気にのりきることができるようになりました。

いまさらですが・・・
体を動かすって、本当に大事ですね。笑

 

そして、
晩御飯がちゃんと時間通り取れないことで、
軽食になり、
野菜不足が気になったので、
ランチに野菜たっぷり食べるようになり。

自然に日々の食生活が野菜たくさん、お肉少なめに。

 

ということで、
元気です。

 

おかげで、

なんか、肌の調子がいいし、
タプタプしていた脂肪がすっきりしつつある。

胃腸の調子もいい。

 

なんか、いい感じです。

 

これ、

エクササイズが大事とわかっていても、
ジムにいくとか、
やることを増やすのは、私は無理です。

だけど、学校へ行くのと兼ねて、
それをエクササイズにしてしまうのならできる。

 

学校に行き始めて生活が変わって
こりゃマズイ!・・・と言う状況に
追い詰められたからできたこと。

 

危機をチャンスに変えられたことは、
最高にうれしい。

 

そういや、
子どもが小さかったとき、
なかなか夜とおして寝てくれなかったのですが、

引っ越しをきっかけに、
寝かせることに成功したのでした。

 

ほんと、
変化はチャンスですね。

 

ーーーーーーー
この秋。
「お母さんのシュタイナー学校」をリニューアルして、
もっと中身をよくして、
新規受講生を募集しはじめます。

 

興味のある方は、

こちらのページから、

詳細を見てみてくださいね。

 

説明会を開きます。
直接、石川華代とシュタイナー教育について
思いを語るチャンスです。

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お母さん・お父さんのシュタイナー学校
詳細を見る・説明会に申し込む

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ーーーお知らせーーー

みなさんに、
シュタイナー教育について、
ちょっと触れてもらいたいと思い、

PRビデオを作りました。

 

シュタイナー教育についての紹介と
シュタイナー算数を一緒に楽しめるビデオです。

 

よかったらこちらからご覧くださいね。

 

ビデオを見て、
シュタイナー教育いいなーと思ったら、
お友達にもシェアしてあげてくださいね。

 

シュタイナー教育についてのビデオを見る

 

ビデオの下に、

「お母さん・お父さんのシュタイナー学校」

詳細や説明会について書いてあります。

 

シュタイナー教育に興味がある方、

家庭でシュタイナー教育を取り入れたい方に、

届きますように。

 

 

私は人前で話すのが怖かった

私は、

子どもの頃、

一度も自分から発言できなかった。

 

恥ずかしくてね。

声を出すことそのものが、もう恥ずかしくてね。

 

 

 

先生に当てられた時、

必死の思いで、

「はい」

って答えた。

 

 

先生は深いため息をついた。

「もうちょっと、大きな声が出せないか・・・・・・・・・。」

って、

深々とため息ついた。

 

 

あの時の、先生のため息の深さは、

今でも忘れられない。

 

 

必死に、声出したのに。

私にとっては精一杯の声だったのに。

 

 

そんな私が、教師になりたくて。

9歳の頃から教師になるって決めて。

 

 

それなのに、

そんな私のことだから、

自分で、

「教師なんて向いてない」

ってわかっていた。

 

 

で、教師になっても声出なかったの。

 

 

だから発声練習するようになって。

毎朝通勤の車の中では

一人発声練習してた。

 

 

私の教えていた教室から3つ隣の教室にいた先生に、

「石川先生の声がよく聞こえてくるよ。よく通る声だね。」

って言われた時は、

やっと、大きなコンプレックスを一つ解消できた気がして、

泣きそうだった。

 

 

 

臆病者で、

内気で、

声も出せなかった私。

 

 

今は、

知らない人100人の前でもマイクなしで堂々と話せる。

 

 

人は変われる。

いろんな経験が私を変えてくれた。

 

 

一番私を変えたのは、

シュタイナー教育だった。

 

 

 

シュタイナー学校に行かなかったけど、

シュタイナー教育を学んだことそのものが、

私の人生観、価値観を変えた。

 

 

失敗してもいいんだと腑に落ちた。

何があっても、私は大丈夫だと思えた。

 

