シュタイナー教育の「フォルメン」

シュタイナーの芸術的手法「フォルメン」


シュタイナー教育ならではの教科として、
言葉と音楽を人の動きで表す芸術「オイリュトミー」
動きの軌跡として形をとらえて描く芸術「フォルメン」があります。


「オイリュトミー」については、大人向けに講座を開催中ですので、
是非こちらで体験してみてください。

今回は、「フォルメン」について簡単にご紹介します。


「動き」を線で描く「フォルメン」


シュタイナー教育では、小学生入学以降、
とても沢山の「フォルメン」を描きます。


年齢を重ねていくごとに、複雑な形も描けるようになっていきます。

ただ「描く」ことが目的なのではありません。
直線、曲線、それぞれの形に宿っている「動き」を感じとることが大切。


そのため、紙の上に描くだけでなく、
歩いてみたり、体で表してみたりしながら、
全身で「形」とその「動き」を感じとっていきます。

生きる力を育む「フォルメン」


そうして何度も何度も、
様々な形のフォルメンを描いていくことで、
形を認識し、図形的な理解につながり、文字や幾何学を学ぶ基盤が育ちます。


また、
バランス感覚やリズム感覚が育ち、肉体的な成長を促す効果もあります。


こうして発達段階に合わせて適切なフォルメンを描いていくことで、
子ども自身の「生きる力」を育んでいくのです。

★e-waldorfのIDEALでは、算数、国語の学びの中で、フォルメン線描を多く体験していきます。

全身を使って学ぶ国語レッスン

シュタイナー教育で、国語を学ぶ


シュタイナー教育では、
お話をきき、絵を描き、詩を唱え、演じ、
心で感じ取りながら、「国語」を学びます。

そのようにして、感覚、感性を育てながら、
読める、書ける、意味が分かる、だけではなく、
聴ける、視覚で・リズムで感じられる、そして
自分の内から生き生きとした言葉が発せられる国語の力を育んでいきます。

物語りを聴き、絵を描く


こちらは、イソップ物語「カラスとキツネ」の練習画です。

IDEALの低学年向けプライベート国語レッスンで、
「カラス」「キツネ」の絵を模倣で描いてもらいました。

生徒さんが、ご自身が描いた動物に愛着を持ち、
練習画を描き終えた後、さらにイメージを膨らませて
それぞれ背景も描き加えてくれました。


子どもの心に響き、クリエイティビティが発露した、
嬉しい瞬間に立ち会うことが出来ました。


算数を得意とする生徒さんでしたが、
国語のレッスンがとても楽しいようで、
意欲的に受講していただいています。

低学年の心に沿った物語を、全身で楽しみながら
言葉の力を着実に育まれています。


生きた国語教育で、
お子さんの言葉の力を伸ばしていきませんか?

国語レッスンの詳しい情報は、こちらです。(体験レッスン、随時募集中)

★言葉を体で感じて動く「オイリュトミー」を学ぶことができる、
「いのちのオイリュトミー・心のこよみ講座」も開催中です(随時募集中)

糸かけで算数・数学体験

シュタイナー教育の図形工作~算数・数学の面白さを体験する~

「数学」理解につながる算数体験

「算数」「数学」は、得意・苦手が特に大きく分かれる教科ではないでしょうか?

特に、中学生から始まる「数学」ともなると、「文字式」「方程式」「関数」等、かなり抽象的な内容になっていきます。

シュタイナー教育の算数では、こうした抽象的な問題に対して、「面白い!」「挑戦したい!」と知的好奇心が刺激された状態で臨めるような基盤を、小学生の間の算数体験を通じてしっかりと作っていきます。

