シュタイナー学校クラス旅行と算数のこと

先日のIDEAL (シュタイナーの算数・数学レッスン)でのトピックスは、

自転車の旅

でした。

 

ちょうど今、夫が、6年生の引率で、

クラス旅行に行っています。

 

7泊8日

自転車の旅。

 

 

 

ハンブルクの近くまで電車で行く。

 

学校からは、

トラックに全員の自転車を積み込み、現地まで運ぶ。

 

自転車を受け取った後は、

バルト海沿いを、ポーランドとドイツ国境の近くまで

自転車で旅をする。

 

 

大都市もあまりない、

海沿いのルート。

 

 

ユースホステルに泊まりながら。

 

 

 

どのくらいの距離?

地図に縮尺ついてるよ。

一日でどのくらい自転車で走るのかな。

 

みんなは自転車でどのくらいの距離まで走ったことある?

 

「奈良から大阪まで走ったよ!」
「夏休みには横浜から横須賀まで自転車で行くよ!」

 

 

おしゃべりしてるつもりだけど、

実は地理でもあり算数でもある。

 

★★★

これから夏です。

 

せっかく旅行に行くので、

現地までの距離とか、

かかる時間とか、

移動の速度とか、

時間、スケジュールのこととか、

はたまた荷物の重さから、

費用の計算、


算数の題材は、いくらでもあります。

 

 


しかも、

 

 

楽しい旅行のことだから、

「勉強」とか「算数」とか思わずに、

お母さんのさりげない質問に、

嬉々として頭を働かせるでしょう。

 

 

楽しいことと算数を結びつける!
先生やお母さんの力の見せ所です。

シュタイナー学校のオーケストラとクワイア、ちょっと感動。

昨日は、学校のコンサートでした。

 

リハーサル風景

 

3、4年生から楽器を始めるシュタイナー学校の生徒たち。

年齢が上がるにつれて、

楽器をやめてクワイア(合唱)に移る生徒がいるのですが、

 

楽器をやめても、

オーケストラかクワイアどちらかに、

とにかく全員が参加します。

 

 

これまで、

色々なシュタイナー学校のコンサートを見て来ました。

 

イギリスもドイツもアメリカも。

 

学校によって色々特色あり、

課題もありますが、

 

今回のコンサートでは、

今までに経験したことのない、

とても嬉しいことがありました。

 

 

それは、高等部のオーケストラ。

 

 

多分、高等部の1/3くらいの人数なので、

そんなに大きくはないけれど。

 

 

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」

第1、2、4楽章。

 

 

交響曲の一部分だけアレンジして演奏する

・・・というのは多々ありますが、

 

交響曲3楽章分を、

これだけ完成させて聞かせてくれた学校は、

今までにありませんでした。

 

 

というか・・・、

今までの学校は、

高等部で、交響曲を演奏できるだけの人数がいなかったというのが現実。涙

 

高等部の生徒数からして、イギリスでは少なかったし、

その中で高等部まで楽器を続けている生徒はさらに少なく・・・。

 

 

今の学校は、

ドイツの標準では、「小規模校」です。

 

 

それでも、

各学年30人以上はいる。

 

人数が多いと、

これだけのことを体験し、成し遂げることができるのか。

 

驚きの伴う・・・感動でした。

 

まとまった生徒数がいるということは、

大きなパワーになるんですね。

 

すごい。

 

 

 

シュタイナー学校の音楽のすごいところは、

「全員参加」というところです。

 

音楽専攻でもないし、

大学だってほとんどが音楽以外の道へ進む。

 

交響曲を聞かせてくれたこのオーケストラも、

楽器を習っている人全員のグループ。

 

 

つまり、

楽器が得意!!