転んでも。倒れても。

 

何があっても、

私は私で

大丈夫なのだと。

 

それが今の私の基盤になっている。

 

 

シュタイナー教育は、

子どものためだけの教育じゃない。

 

 

子どもと大人が、

みんな幸せになる教育です。

 

 

誤解することなく、

本当にシュタイナー教育を追求したら、

そこにあるのは自由。

 

それは幸せ。

 

幸せは、トラブルや不幸がないってことじゃない。

 

幸せというのは、

何があっても、幸せを感じる力があるということ。

 

失敗する自分を自分が肯定できること。

 

 

だから、

「シュタイナー教育で育ちたかった」

という大人の人にも、

今からでもシュタイナー教育で学んでほしい。

 

心からそう思うのです。

 

 

100年の命があるとしたら(1)

年末に読んでいた本は、リンダ・グラットンの著作。

 

“The 100-year life”

(日本語翻訳版ライフ・シフト)
「Work Shift」でベストセラーになった、ロンドンの大学でMBAを教える経済学者の著書です。

 

私、実は、早死にする気でいました。

具体的に言うと、67歳で死ぬ。

なんか知らないけど、そう決めてました。

寿命なんて自分で決められないけどね。笑

 

 

 

そこまで全速力で力一杯仕事して、そのあとは、もう死ぬ。それで満足。

そんな気分いました。本気でね。笑

 

 

で、長寿なんて、まったく意識なかったのに、数年前に読んだ”work shift” が面白かったという理由で、同じ著者の”The 100-year of Life” を買っちゃって。

 

 

この本に書かれていた、驚くべきこと。

 

2008年生まれの50%は100歳以上まで生きる。

日本人に至っては、2008年生まれの人の50%は107歳まで生きる。

 

107歳って・・・・ 汗

 

我が子や、まだ20代の義妹にそのことを伝えたら、口を揃えて、

「えええええ〜 いやだ〜」

と言う。

 

 

私もね、ああ、67歳で死ぬっていうのは、非現実的な想定なんだろうと、今更ながら気づくわけです。苦笑

 

 

おそらく100歳以上生きる、今の子供達。

 

どうなるかというと、

今までのような、22歳まで学生、それから60歳まで仕事、そのあと定年で隠居生活・・・という人生設計は成り立たない。

だって、60歳でリタイアしたらそのあと40年以上隠居生活ですよ。

経済的にも精神的にも成り立たないのは明らか。

 

もちろん、年金は減る一方で、とてもじゃないけど生活を潤すほどの年金はもらえない。日本はその観点において、世界最悪の状況。

でも、ヨーロッパだって、年金だけに頼っていては隠居生活は生活苦になる。

 

2008年生まれの子どもが、生活苦に苦しまない隠居生活を送るためには、70歳代後半、もうしくは80歳代まで働かなければいけなくなる。

 

そう聞いてどう思いますか?

「えええ、いやだーーー。」

そう思いますか?

 

 

昔にくらべて60歳の人が、とても「老人」には思えないように、

この先の老人は、肉体的には、ますます元気になる。

 

 

だから、80まで働くことが、肉体的には可能になる。

 

 

 

だったら・・・・?

 

 

昔は、永遠の命を夢見ていました。

 

 

ところが!!!

今は、長寿になるときいて、その反応は、

「ええええ。いやだ〜」

 

 

その違いは何でしょうね??

 

 

 

長寿になって、その長い人生を楽しむことができたら、

それは、すばらしいこと。

「ええええ、いやだーーー」

ではなくて、

「やったーーー。らっきーーー」

となるはず。

 

 

 

 

リンダ・グラットンは、

「やったー。ラッキー」

となる、生き方の例を、本の中で紹介していました。

 

 

長くなってしまったので、

そのことについては、また、次の記事までお待ちください。

日本一時帰国 講座開催(2017年11月)

11月12日(日) 名古屋
シュタイナー教育 ポジティブスパイラル!
幾何の学び 子どもから大人まで
(満席→増席→満席になりました。ありがとうございます。キャンセル待ちご希望の方はお知らせください。)