 数学的な感性が身体に染み込む、発達段階に沿った体験

写真は、e-waldorf「イデアール」で学ぶ小学6年生がレッスンで作成した糸かけの作品です。

糸かけは、掛け算のレッスン等で一般的にも使われているため、キット等もありますが、シュタイナー教育では、板の上に作図をしていくところからが学びです。

小学6年生で、既にコンパスで円を6等分する作図をしてきたため、その応用として24等分の作図をし、釘打ちも自分でします。レッスンの一部を糸かけ制作に充てて、6週間かけて完成させました。

(釘も自分で打ちます)

作図体験は勿論のこと、釘打ちを正確に行うための力の調整具合、かける糸の色・太さによる感じ方の違い…制作過程で様々な発見があります。

そして、釘から釘へとまっすぐに糸をかけたはずなのに、完成した時には中心に円のような形が出来上がる。こうした数学につながる不思議を、理論を教わるのではなく、心も身体も動かしながら体験することで、身体に染み込ませていくのです。

小学6年生は、論理的思考が少しずつ育ち始める時期。算数の概念的な法則にも興味が沸くこの時期に、こうしたアクティビティで体験と概念を結び付けていくことが、「数学」の準備につながっていきます。

シュタイナー算数の学び・体験をe-waldorfで

e-waldorfでは、シュタイナー算数を大人が体験できる講座を提供しています。

来週開講の単発講座「おとなが楽しむシュタイナー算数体験講座」のテーマは、小学6年生の算数、図画工作。

発達段階に沿った算数の学びとはどういうものか?どうしたら算数・数学を楽しめるようになるのか?

手頃な価格で、シュタイナー教育の算数を体験できる機会です。

★よりじっくりシュタイナー教育について学びたい方へ ~大人向け講座(全6回 水彩幾何図形)~

★小学生、中学生への算数・国語レッスン ~ 体験レッスン随時募集中 ~

まずは大人から体験を。


「教科」の垣根を越えて学ぶシュタイナー教育

シュタイナー教育にも、一般教育と同様に、国語、算数、理科、社会…といった「教科」が存在します。

ただし、一般的な教育の「教科」のように、それぞれ単体で区切られ、学年ごとに習得すべき学習内容があり、その習得度合で“学力”を測っていく、というものではありません。

シュタイナー教育では、子どもに本来備わっている力を発達段階にあわせて伸ばしていくことが、「学び」の本筋と捉えています。

「教科」は、人間形成の過程において、心・身体・頭にバランスよく働きかけていくための「題材」であり、こどもを中心に”ひとつながり”になっているのです。

「工芸」を通じてシュタイナー教育に触れる

工芸も、他教科と”ひとつながり”になって、子どもの力を伸ばしていく教科のうちの1つ。

普通学校ではあまり見られませんが、多くのシュタイナー学校で、小学4年生ごろから「工芸」が教科として扱われ、一週間のカリキュラムの中の数時間が割かれています。

e-waldorfでは、この「工芸」について学ぶ講座“夏のシュタイナー教育講座~工芸「製本と算数」”を7~9月、大人向けに実施しました。

「工芸」に取り組むことに、どのような意図・意味があるのか?
他教科とどのようにつながっているのか?
どの年齢の子どもに、どのような「工芸」を体験してもらうのか?
一般家庭の中で、それをどのように取り入れていくのか?

伝統的な製本技術を使ったノート作りや、文字を美しく描くカリグラフィーの基本を実際に体験しながら、学んでいただきました。  

まずは大人がシュタイナー教育を体験し実践する

さてこちらは、その大人向けの「工芸」講座を受講された方の作品。

お子さんのための「折り紙ケース」です。

  


実は、この折り紙ケース、講座の中でやり方を教わりながら制作されたわけではありません。

講座で、製本技術を学んだ受講者の方が、講座での体験・学びを、 ご自身の生活の中の「必要」に合わせて応用し、唯一無二の作品に仕上げたのです。

学び」を自分の中で消化し、様々な知識・経験・感性と紐づけて自分だけのクリエイティビティを発揮していく

まさに、シュタイナー教育の在り方そのものを体現されています。  

この「折り紙ケース」を受け取ったお子さんは、日常の中で触れる度に、 お母さんのクリエイティビティ、美意識、手作りの温かみを感じ取り、吸収していくことでしょう。

大人自身がまず学び、自ら体現していくこと、日々の生活の中に少しでも取り入れていくことで、 お子さんの日常がより豊かに活き活きとしたものになると思いませんか?