・・・そんな子だけを集めたグループではないんです。

 

 

だから、

その中には、

すごく上手な子もいるけれど、

初級レベルの子もいる。

 

 

そんな生徒が集まって、みんなで作り上げる音楽。

 

かと言って、

上手な子の独断場で、初心者は立場がない

・・・なんてことはないんです。

 

 

だから、例えば、

高校生になってから新しい楽器を習い始めて、

ものすごい初心者だったとしても、

自分が初心者だと言って卑下しないし、

上手な人と比べて「自分なんて」と思って諦めてしまうということがない。

 

 

うまい人のことは素直に尊敬する。

でも、自分がまだ初級だって堂々としている。

 

 

シュタイナー教育のすごいところ。

自己肯定感が育っていること。

 

子供達の堂々とした姿に、

私はいつも感動してしまうのです。

 


 

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小さいけれど大事なシュタイナー学校の習慣。それは日本でも取り入れられること。

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シュタイナー学校の朝の光景。

子どもたちが登校してくる。

 

担任の先生が、教室の入り口に立っている。

子どもたちは、先生と握手し、

一言二言言葉を交わし、

教室に入っていく。

 

シュタイナー学校では当たり前の光景。

 

でも、高等部になると当たり前でもなく、

イギリスでは高等部ではこの光景を見ませんでした。

 

ドイツに来て、

この学校に来たら、

高等部も全員、朝先生と握手してる。

 

そう聞いて、

嬉しくて涙出そうになった。

 

 

たかが握手。

でも、子どもたちと、

肌を触れ合わせるってすごいことです。

 

しかも、毎朝。

 

肌を通して伝わってくることって、

驚くほど多い。

 

普段、言葉と目からの情報だけに頼ってると、

触れた時、いつもと全く違う印象を子供から受け取る。

今まで知らなかった子どもの一面に出会うような衝撃さえある。

 

親子だけじゃなくて、

教師と生徒だってスキンシップは大事。

単純に距離を縮めることにもなる。

 

ハグするだけで心を溶かし、

喧嘩が終わることもある。

 

 

日本って、

本当に、人に触れない文化ですよね。

 

それもいいのだけど。

 

もっとスキンシップが普通になったら、

それで救われる子どもは増えると思うのです。

 

 

自分の子供時代を振り返る。

 

私に直接触れたことある先生なんて、

保健の先生くらいかな。

 

毎日顔をあわせる先生に、一度も触れたこともない12年間。

 

私は先生が大好きだったのに、

先生はいつもすごく遠い存在だった。

 

学校では、

先生はクラスという団体は見ていても、

私のことなんて何一つ知らない・・・って思ってました。

 

私は、クラスの一人だけど、

「石川華代」という個人ではない。

少なくとも、先生は、私という人間を見ていてくれない。

 

そんな印象。

 

学校なんてそんなもの。

先生なんてそんなもの。

 

それが、私の12年間の体験。

 

教員になって、教えてみて、

たとえ、40人のクラスだとしても、

教師の一人一人への想いは強いということもわかりました。

 

教師にとって、生徒は、やはり愛すべき対象なのです。

愛してやまない人たちなのです。

 

でもね、240人とか教えてるわけで。

どうしても、1年間一言も直接言葉を交わさない子も多くてね。

 

 

それって、おかしくないですか?

 

言葉も交わさず、肌も触れず。

 

 

・・・って思うのは、

海外暮らしだからかな。

 

ハグまでしなくていい。

 

でも、

握手くらいだったら、

日本の教室でも始められるんじゃないか。

きっと、そこから見えてくるものが、たくさんあると思う。

 

毎日、手を触れ合わせて、

毎日、最低でも一言二言言葉を交わしていたら、

教師と生徒の距離は、ずっと縮まるはず。

 

 

 

あーあー。

ZOOMレッスンでも握手できたらいいのにな。(笑)

 

 


今、次のプロジェクトを準備中です。

シュタイナー教育を、より多くの子供に届けるための、プロジェクト。

 

これをしなくては、

シュタイナー教育を多くの子供に届けることはできない。

 

そう思って、

ずっと考えていて、

今まで実現できずにいたものが、

この春、形になります。

 

ワクワク。

 

近々発表しますね。どうぞお楽しみに。

 

 