フォルメン線描、幾何作図、そして「花の幾何まんだら」。クラブアップルのお花をテーマに幾何作図をしまんだらを創造します。講演会もあり。
詳細・お申し込みはこちら

11月21日(火) 川崎市高津区 カフェイズミ
幸せな瞑想フォルメンとシュタイナー教育談義
(満席になりました。同日、午後の講座を新たに開くことにしました。)
詳細・お申し込みはこちら
11月22日(水) 渋谷 デイライトキッチン
花の幾何まんだら (満席になりました!)
詳細・キャンセル待ちお申し込みはこちら
11月25日(土) 三鷹市井の頭 キンダーガルテンなのはな園
シュタイナー教育12年間の旅
小中高「国語」「数学」のワーク
切り捨てられがちな教育活動にあるとても大事なこと
石代雅日先生(国語)と石川華代(数学)のシュタイナー教育体験講座
(半分以上お席が埋まっています。ご希望の方はお申し込みお急ぎください。)
詳細・お申し込みはこちら
11月26日(日) 大阪
公演とワークショップ(近日公開)

オープンなシュタイナー学校がここにある!(感動!)

「シュタイナー学校」にもいろいろあります.

 

今まで、アメリカ、イギリス、ドイツと、7校のシュタイナー学校に密接に関わってきました。

 

「シュタイナー学校」って言った時、どんなイメージがわきますか?

教科書がない。
芸術的な授業をする。
創造的な活動がいっぱいある。
テストがない。

もちろん、それは、どこのシュタイナー学校にも共通しています。

 

でも、国によって教育制度が違うので、その国の教育制度に合わせるよう、シュタイナー学校も工夫をこらしています。つまり、そこで大きな違いがある。

同じ国のなかであっても、いろいろと違いがあります。

 

 

 

 

ドイツに来て最初に関わったシュタイナー学校は、いわゆる都市の中心にある「伝統校」でした。

伝統校にありがちなのは、

古い伝統を守る
改革を好まない

古い伝統を守るのはいいのです。

 

 

 

でも、すみません。
毒舌になりますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

高慢ちきなシュタイナー学校

 

でした。(あ、ごめんなさい。汗)

 

 

 

 

どことは言いませんが、他にも「高慢ちきなシュタイナー学校」はドイツの中に多数あります。

 

 

高慢ちき。

つまり、

お金持ちが多くて、
インテリが多くて、
アビトゥーアの成績は絶対的に重要。
閉鎖的。
ドイツ人が大多数。

 

それはそれで好きだったんですけどね。笑

街にいくつもシュタイナー学校があるので、それぞれ個性があり、
ニーズや好みで学校を選ぶことができるので、ありがたいことです。

比較的新しい学校(ドイツでは創立30〜40年くらい学校)では、新しいものを取り入れようという意欲があります。

 

 

 

例えば、

新しいカリキュラムを工夫して導入する。
改革の精神とそのエネルギーがある。
アビトゥーアだけでなく、職人向けのカリキュラムとか、障害児と一緒に教育するインテグレーションプログラムとか。
インテリ層でない人たちや、ドイツ人でない人たちにオープン。

 

 

 

今の学校(創立35年くらい)に変わってきて、ものすごく、ありがたいと思っていることがあります。

 

それは、

ドイツ人以外にもオープンな姿勢。

私自身も、アジア人、黄色人種。
見るからに、ドイツ人とは異色の存在ですしね。

 

 

 

 

 

学校には、白人だけでなく、

アジア系、

トルコ系移民、
エジプト移民、

 

 

シリア難民。

 

など・・・いるんですね。

一般的にドイツではちょっと下の階級に見られるような人たちです。

 

ドイツにいる移民といえばトルコ系が大多数。

 

 

 

でも、前の「高慢ちきなシュタイナー学校」には、トルコ系の子供はいなかった。

 

 

 

シリア難民のキャンプは街にいっぱいあるのに、

 

 

シリア難民は学校にいなかった。

アジア系もものすごく少なかった・・・。

 

 

 

 

 

 

今日、夫のところに12年生の生徒がきて、いろいろ話をしていったそうです。

 