e-waldorfでは、大人がシュタイナー教育を学ぶ機会を、様々な形で提供しています。 是非、まずは自ら体験し、感じ取ってみてください。

 

★ 現在、募集中の「大人の講座」はこちら ★

シュタイナー4つの気質のこと

こんにちは。
石川華代です。

 

昨日、FREUDEという講座で、
4つの気質をテーマにしたセッションをしました。

 

4つの気質というのは、
胆汁質、憂鬱質、多血質、粘液質という4分類の気質のこと。

 

シュタイナー教育では
子供を理解するために、
いろいろな指標、視点を用いているのですが、
この「4気質」も大切な視点のひとつです。

 

この4つの気質は、
みんな誰もが4つとも持っているけれど、
強く出てくる気質もあり、
あまり出てこないものもあります。

 

胆汁質でカーッとなって怒ってた人が、
とつぜん憂鬱傾向が出てきて泣き出す。

 

なんてこともよくあること。

 

この子は「胆汁だから」と決めつけていては、
子どもの本質は見えてこないし、

気質を教育に役立てていくこともできません。

 

そう、
気質って、
教育にも、人間関係にも、
ひとつの人間理解の手法としてとても役に立つものです。

 

相手を理解できるようになるから、
こちらの態度も変わってきて、

コミュニケーションがうまくいったり、
問題が解決したりします。

 

だから、
私の「4つの気質」のレッスンは、
いつも、
4つの気質を理解したうえで、
それをどう役立てていくか?

・・・というところまでいきます。

 

実際にある問題や、
身の回りにいる実在の人物の言動をつかって、
ワークをして、
問題解決をしていこう。

 

そんなセッションをやっています。

 

人智学って、
人の智恵の学問。
実際役に立つものなので、
お勉強して理解しただけじゃもったいないです。

私たちの人生に、
どんどん活用していきたいですね。

 

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シュタイナー国語教育 教師養成講座
第2期 受講説明会 受付中です。

シュタイナー教育の生きた智慧をとりいれて
人生に、子育てに、教育活動に生かしていきましょう。

興味のあるかた、お気軽にご参加ください。
詳細・お申し込みはこちらから。

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子どもを無理なく集中させる方法

こんにちは。
石川華代です。

SMTT Steiner Maths Teacher Training Course
シュタイナー算数教育 教師養成講座
第4期も修了まで残りわずかになってきました。
ただいま第5期説明会開催中です。
詳細・説明会お申し込みはこちら

みなさん、とても熱心に、
毎回、85%以上の出席率で学んでくださっています。

 

先日のレッスンでは、
子どもが自然に授業に入り込む・・・その秘密について学びました。

 

子どもが、勉強や宿題に集中しない。
集中できても、せいぜい20分。

もっと集中させられないかしら?

・・・って思ったことありますか?

 

 

シュタイナー学校では、
小学校1年生から90分ー120分の授業を毎日しています。

授業崩壊もせず、
穏やかに集中します。

 

もちろん、
やっている内容が面白い!
・・・というのも理由の一つです。

 

でも、勉強って、
面白いことばかりではありません。

 

コツコツ訓練することだって、必要です。

 

それは単調で面白くないこともあります。

 

だけど、
シュタイナー学校では、
そんな作業もちゃんと子どもたちがしている。

 

それには、
いくつか大事な要素があり、

いくつもの理由があります。

 

その一つが、

拡散・収縮のリズム。

 

まあ、平たく言えば、

広がる、縮まる
リラックスする、緊張する
伸びる、縮む

・・・言い方はいろいろですが、

そういう流れが授業の中に作られています。

 

