シュタイナーのことば (57)

【憂鬱質の人の自己教育】

 

憂鬱質の人は、人生の苦痛と苦悩を見過ごしてはなりません。世界の苦痛と苦悩を探し出し、同情して苦しむことによって、苦痛を正しい対象と出来事に向けるのです。

 

 

 

憂鬱質の人は、苦労することを無意識のうちに好みます。でも、細かいことをきちんきちんとするという生真面目さや几帳面さも持っているのが憂鬱質です。その生真面目さや几帳面さが生かせる仕事は、憂鬱質が輝ける場所です。そんな仕事を、日々の中にも見つけるといいですよね。

 

 

 

 

4つの気質は、人間の4つの特質を「胆汁質」「多血質」「憂鬱質」「粘液質」にわけたものです。この4つの組み合わせですが、その中でも強く現れる気質があります。その気質を知って、自分を分類することが目的ではなく、その気質を良い方向へ育てていくことで、人間として成長していきます。

 

 

 

 

人間の四つの気質

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

 

 

 

シュタイナーのことば (56)

【胆汁質の人の自己教育】

 

胆汁質の人は、自分の障害となる情況に遭遇するのがいいのです。怒っても何にもならない情況、怒っているうちに自分の矛盾に気づくような情況に出会うようにするのです。

 

 

 

胆汁の気質を多く含むわたしの、「自己教育」は、自分の障害となる情況を利用すること。障害になること、難しいことにチャレンジしようとすると、やる気がガンガン出てくるのが胆汁質ですから。

 

 

 

 

 

4つの気質は、人間の4つの特質を「胆汁質」「多血質」「憂鬱質」「粘液質」にわけたものです。この4つの組み合わせですが、その中でも強く現れる気質があります。その気質を知って、自分を分類することが目的ではなく、その気質を良い方向へ育てていくことで、人間として成長していきます。

 

 

 

 

人間の四つの気質

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

 

 

 

シュタイナーのことば (55)

【多血質のための自己教育】

 

適切な場面で多血質を示すことが大事なのです。

 

多血質的に関心が移り変わるのがふさわしい状況を、自分で作り出すことができます。

 

 

短期のみの関係がふさわしい情況を、ちいさなかたちであっても作り出すと、成果が上がるでしょう。

 

 

 

4つの気質は、人間の4つの特質を「胆汁質」「多血質」「憂鬱質」「粘液質」にわけたものです。この4つの組み合わせですが、その中でも強く現れる気質があります。その気質を知って、自分を分類することが目的ではなく、その気質を良い方向へ育てていくことで、人間として成長していきます。

 

 

 

 

人間の四つの気質

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

 

 

 

シュタイナーのことば (54)

強大で広大な反射器具のように、前世が、自分がともにいた人々の心魂から反射されます。そして、自分の行為に関して、「すべては継続している」という印象を得ます。しと再受肉のあいだ、地上で身体の中に有していた自我感情は失われます。しかし、この反射全体から死者は自我感情を得るのです。自分が地上生活において一緒にいた人々の心魂のなかに、自分の行為の反射とともに生きるのです。

カルマの形成

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

シュタイナーのことば (53)

通常は、幾何学、数学はあたまでなされるものではないということが知られていません。もし足で角度を測定することがなかったなら、頭は角度を思い描くことができません。幾何学的に歩き、幾何学的にものをつかむことがなければ、そもそも幾何学はなかったでしょう。それらの身体の動きが頭にいたり、表象の中に現れるのです。

シュタイナーのことば (52)

運命がどのように地上性から地上性へと織り成されているかを考察しはじめると、通常の生活においては本質的でないと思われることの多くが非常に重要であり、非常に重要と思われることがわずかの意味しかないことがあります。

 

 

 

 

カルマの形成

ルドルフ・シュタイナー著

西川隆範訳

シュタイナーのことば (51)

もし眠ったり休んだりすることができなければ、わたしたちは神々の霊性がこんなにも美しく人生のなかにもたらしてくれたあらゆるものを、正しく目で見たり、耳で聞いたりすることができなくなります。考えてもみてください。1日を楽しくすごしたあとみなさんは夜休息しなければなりません。するとみなさんは、朝には再び元気になります。みなさんの目はよりよく見、みなさんの耳はよりよく聞くようになります。一方、もしいつも目覚めていなければならないとすると、みなさんは神々が作り出した人生を完全なる真実と美において享受し、自分のものにすることがまったくできなくなります。

シュタイナーのことば (49)

年上の人々がこれまでやってきたこと、言い換えれば学校でこれから学ぶ事柄に、子どもたちの敬意と尊敬が向けられること、それが大切なのです。初めから子どもの中に、周囲の文化現象に尊敬の眼を向ける態度がなければなりません。そうすれば、子どもはこの世の経験をすでに積んできた人たちを自分よりも高次の存在であると思えるようになります。子どもの心の中にこのような感情が呼びおこされなければ、教育の現場で私たちは決して前進できないでしょう。