 

彼は、アフガニスタンからドイツに来て3年目。

若干17歳の青年です。

アフガニスタンのカブールから3年前に来た。

 

 

 

日本からいえば、カブールなんて、とんでもなく治安が悪い。テロもある。・・・そんなイメージです。

でも、アフガニスタン人の中からすれば、カブールはアフガニスタンで一番安全な都市なんだそうです。安全だからたくさんの人が移り住んで、10年前にはたったの30万都市だったのに、今は600万都市になってる。

 

 

 

その大多数は、日本人からは想像できないほど貧乏です。

安全だっていったって、
日本の常識から考えたらとんでもなく危険。

テロが日常的にある。
爆発物で身近な人が死ぬ。
教育もまともに受けられない同世代の子供がたくさんいる。

 

 

そんな環境を経験してドイツに来ている彼。

 

 

若干17歳ですよ。

 

 

そして、そんな彼を、クラスメイトとして受け入れているドイツの青年たち。

彼らがどんな生きた学びをしているか。

 

 

 

私の息子たちのクラスにも、シリア難民がいます。エジプトからの難民もいます。

そんなクラスメートたちと毎日を共にできるっていうこと。
すごくないですか?

 

 

そしてね、

それが、「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)で表現されるような思想が根底にある教育現場で、人種や国境を越えた経験が実現されているということ。

 

 

私は、涙が出るほど嬉しい。
息子たちがその経験をできることは、心底ありがたいと、心の奥底から思うのです。

 

 

 

シュタイナー教育を現実にする!!
e-waldorf 
シュタイナー教育の実践的教材をドイツからお届けします

 

人間の力を生かす〜誰だって輝ける場所がある

こんな風刺画があります。

 

公平を期するために、全員に同じ試験を課すことにする。
試験:「そこにある木に登りなさい」
出展:ludic learning http://www.ludiclearning.org/

 

数年前にフェイスブックで回ってきたから、見た人もいるのではないかしら。

 

 

こどもの教育についてはもちろんのこと。

 

で、私は大人についても思うのです。大人だって、得意な仕事と苦手な仕事があります。

自分で選んだ仕事だって、いつも得意なことばかりしていられないでしょう。

 

適材適所という言葉がありますが、どんな人にでも、自分の能力を生かせる場所があると、私は信じています。

 

それを見つけるのは簡単ではないです。

 

でも、自分を生かす場所は絶対ある。それを見つけて欲しい。そのためには、自分には力があるのだということを信じて欲しい。

 

上の風刺画で、象も魚もこの試験に合格できないでしょう。でも、試験に不合格になった象のような人にも、「自分はダメなやつだ」と思わないで欲しい。「力仕事なら負けないぞ」というような何かが自分にあることを見つけて、「自分には自分らしい力の発揮し方がある」と信じて欲しい。

 

他者の評価で自分を判断するのではなく。

 

イギリスのラスカンミルカレッジ(アントロ系のカレッジ、障害や問題をかかえる青年たちが農業や芸術工芸を通して学ぶ教育機関)で、バイオダイナミックの魚の養殖場で働いていた障がいをもつ青年の言葉を紹介します。

 

僕の仕事は、何千という稚魚がいるこの水槽の掃除をすることなんだ。水が汚れていると稚魚は健康に育たない。スポイトでひとつひとつ汚れを取り除く作業をすることで、稚魚の生育を妨害することなく、稚魚の環境をよりよいものにすることができる。機械ではいい仕事はできないんだよ。手でするのが一番効果的なんだ。僕は、毎朝2時間かけて水をきれいにする。気持ちが落ち着くし、僕の治療にもなる。この仕事が大好きだよ。何より僕はこの仕事を誰より(障がいのないひとより)上手にすることができる。

 

彼はすごい仕事をしていると思いませんか。

大事なことは、人を環境に無理やり合わせようとするのではなく、その人にぴったりの仕事を見つけること。

 

だれにだって力がある。

 