人間はずっと集中し続けられません。
人間はずっと興奮してもいられらません。

 

うまく、収縮・拡散の波を創り出してあげる。
それも、
子どもが本来もつ、
収縮・拡散の波に抗わず、その流れを生かして、授業に波をつくる。

 

それは、1つの授業の中にも、
1日の流れの中にも、
週の流れにも、
一年の流れにもあって、
それをうまく生かすことで、
私たちは、より生き生きと生きることができるし、

自然の摂理にそっていて、
より活力が養われるので、
子どもたちにとっても無理がない。

 

集中させる・・・という恣意的なものではなく、

集中できる状況をうまく活用し、
その流れをうまく作り出すことで、
子どもたちはもっと生き生きとするのです。

 

講座では、

拡散させようと思って、自由時間を与えたら、
わーーーっと騒いでしまって落ち着けなくて、
収縮に戻ってこれない。
どうしたらいいの?

・・・という質問も出ました。

 

拡散にもいろいろありますからね。

休憩=拡散
・・・というわけでもないのです。

 

拡散って本当はどういうことなのか?
何が効果的な拡散になるか、
理論だけではなく、
具体的に私たちは何ができるのか、

何をしたらいいのか、
というところまで教育者の視点で話が進みました。

 

こどもたちに、おちついて集中
・・・させたくないですか?

先生、お母さんたち、
みんなに学んで欲しいことです。

 

SMTT Steiner Maths Teacher Training Course
シュタイナー算数教育 教師養成講座
では、
シュタイナー算数でどんなことをやっているのか?
それはなぜ?
ということももちろん学びますが、

こどもが健やかに学んでいけるように、
教育の中でとても大事なエッセンスも学んでいきます。

 

 

 

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SMTT Steiner Maths Teacher Training Course
シュタイナー算数教育 教師養成講座

ただいま第5期説明会開催中です。
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世界の美しさって何ですか? あなたはどんな美しさを子どもに伝えますか?

 

こんにちは。
石川華代です。

 

先日のブログ記事で、

「世界の美しさを教える」

というところが、
シュタイナー教育の、大事な特徴の一つだと書きました。

 

よく、
私のところに来る人たちに、
シュタイナー教育の魅力、シュタイナー算数の魅力を聞くと、

美しい

 

っていう人が多いのですね。

 

 

多分、
エポックノートとか、
フォルメンや作図の美しさとかの印象が強いのだと思います。

 

 

で、

みなさんが見ている
「世界の美しさ」
って、どんなですか?

 

みなさんにとって、
世界のどこが美しいと思いますか?

 

 

みなさんは、
大人として、親として、教師として、

 

子どもたちに、
どんな「世界の美しさ」を伝えるのでしょうか?

 

 

なぜこんなことを聞いているかというと、

 

私たち現代人は、
あまりにも、本来の美しさから離れすぎていたり、
感覚が鈍っていることで、

 

美しさを知らずに生きている。

 

・・・人が多い。
(みんなとは言いません)

 

みなさんの、つまり大人の、
「美しい世界観」が、
そのまま子どもに伝わります。

大人が気づいていない「美しい世界観」は、
伝えようもありません。

 

だから、
大人の私たちが、
「世界って美しい!!」

・・・って世界を抱きしめたくなるくらいに
実感していたいものです。

 

 

 

世界の美しさの例をあげてみましょう。

 

自然が美しい。
これは容易に想像がつきます。

でも、どう美しいのでしょうか?

 

形が美しい。花が美しい。色が美しい。

 

そういう、目で見てわかることはもちろんですが・・・

 

そこにある力が美しいし、
そこにある法則も美しい。

 

シュタイナー学校では、そんな美しさも教えます。

 

 

そして、人間は美しいです。

 

「人間の美しさ」
って、すごく大事な「世界の美しさ」の一つです。

 

で、
人間のどこが美しいですか?