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粘土を使った図形の学び~詳しい説明付き。真似してやって見てくださいね。

今日は、

ZOOMのレッスンで粘土で図形体験。

 

 

粘土で作ると、

中身のしっかり詰まった「立体」が出来上がります。

 

 

切ることもできるので、

教科書にあるような切断面の学習も、

すんなりと理解できる。

 

 

でも、

シュタイナー教育的に、

粘土造形の大事なポイントは、

「変容」ーーー形が変わっていく体験をできること。

 

 

今回も、

ただの粘土の塊から、

板の上ではなく、両手の中で、

完璧に近い「球」へと変形させて行きました。

 

球を作るだけでも、

「完璧」を求めると、かなり大変です。

吸い込まれるような作業です。

 

そして、

手を使いながら、頭も使う。

バランス感覚も磨く。

リズム感も大事。

 

 

球が出来上がった後は、

そこから「立方体」に少しずつ変形させて行きます。

 

 

少しずつ変形させて行くと、

平面(面)ができてきて、

直線(辺)ができてきて、

最後に、点(頂点)ができてきます。

(実際にやってみるとよくわかります。)

 

 

こうやって言葉で説明するとわかりにくいのだけど、

実際に言われた通りに手を動かしていると、

手の中で、形が変わって行くのが見て取れる。

 

 

まるで、

手の中で生き物が育っていくのを見ているみたいです。

 

 

で、さらに、

立方体の3つの頂点を結ぶような平面で切断する。

 

同じ形を4つ切り落とす。

 

 

で、現れた形は・・・・??

 

 

想像するのも楽しいですが、

現れた形は結構意外で不思議です。

 

 

 

 

そんなことをね、

実際にZOOMレッスンでやるわけです。

 

 

図形の勉強というと、

 

教科書の図を見る

作図をする

図形を描く


普通はその程度です。

 

 

これで、

立体の模型を紙で作るような体験ができれば、

もっといい。

 

でも・・・、

 

 

立体は立体でも、

紙で作った模型は、

形が決まってしまっています。

 

 

いろんな立体に、相互関係があって、

その繋がりがあるのに、

紙で模型を作るだけだと、

繋がりは見えてこない。

 

 

粘土だと、それが、身を以て体験できる。

 

 

すごいのですよ。

粘土の学びは。

 

感性豊かなうちにこの体験をちゃんとすることで

世界観が変わります。

ものをみる視点が変わります。

 

洞察する力が育ちます。

 

 

いいなあ・・・

我が子にもそんな体験をさせてあげたいなあ。

と思いませんか?

 

 

アートクラフトプログラムでも

粘土造形のレッスンを掲載していて、

そこでもやっています。

 

 

でも、

なかなか自分では教えられない。(涙)

 

 

というお母さんも多いのではないでしょうか。

 

確かに、

もう何十年も粘土なんて触っていない人がほとんどですし、

抵抗ありますよね。

 

しかも、

子供にうまく説明するのも難しい。

 

上で説明したような粘土造形のアクティビティ。

球から立方体、

それを切断していく体験を、

教えるのは、慣れていないと結構大変です。

 

 

慣れてない分、

自分の作業で手いっぱいになっちゃったりして、

説明どころじゃないしね。

 

 

 

 

 

 

 

で、

 

この貴重な体験を子供にさせることを

・・・・・・・・・諦めますか?

 

 

 

そういうお母さんのために、

私が直接、ZOOMで算数や数学を教えています。

 

 

もうすぐ春休みなので、

体験レッスンを特別企画しようと思っています。

告知をどうぞお楽しみに。

 

 

 


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個々の子どもを理解する方法〜シュタイナー学校でやっている事

 

 

個々の子どもを理解すること。

 

 

学校教員として、指導者として、子どもに接する大人として、

 

そして、親として。

 

 

子どもを理解していると思っているときも、

理解できないと悩んでいる時も、

 

 

大人には見えていない子どものあり方、姿があります。

 

 

人は何かと「判断」して物事を見がち。

 

