次男クラス旅行へ旅立つ〜シュタイナー学校7年生

次男は7年生。
ヒルデスハイムのシュタイナー学校に編入早々、クラス旅行です。12泊13日の長丁場。

 

北海に浮かぶ諸島の1つ「ノルダーナイ」へ。

 

 

北海に浮かぶ島「ノルダーナイ」へ。

 

7年生のクラス旅行は、自然の中での労働がテーマになることが多いです。長男のときには、近郊の森へ行き1週間の森林研修をしました。その年によって違うのですが、その森で必要とされている作業を子供達が毎日します。1週間かけて1000本以上の植林をした年もあり、小川や用水路の掃除などをした年もありました。

今回の次男の旅行は、海に浮かぶ小島。ビーチがあり海で泳ぐこともでき(最高気温、せいぜい20℃ですので寒いですが 汗)、乗馬をしたり、綱渡り(?)のアクティビティもできる。そして滞在中はレンタル自転車で、島じゅうサイクリングしてまわるようです。

ユースホステル滞在ですが、寝るのはテントで寝袋。洗濯も自分でするので、洗濯洗剤と物干しのヒモと洗濯バサミも持参。

 

島での労働は、ビーチ近くの砂地に古代麦を植える作業だそう。風が強く、砂が飛んでしまうのを防ぎます。

 

 

 

まだまだ友達もいなくて、先生にも馴染みがない次男。クラス旅行で友達できるかな。クラスに馴染めるかな。親として、そんなことを思いつつ、元気に笑顔で帰ってきてくれるのを祈ります。

いや、それにしても家の中が静か。
13日間は兄弟げんかをきかなくていい。

ちょっと、さびしい。(笑)

 

 

 

家の中に動物の気配が・・・(シュタイナー学校手仕事の話)

うちの次男(シュタイナー小学校6年生)が、手仕事で作ったぬいぐるみを持ち帰ってきました。

 

手仕事の時間に作ったぬいぐるみ〜オオカミ

 

 

 

まず、クラスで国立自然博物館へ行きました。そこにたくさんある、動物たちの剥製のなかから一つ決めて、よく観察してスケッチをする。

学校に帰ってきてから、スケッチを見ながら、その形に合うように型紙を自分でデザインする。

厚手のキャンバスコットンを切って縫う。

これでもか、これでもか、というくらいに綿を入れる。(脚は芯も入っていないのにカチカチです)

そして、布用絵の具で色付けをして完成。

 

 

なかなかよくできています。ふわふわした抱っこしたくなるようなぬいぐるみではなく、硬くてリアルです。

 

与えられた型紙で作るだけではありません。見たものを布で再現していくのって、かなり大変。体、口の部分、頭のマチ部分、お腹にもマチがあり・・・。

 

相当よく観察しなければ作れません。

 

 

シュタイナー学校では、こうやって小学校で動物や人間のぬいぐるみをつくったりするのだけど、作り手の心がこもってオリジナルのものができてくると、できあがった作品が作り手に似てくるから不思議です。

シュタイナー教員養成課程でウォルドルフ人形を作った時も、出来上がってみたら、学生それぞれ、みんな自分に似た人形になっていました。そんなことは全く意識せずに作っているのですが。

 

いや、このオオカミ。なんか次男に似てますよ。手脚の細さとか雰囲気とか。

 

 

この子が我が家にきてから、「なんか、いる・・・」ってゾゾッと感じることがあるのです。「誰がこっち見てるの!?」って、その方向を振り向くと・・・・

 

 

この子がこっちを見てる。(汗)

 

心込めすぎて、魂がこもっちゃったみたいです。

 

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思春期始まりとオイリュトミーとロッドエクササイズ

昨晩、息子の学校で「7年生オイリュトミー発表会」でした。7年生2クラスのオイリュトミー発表。真っ白の服に身をつつんだ総勢60人近い生徒たちが、ステージのうえで堂々と発表をしてくれました。

7年生のオイリュトミーといえば、「ロッドエクササイズ」がテーマです。(ロッド=棒)

70cmくらいの長さの銅の棒を使って、いろいろなエクササイズをします。

ウォーターフォール(滝):両手で水平に持ったロッドを背後で落とし、それを、腰のあたりで受け止める。

7ステップエクササイズ:前、上、右、左・・・などロッドを動かす。

名前はわからないけれど、大きくSカーブを描いて動かすエクササイズや、ロッドを使った指のエクササイズなども。

ロッドエクササイズをすることで、思春期に入りかけた子どもたちのなかにまっすぐ生きる姿勢と秩序を育てるのです。

基本のエクササイズを組み合わせた、大人数でのパフォーマンス。一人一人ちがう動きが組み合わさって、全体としてはかなり複雑な動きになっていました。見ているわたしは、どうしても「幾何学」の目でみてしまうので、ステージ上空から鳥瞰図的に見ている感覚で見ていたのですが、なかなか複雑・・・。笑

欧米人って、どうしても全体やまわりを感じ取る力が弱く、アメリカでも、イギリスでも、そしてドイツでも、みんな動きがバラバラ・・・。(笑)日本人のグループがうまく揃うのは、本当に民族的な特徴だと思います。欧米人は、全体のなかに和を見出せないというか、自分の動きと全体の動きがひとつのものとして見えていないというか・・・。

ドイツ人の子どもたちのオイリュトミーも、そんな「バラバラ」さ加減が見受けられ、見ながらちょっと苦笑いをしつつ、7年生ってこんなことまでできるのか・・・という難しい動きに感心。新しいことやちょっと難しいことに挑戦すること大好きなドイツ人の傾向なのだろうな・・・と、今までいたイギリスとの違いを考えながら、また、新たな文化、民族の特徴を目の当たりにした気分です。

わたし個人的には、言葉もわからないままドイツにやってきて、大きなやんちゃなクラスにとびこんだ長男(うちの子は大人しいタイプ)が、クラスの一部になっているのが見えたことが母としてとても嬉しかったです。いつもクラスで一番小さく、学習障害もあって何をするにもゆっくりで、発表などがあっても、いつもクラスのみんなから数テンポ遅れていた長男。ドイツにきて言葉がわからない環境で、イギリスにいたときより遅れてもいいような状況なのに、しっかりとみんなと呼吸があっていた。

この一年、ほんとに大変だったよね。こんなに成長して。・・・と、わたし、ひそかにボロボロ涙を流していました。

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