あなたは、どう思いますか?

 

美しい人のことを思い浮かべて、
リストアップしたら、
どんな人間像が浮かび上がるのでしょうか?

 

 

 

 

美しい行為をしている人は、
文句なく美しいですね。

 

頑張ってる人も、
成果を出した人も、
美しいですね。

 

一生懸命何かに打ち込んで、
キラキラ目を輝かせている子どもも、
文句なしに美しいです。

 

 

でも、

 

キラキラしているどころか、
イライラしていたり、
乱暴だったり、
意地悪をしているような子どもをみて、
美しいと思いますか?

 

 

言い換えると、

 

間違いや困ったこともしているけれど、
その存在そのものが美しい・・・と思えますか?

 

つまり、
人間そのものを肯定する気持ちがありますか?

 

美しい人についてリストアップした時、

例えば、
「言いつけを守るいい子だ」
とか
「クリエイティブな才能がある人だ」
とかって、

 

「言いつけを守る」
「才能がある」
という条件付きの「美しさ」です。

 

 

「言いつけを守らない」
「クリエイティブな才能がない」
・・・としても、
美しいと心から思いますか?

(子どものしつけにイライラしてる時でも?)

 

いいことをしたり、
成果を出したり、
褒められるようなことをする。

つまり条件付きで、いい子だと思うのではなく、

 

子どもが、
ここに生まれてきて、生きているだけで、
素晴らしい存在だと、心から、思えますか?

 

親は、そう思えると思うんです。

心の中の本心は、
生まれてきてくれただけでありがとう!
って思ってると思うんです。

 

ただ、それを日常の中で、
忘れてしまっていたり、
ついつい条件付きの思考に慣れてしまっていたり・・・

 

 

 

シュタイナー学校では、

 

どの子も、
ありのままで美しい。

そのままで美しく価値のある存在。

 

そういう考えで教育をしています。

 

算数の授業の中でだって、
子どもの数だけ正解があるような問いかけや、
子どもの考え全部丸ごと受け入れるような、
先生の姿勢があります。

子どもたちは、
「自分のことを認めてくれている」
「自分は世界のなかでとても大事な存在」
という安心感を感じながら教育を受けていて、

 

自然と自己肯定感を育てていきます。

 

自己肯定感は、
他者肯定感でもあります。

 

みんな違ってみんないい。

 

そんな価値観が育っていく。

 

 

 

 

教育は学力だけのことではない。

 

というか、
学力と、
この心が、
両方バランスよく育つからこそ、
人間は力を発揮できる。

 

 

そんな教育を。
大人にも子どもにも。

私たち親から、意識を変えていきましょう。

 

まずは、美しいもの探し! ぜひ。

シュタイナー教育〜他の教育と圧倒的に違うところは?

こんにちは。
石川華代です。

 

教育って何だろう?

いい教育って?

 

私は、「考える力」ということをよく言いますが、
それだけのことではなくて、
集中力、
最後までやり遂げる力、
表現力、
想像力、
想像力、
・・・そんな、
「人間力」と言われる部分もあります。

 

シュタイナー教育はそれを総合的に育てている教育です。

 

そして、
同じような考えで、
考える力も人間力も育てている教育をしている先生たちも、
シュタイナー教育以外にいらっしゃいます。

 

では、
そういう教育と、
シュタイナー教育はどこが違うのだと思いますか?

 

目指すところは同じでも、
シュタイナー教育にしかないものがたくさんあります。

 

何だと思いますか?

 

 

色々あるけれど・・・

例えば、

 

 

世界が美しいということを学びます。

その世界に住む人間が美しいということを、
心で感じ取って、知る。

そして、自分も、
その美しい人間の一人であり、
価値ある存在だと知る。

 

また、
算数や国語などの教科を教えていても、
心の教育をもしていることも大きなポイント。

 

例えば、お金の勉強の時に、
お金とは何か?
何のためにあるんだろう?
お金は世界のためにどう役に立つんだろう?