「~~はこういうものだ」

「~~はこういう子だから」

「過去に~~をしたから」

「末っ子だから」

「この子は多血質だから」

・・・など。

 

でも、

そういう眼で見てしまうと、

本当の姿が曇って見えてしまう。

 

ラベルを貼らない。

型にはめない。

その子、そのままの姿を、偏見を交えず、ただ見る。受け止める。

 

それが理解の第一歩です。

 

理解できたら、自分がどんな対応をしたらいいのか、

問題をどうやって解決したらいいか。

その糸口がストレートに見えてくる。

 

 

シュタイナー学校で、

一人一人の子どもを理解する時、

「チャイルドスタディ」というものをします。

 

 

教員全員が集まって、

一人の子どもについて観察し、シェアしあう。

 

その観察は、

一般の職員会議などによくありがちな、

問題の原因になりそうな友達関係や家庭環境とか・・・ではなく・・・

 

 

そんなことよりまず!!!

 

子どもがどんな姿をしているのか、

歩き方は?

骨格は?

肌の色は?

体の大きさは?

体の特徴は?


そんなところから始めます。

 

 

シュタイナー学校でやっていることなのだけど、

これは、親がやるのもすごく価値があると思うのです。

 

 

親だもの。

そんなこと、今更観察しなくてもわかってる・・・って思いますか?

 

 

生まれてからずっと毎日見てるんだもの。

わかってますよね。

 

でも、改めて、もう一度、見てみる。

 

そこから見えてくることが、

気づくことがたくさんあります。

 

そして、そうやって見ていると、

自分の親としての、子どもの見方が変化しているのが分かります。

 

 

自分(親)が変化する。

それは自分の行動が変化するということ。

口にする言葉が変わるということ。

子育てが変わるということ。

 

 

そんな「チャイルドスタディ」についても、

もうすぐ発行になる書籍でかなり詳しく述べられています。

 

 

書籍は最後の微調整に入ってます。

ああ、もうすぐ完成ーーーー。

 

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書籍発行のお知らせは、

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シュタイナー学校8年生プロジェクト 今年は長男の番です

長男。シュタイナー学校8年生です。

 

小学校3年生から、8年生プロジェクトのプレゼンテーションを見て、

憧れて憧れて、

寝ても覚めても、「プロジェクト」。

 

面白そうなものに出会うと、

「8年生プロジェクトでやる!」という。

 

その言葉を何百回聴いてきたことか。

いよいよ、本人の番です。

 

 

 

8年生プロジェクトというのは、

自分でテーマを選び、一年間かけてそれに取り組むというもの。

 

 

シュタイナー学校のプロジェクトというと、

一般にある学校と大きく違うのは、

原点から全部自分で!・・・という所でしょうか。

 

 

「コンピューターのパーツを買ってきて、組み立てる。」

とかいうのもよくありますが、

出来上がったパーツをどう組み合わせるかというプロジェクトであって、

コンピュータの原点には近づきません。

 

 

パーツの中身には自分の力を注いでないから。

 

キットを買ってきて組み立てるのも、

趣旨と違う。

 

 

 

だから、

今まで、

カヌーを一から作り上げた女の子とか、

 

 

地元の小説家の描いたイメージをもとに、

オリジナルのデザインで、

自分の体に合わせてドレスを一から作り上げた女の子とか、

 

 

 

パーツもバラバラになってしまって、エンジン部分も空っぽ状態の

30年前のランドローバーを、

古い使えないパーツを修理したり作り替えたりするところから始め、

組み立てから塗装まで全部自分でやって、

車検一発合格しちゃって、

それだけでなく、査定してもらったら130万円・・・ってところまで

やっちゃった男の子とか。

 

 

 

古いランドローバーが蘇りました

 

 

数々のすごいプロジェクトを、

見て来ました。

 

 

中学校2年生ですよ。

 

 

後輩から見て、こんな先輩たち、

そりゃあ、もう、すっごく格好いいですよ。

 

自分もあんな先輩になりたい!