障がいある無しに関わらず、どの人にだってあてはまります。そう、これを読んでいるあなただって、自分を生かせる仕事がどこかにある。それを見つけて生き生きと自分を生かしているひともいるでしょうし、まだ見つけてないひともいるでしょう。でも、かならずあなたには力がある。

 

 

 

そして・・・、子どもを教える大人として、子どもが自分の力を信じられるような自己肯定感を育てられるような教育を、心から望み、それを目指します。

象が木に登れず試験に不合格になって「自分はダメなやつだ」と思い込んじゃう。そんな現象が人間の世界にないように。

 

 

 

子安美知子先生の永眠について思うこと・・・

子安美知子先生が7月2日に天に召されました。みなさんもご存知の通り、シュタイナー教育を日本に紹介した第一人者でした。

私が「ミュンヘンの中学生」を読んで、シュタイナー教育と衝撃的な出会いをしたのと同じように、たくさんの仲間、友人が、子安先生の著書からシュタイナー教育に出会いました。

子安先生がいなかったら、私はシュタイナー教育の道に歩んでいなかったかもしれない。いや、歩んではいたでしょうが、きっと、その道は違うものになっていたでしょうし、確実に、日本のシュタイナー教育のあり方は今と違っていたと思います。

 

人の命は永遠ではありません。

ここ数年、シュタイナー教育の先駆者的存在であった先生方が、何人も亡くなっています。その度に深く悲しみ、損失の大きさに打撃を受けます。

悲しいけれど、人の命は永遠ではないということ、高齢の方はもちろんですが、若い方でも、生と死のはざまを毎日生きていて、明日の命だって保証はないのだということ・・・。もう一度胸に刻んで日々丁寧に大切なことをやっていこうと思います。

そして、子安先生のように経験と英知のある方からもっと学んでおきたかった、もっとこれからも学びたかった・・・という思いを感じながら、強く思うこと2つ。

 

学びたかったら、何かをしたかったら、今すること。

 

私は若いころから、「明日死んでもいい」と思いながら生きてきています。それは、決してネガティブなものではありません。明日死んでも後悔しないだけ、今日まで思う存分生きてきているという思いがあるのです。もちろん、やりたいことはまだまだあります。でも、今までの人生は十分後悔しないだけやってきた。その思いは強くあるのです。・・・20台のころからそうやって生きてきています。

だけど、子安先生と仕事をすることは、ずっと願っていながらも、叶わずに終わってしまった。心に深い悲しみを感じながら、「何かをしたかったら、今すること。先延ばししない。」ともう一度心に刻んでいます。

 

そして、もうひとつ。

シュタイナー教育を続けていくために、私たちの世代がしっかりと引き継ぎ、もっと学んで自分を高め、そして、後継者を育てていく活動をすること。

 

どの国でも、シュタイナー学校の後継者不足が問題になっています。ドイツでもです。

自分たちが学んで満足するだけではなく、社会全体を育てていけるように、後輩たちを育てていく。仲間を増やしていく。そんな活動をおろそかにはできません。

 

子安先生。ご冥福をお祈りします。

シュタイナー教育を伝えてくださった功績に、深く深く、心から感謝しつつ。

引っ越ししました

もう何度目の引っ越しだか考えるのも嫌になってきましたが・・・

また、引っ越ししました。
前回が2016年8月。
1年もたたないうちにまた引っ越しです。

今回は、しばらく、当分、長い間、ここにいたいと思っています。

新居はドイツの北のほう。
ヒルデスハイムという小さな市です。
アートや工芸が盛んな街。
世界遺産の教会が2つある街。

家から徒歩10分の距離にあるシュタイナー学校で、夫は教え、息子たちは学校生活を送ります。

学校の横には、私がいつもいく大手チェーンのスーパーがあるんですね。
さすがにシュタイナー学校の横にあるだけあって、同じチェーンのスーパーに比べて、断然オーガニックやデメター商品の品揃えが豊富。

街の景色も、人の態度も、南と中部と北ではずいぶん違うけれど、そんな違いを感じられるのも、引っ越しのメリットですね。

また、ぼちぼち、感じたこと、情報をリポートしていきますね。

これからもどうぞよろしくお願いします。