そんなことを考えたり、
色々な体験を通して、
自分の考えを育てていきます。

 

 

美しい世界観を育て、
美しい世界を堪能したからこそ、

もう少し大きくなってから、
世界にある、
争いや戦争、差別、不平等などの醜い部分を見たときに、
世界を変えていきたい!
世界のために自分は何ができるんだろう!?
・・・という発想になり、
そのために行動する力も身に付けるのです。

 

この、「世界の美しさ」という観点、

 

他の教育ではなかなか見ません。

 

 

 

世界の美しさを伝える教育。
だからこそ、
シュタイナー学校で教える算数や幾何学、数学も、
世界の美しさが現れているのです。

 

幾何学に現れる美、世界を表す美

 

そして、この教育が育てていくのは、
本当に大事なことを自分の頭で考えることができて、
真善美を求める心がある人間。

頭だけでは何ともなりません。
本当に大事なこと、本当に美しいことを、
心底知っていて、それを求める強い心があってこそ、
頭もいい働きをするのです。

 

 

シュタイナー教育をお家でする教材、揃ってます。
e-waldorf のSHOPへどうぞ。

 

 

 

 

 

粘土で自分を育てる

先日、

「シュタイナー算数教育 教師養成講座」

のレッスンで、粘土造形をしました。

 

算数の先生を育てる講座ですから、

粘土の活動も算数(図形)に関連のあるもの。

板の助けも、粘土ヘラなどの道具も使わず、

手だけで造形していきます。

 

ものすごくシンプルな形。

この世の中で一番シンプルで整った美しい形・・・球を作る。

 

そして球から立方体への変容も。

 

 

 

シュタイナー学校で、粘土は陶芸用粘土を使います。

 

自然の粘土土だから、

手で触っているだけで、

自然の優しさ、自然の土ならではの感触があります。

 

だから、

粘土をしているだけで、

ヒーリング効果が大きいのです。

 

しかも、

粘土造形していると、体が温まってきます。

冷え性の子どもなどに、粘土をやらせてみると、

手足まで温まってきます。

 

そして、

粘土をすると、その日の夜、よく眠れます。

 

先日のレッスンでは、

受講生さんがFBにこんなコメントをしてくれました。

 

粘土を注意深く扱っていく中で、
手の使う場所によって、行う作業の質が違ったり、
粘土の形を整えていく中で、
「これって、人間関係?
これって、人生で物事に取り組むことの縮図?」
と言う思いが頭をめぐり、
これは老若男女みんなやるべき!と興奮状態に。
今回の立方体は、陶芸用粘土初体験と、
時間切れで、食パンの域を脱することができなかったけど、
今までの講義の中で一番興奮しました。
なんのこっちゃ?と思った方は
一緒に粘土、こねましょう、、、笑
ああ、今日もすごい講義でした♡♡
かよ先生、ありがとうございます♡

福澤千夏さん(横浜市 算数教室開設準備中!)

 

 

大人が粘土の体験をすると、

そこに反映される自分自身に直面。

そのプロセスに人生を重ね合わせるから、

人生の気づきがたくさんあります。

 

算数を学びながらも、人生のお勉強です。

シュタイナーのアートには、そんな力があります。

 

だから教員養成の講座では、

算数を教える力を身につけつつ、

実は自分育てをしているのです。

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ開講する

「お母さんのシュタイナー学校」

 

ここでも、粘土造形もやりますよ。

 

「お母さんのシュタイナー学校」は、

 

シュタイナー教育について系統立てて学び、

 

アートやクラフト、アクティビティ体験などを通して、
自分を育てる。

 

そしてディスカッションやシェアリングによって、
現実の問題を通してシュタイナー的解決を学ぶ。

 

シュタイナー的な価値観を持ったママ友が近くにいなくて、

思っていることを話せなくて、

欲求不満!!!