あんなすごいプロジェクトをやり遂げたい!

・・・って、下級生たちが上級生を見上げる。

 

 

そんな風に、見上げながら今まで来て、

さあ、いよいよ自分が8年生!!!・・・ってところです。

 

 

今の学校の、息子の担任の先生は、

「少し小さめのプロジェクト」の方針で、

半年がかり。

 

 

 

なので、学年半ばの来月発表。

今、ラストスパートです。

 

 

また、その内容については近々記事にしますね。

 

 

 

 

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ドイツでは、実はペンシルロールじゃなくてコレが主流!

先日、クレヨンロールの作り方を掲載しました。
こちら

なんだか、クレヨンロールといえばシュタイナー学校の定番という気がします。

 

イギリスでもアメリカでも、
シュタイナー学校の子どもたちは、
母親の手作りのクレヨンロール使ってました。

 

私も、イギリス時代、我が子のためにたくさんつくりました。
(二人息子xクレヨンロール、色鉛筆ロール・・・そして私用も)

 

で・・・ですね。

 

ここは、シュタイナー学校の本場ドイツ!

 

 

 

実は、

クレヨンロールはまだしも・・・

 

 

色鉛筆を使うようになってからは、
ペンシルロールはほとんど使いません。

 

 

 

 

いかにもシュタイナーグッズ・・・と思い込んでいたのに。

 

 

何を使っているかというと、
こういう感じのペンシルケース。

 

シュタイナー学校に限らず、
公立学校の子どもたちも、
こういうペンシルケースを持っています。

(これは私のもの。72本収納ですが、子どもが持っているのはもっと小さめのもの。)

 

公立学校の子は、
ビニール製のキャラクターデザインとか。

 

シュタイナー学校の子は、
キャンバス地や、本革製。

キャラクターなんてもってのほか!・・です。(笑)

 

わたしも、手作りのクレヨンロールと色鉛筆ロールをずっと使っていたんですけどね・・・

 

ドイツに来るまえに、
イギリスの画材店で購入しました。

 

2段になって72本入るやつ。
2段=本のページをめくるみたいになってる。4ページ分。みたいな。

 

だって、
机の上に乗せておいて、場所取らないんだもの。
72色分の色鉛筆ロール広げたら大変なことになっちゃいますから。

 

 

でも。。。
ブロッククレヨンとスティッククレヨンを一緒に収納するには、
お手製クレヨンロールがベストです!

よかったら、こちらの作り方参考にして作ってみてくださいね。

オープンなシュタイナー学校がここにある!(感動!)

「シュタイナー学校」にもいろいろあります.

 

今まで、アメリカ、イギリス、ドイツと、7校のシュタイナー学校に密接に関わってきました。

 

「シュタイナー学校」って言った時、どんなイメージがわきますか?

教科書がない。
芸術的な授業をする。
創造的な活動がいっぱいある。
テストがない。

もちろん、それは、どこのシュタイナー学校にも共通しています。

 

でも、国によって教育制度が違うので、その国の教育制度に合わせるよう、シュタイナー学校も工夫をこらしています。つまり、そこで大きな違いがある。

同じ国のなかであっても、いろいろと違いがあります。

 

 

 

 

ドイツに来て最初に関わったシュタイナー学校は、いわゆる都市の中心にある「伝統校」でした。

伝統校にありがちなのは、

古い伝統を守る
改革を好まない

古い伝統を守るのはいいのです。

 

 

 

でも、すみません。
毒舌になりますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

高慢ちきなシュタイナー学校

 

でした。(あ、ごめんなさい。汗)

 

 

 

 

どことは言いませんが、他にも「高慢ちきなシュタイナー学校」はドイツの中に多数あります。

 

 

高慢ちき。

つまり、

お金持ちが多くて、
インテリが多くて、
アビトゥーアの成績は絶対的に重要。
閉鎖的。
ドイツ人が大多数。

 