 

シュタイナー教育を子育てに取り入れたいけれど、

なかなか実際にはできない!!

 

そんなお母さんたちにも大いに役立つでしょう。

 

 

興味のある方は、どうぞ、ご覧くださいね。

現代の子どもが育つ環境は怖い・・・

今の子ども・・・

実体験が少ないと思う。

 

でも、

母の世代と現代の子どもの環境。

何が違うんでしょう?

そんな問いを、

ふと投げかけられました。

 

ゲームとかパソコンとかのメディアが、

今のお母さん世代にはあまりなかった。

今ほど、暮らしに浸透していなかった。


その違いは大きい。

それに、

昔の子どもの方が、

今よりはのんびりしていたし、

自分で何かをする自由も今よりはあった。

 

「もの」にせよ、

「やること」にせよ、

今ほど、何でもかんでも与えられていなかった。

この「やること」が与えられていなかった・・・っていうのは大きい。


時間を持て余すほど時間があって、

「退屈だー」

「何やろうーーー?」

って。

 

ハイテクどころかローテクのおもちゃもそんなにないし、

色々自由に買えるお金もない。


何にもないところから、

自分で遊びを作り出した。

 

自分で決めなければいけないこと、

自分で考えなければならないことが多かった。

 

自分でやらなきゃいけないことも多かった。

 

家の手伝いするにしたって、

お風呂の準備するのだって、

今みたいにボタン一つじゃできなかった。

水が溢れないように時間を計らなきゃいけなかったし、

ちょうどいい温度のお風呂にするには、

時間も、水量も、

自分で調節して、

自分の手で温度を確かめてから入らなきゃいけなかった。

 


忘れちゃって、

とても入れないくらい熱くなっちゃったりもして、

どのくらい水を入れたら適温になるのか試しながら、

どんだけ水入れてもまだまだ熱くて入れなくて、

もったいないけど熱いお湯を抜いて、

水を追加して。

そんな体験もした。

 
料理だって、

室温の調節だって。


自分の感覚を使わなきゃいけないし、

 

「15分後にお風呂の水を見にいこう」とか

意識しつつ、

「その間に、あれやってーー」

とか、いろんなことに意識を及ばせていないといけなかった。

 

知らないうちに、

現代人は、

ものすごく怠惰になってる。

 

感覚を使わなくていいし、

コンピュータが管理してくれてる。

 

自分の代わりに、コンピュータが覚えていて、

「お風呂が沸きました」

ってスピーカーから聞こえる。

 

大人も子供も、そんな暮らしにすっかり慣れてしまった。

位置関係知らなくたって、

道を調べなくたって、

ナビが教えてくれるしね。

 

全部、人差し指一本でできちゃう。

でも・・・

大人は、

「やり方も知ってるし、自分でできるけど、機械に頼って楽してる」


それに対して、子どもは、

「やり方も知らないし、自分でできないし、機械がやってくれちゃってる」

その違いはものすごく大きい。

 

子どもが・・・

練習したり、

覚えたり、

体験するチャンスはことごとく奪われてる。

 

「機械がやってくれるんだから、

そんなこと覚えなくていい。」

「機械の使い方知ってればいいんだもの。」

そう思いますか?

 

そう言って、

記憶力も機械に頼って、記憶力はなくなるばかり。

 

温度感覚もなく、

時間の感覚も、距離の感覚も、育たない。

 

実体験が乏しいまま教科書で色々習う。

実感伴わないまま=使えない知識。

 

 

そんな風に育って大人になっちゃう。

怖い・・・と思いませんか。

 

だから、

昔以上に、

私たち大人が、子供の実体験を強力にサポートする必要がある。

 

今の親は大変。

 

でも・・・

そのことに気づいた人は、

大きな一歩前進です。

 

シュタイナー教育は、

リアルな世界で実体験から学んでいく教育。

今の子どもの育つ環境で、

ものすごく欠けている大事なものを補う教育です。