それはそれで好きだったんですけどね。笑

街にいくつもシュタイナー学校があるので、それぞれ個性があり、
ニーズや好みで学校を選ぶことができるので、ありがたいことです。

比較的新しい学校(ドイツでは創立30〜40年くらい学校)では、新しいものを取り入れようという意欲があります。

 

 

 

例えば、

新しいカリキュラムを工夫して導入する。
改革の精神とそのエネルギーがある。
アビトゥーアだけでなく、職人向けのカリキュラムとか、障害児と一緒に教育するインテグレーションプログラムとか。
インテリ層でない人たちや、ドイツ人でない人たちにオープン。

 

 

 

今の学校(創立35年くらい)に変わってきて、ものすごく、ありがたいと思っていることがあります。

 

それは、

ドイツ人以外にもオープンな姿勢。

私自身も、アジア人、黄色人種。
見るからに、ドイツ人とは異色の存在ですしね。

 

 

 

 

 

学校には、白人だけでなく、

アジア系、

トルコ系移民、
エジプト移民、

 

 

シリア難民。

 

など・・・いるんですね。

一般的にドイツではちょっと下の階級に見られるような人たちです。

 

ドイツにいる移民といえばトルコ系が大多数。

 

 

 

でも、前の「高慢ちきなシュタイナー学校」には、トルコ系の子供はいなかった。

 

 

 

シリア難民のキャンプは街にいっぱいあるのに、

 

 

シリア難民は学校にいなかった。

アジア系もものすごく少なかった・・・。

 

 

 

 

 

 

今日、夫のところに12年生の生徒がきて、いろいろ話をしていったそうです。

 

 

彼は、アフガニスタンからドイツに来て3年目。

若干17歳の青年です。

アフガニスタンのカブールから3年前に来た。

 

 

 

日本からいえば、カブールなんて、とんでもなく治安が悪い。テロもある。・・・そんなイメージです。

でも、アフガニスタン人の中からすれば、カブールはアフガニスタンで一番安全な都市なんだそうです。安全だからたくさんの人が移り住んで、10年前にはたったの30万都市だったのに、今は600万都市になってる。

 

 

 

その大多数は、日本人からは想像できないほど貧乏です。

安全だっていったって、
日本の常識から考えたらとんでもなく危険。

テロが日常的にある。
爆発物で身近な人が死ぬ。
教育もまともに受けられない同世代の子供がたくさんいる。

 

 

そんな環境を経験してドイツに来ている彼。

 

 

若干17歳ですよ。

 

 

そして、そんな彼を、クラスメイトとして受け入れているドイツの青年たち。

彼らがどんな生きた学びをしているか。

 

 

 

私の息子たちのクラスにも、シリア難民がいます。エジプトからの難民もいます。

そんなクラスメートたちと毎日を共にできるっていうこと。
すごくないですか?

 

 

そしてね、

それが、「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)で表現されるような思想が根底にある教育現場で、人種や国境を越えた経験が実現されているということ。

 

 

私は、涙が出るほど嬉しい。
息子たちがその経験をできることは、心底ありがたいと、心の奥底から思うのです。

 

 

 

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全ては繋がっている・・・シュタイナー学校での嬉しい驚き

 

 

 

カリフォルニアのシュタイナーカレッジに留学中。クラスメートにとても聡明な若いアメリカ女性がいました。思考の明確さ、創造力の豊かさ、感性が豊かであること・・・他のクラスメートとは群を抜いているというか。

 

彼女、大学では物理学と心理学を専攻したのだそうです。

 

それを最初聞いて、
「え、そんなことできるの? 物理学と心理学では分野が違うじゃない」
と言ったわたしに、彼女は首を傾げて言うのです。
「え、だって、すべては繋がっているじゃない」

 

彼女、わたしがなぜ不思議がるのが分からなかったんですね。

 

でも、わたしとしては日本の大学制度を考えて、物理と化学とかならまだしも、物理と心理を「専攻」っていうのが、システム上可能なのが不思議でした。

 

シュタイナー学校では、全ては繋がっているという価値観のもとに教育が行われています。

 

彼女は、シュタイナー学校卒。

まさしく、その存在そのものが、違っていた。

優秀っていうだけではなくて、ものごとを総合的に見る力があった。そして、彼女は自分の弱さも見せるのも恥ずかしがらなかったし、できないことがあることや、悩みがあることも、否定せずにまっすぐに生きている・・・そんな姿勢が衝撃的なほど素敵でした。当時、彼女は若干22歳。

 

 

わたしはその後、7校のシュタイナー学校に関わってきました。

 

高等部の先生などは専門性が求められるのですが、人材のこともあり、また先生の能力が多彩でもあることもあり、1人の先生が2〜3教科かけもちしていることもよくあります。

 

でも、大抵は似たような教科をかけもちするのです。

物理と化学、数学と物理、歴史と地理、歴史と心理学、フランス語とドイツ語・・・など。

 

 

で。

今の学校にきてびっくりしました。

A先生:数学と美術史 担当
B先生:数学と体育 担当
C先生:数学と音楽 担当

 

高等部の数学の先生3人の個性と才能の豊かさ!!!

美術と数学がつながっていることも、数学と音楽が繋がっていることも、数学と人間の体・健康・体育が繋がっていることも、当たり前なんです。

でも、それを高校生に教えられるレベルまで身につけている(体に染み込んでいる)先生って。

 

この先生たちの授業は、美しくて豊かなものに違いない!
わたし、本気で、この先生たちの授業を受けたい!・・・って思いました。
(あ、その前にドイツ語習得・・・ですね。はい。汗)

数の規則性、関数、数列・・・そしてこのスパイラルの形
全部つながるから、数学が見える。
面白くなる。

 

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シュタイナー学校の課題は変わっている?〜アーティスティックプレゼンテーション

 
シュタイナー学校の課題で度々出るもの。
学んだことを、アートで表現しなさい・・・という課題。
 
文学、数学、科学、歴史、地理など、どんな教科でも。
 
想像つきますか?
たとえば、数学を勉強して、そのあとに「アートで表現しなさい」って。 
 
アートもさまざまです。
絵や彫塑などの立体作品かもしれない。手仕事で刺繍や編み物などでもいい。音楽でもいい。(作曲とか演奏とか)詩を書く生徒もいます。スピーチや演劇だってアートになります。
 
 
そんなの数学と関係ない!・・・って思うかもしれないけれど、アートで数学を表現するためには、根本的なところ、しかも深くまで理解していることが必須なのです。
 
アートだったらなんでも良い。でもなんでもいいって言われることは簡単なようでいて一番難しい
 
なにをやろう?
なにをやれば学んだことをうまく表現できるんだろう?
どんなアートだったら自分にできるんだろう!?
なんだったら実現可能なんだろう?
(予算や時間なども考えないと!)
思いっきり悩みます。
わたしも、はじめてそういう課題をシュタイナーカレッジで出されて、おそろしく悩みまくりました。
 
 
そして何かを生みだすためには、学習内容の深い考察が必須です。
 
 
一般の教育では、数学の学習到達度を判断するにはペーパーテストをします。欧米では口述試験もあります。ペーパーテストで良い点をとるためには、「きまったやりかたで期待された通りに書く」ということができなければいけない。数学はわかっていても書くのが苦手な生徒は良い点をとれない。ものすごく良い考えを持っていて口では人を感動させるようなスピーチをできるような子でも、それを文章にすることが苦手だったら、試験ではいい点はとれません。口述試験では、話すのが苦手な子には不利です。

書けないから、話せないから、学習内容は達成できてない・・・って判断されるのっておかしくないですか?

 
 
 
 
アートでの表現はなんでもあり。アートはインスピレーションだから。しかも、自分の得意とするアートを選べば良い。
 
 
 
シュタイナー学校の先生には、生徒の作品と、生徒の日々の様子、エポックノートなどの作品の出来をみていれば、生徒の学習到達度は明らかです。
 
そして評価する目的だけではなくて、その制作過程そのものが学びなのです。