テストの点数が気になる…

あんまりうるさく
言いたくないけれど…

子どもの「テスト」の点数、
やっぱり気になっちゃいますよね…


テストの点数って
子どもにとっても
すごいインパクトがあります


点数が取れたら嬉しいし、
取れなかったらやっぱりショックだし…

「点数気にしなくていいよ」
なんて言われたって、

…気にしないなんて無理ですよね…



ただ・・・
目の前のテストのためだけに
テスト勉強をしても

そのテストではすぐに良い点が
取れるかもしれないけれども


終わった次の瞬間に忘れます。


あなたも経験、ありませんか?





”テストで、問題を時間内に解く”

”問われたことに正確に答える”


それは、大切な1つの能力でもあります。


良い点を取ること自体は、
決して無意味なことじゃない。


でも・・・


せっかく時間を使って勉強するんだったら、

三日後に忘れることより、
しっかり力になることをやらせてあげたいですね。



親がそのためにできること。

“テストは、成長の一つの目安でしかない”
と、大きな視野で見守る。


10年後、20年後を見据えてみる


テストのためではなく、
充実した学びをしていたら
結果的に、テストの点も取れちゃった・・・

そんな学びを、普段からしたいですね。


~ 今回の内容は、
ゆるっとシュタイナー「エピソード2」から一部抜粋しています。
内容が気になる方は、是非聴いてみてくださいね👇


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ぬらし絵(4) オンラインで体験する水彩



前回に引き続き、
6月17日(土)から始まる
色の声をきくシュタイナー水彩
 ぬらし絵講座」の講師、
 小林由香さん(アトリエきぎ主宰)に、
 ぬらし絵についてお伺いします。

🔳前回までの内容はコチラ

 ぬらし絵(1) 「描こう」としない絵画体験!?

 ぬらし絵(2) わたしを励ます芸術体験

 ぬらし絵(3) 子育てに、教育に、どう役立つの?

Q. 今回、オンライン上での講座になりますが、
  オンラインならではの良さはどんなことですか?


  (小林さん)
 人って、どうしても他の人と自分とを
 比べてしまいがちですが、
 その点、オンラインは、他の人と繋がりつつも、
 自分自身に向き合う環境が作りやすい

 のではないでしょうか。

 それから、
 繋がっている仲間がいる、
 同じように描いている人がいる、
 と思えること、
 これは結構、心強いんです。

 他の受講生と自分を比べずにいられて、
 繋がっていることが心強い

 オンラインの良い点だと思います。


 また、私の講座をリアルで実施するときは、
 私が絵の具を準備します。

 その点、オンラインは自身でご準備いただくので、
 受講者の皆さんの自律を促す側面もありますね。

 色を溶く準備は、
 私にとっては、
 とても落ち着く作業なんです。
 つい時間をかけてしまいます。

 そんな風に、楽しんでもらえたら嬉しいです。


Q. 「ぬらし絵」を教える時、
  小林さんご自身が大切にしていることはありますか?

 (小林さん)
 色の体験は、
 その人が意識しても意識しなくても、
 自分自身の内側と外側を
 往復しているような体験になります。
 
 人によっては自分の内面だけの世界と
 非常に密接な人もいるし、

 既に外で経験した自然体験から
 外の世界と繋がっている人もいます。


 どちらにしても、
 その色彩体験はその人だけのもので、

 その人のとても大事な色彩が今そこにある、
 と思って立ち会わせていただいています。


 私は、具体的な、ほんのちょっとした
 声掛けを通じて、寄り添うしかないんです。

 授業はライブです。
 その瞬間に、生きて生まれてくるものがあります。

 そんな絵を見て、わくわくしますが、
 はしゃぎ過ぎないようにしています(笑)



以上、全4回にわたって、
色の声をきくシュタイナー水彩
 ぬらし絵講座」の講師、
小林由香さん(アトリエきぎ主宰)に、
「ぬらし絵」についてお伺いしました。


「ぬらし絵」は、

🔳色の力を通して、癒しを感じたい
🔳感性を開きたい
🔳自身が受けた教育の枠組みを外したい
🔳子どもと同じ目線で、世界を見てみたい

そんな方々に、お届けしたい芸術体験です。

色の声をきくシュタイナー水彩
ぬらし絵講座 
詳細・お申込みはコチラ

ぬらし絵(2) わたしを励ます芸術体験



前回に引き続き、
6月17日(土)から始まる
色の声をきくシュタイナー水彩
 ぬらし絵講座」の講師、
小林由香さん(アトリエきぎ主宰)に、
ぬらし絵についてお伺いします。

前回の内容はコチラ
 ぬらし絵(1)
 「描こう」としない絵画体験!?

Q. 「ぬらし絵」の良さは何ですか?


 (小林さん)

 「ぬらし絵」の体験では、
 目の前に広がる色そのものを
 見つめていきます。

 そこから何かが始まります。

 色によって動かされる感情や感覚…

 色が今、私にどんなことを
 語り掛けてくるのかなぁ…と、

 委ねてみるんです。


 あぁこの色、私ちょっと苦手だなぁ…
 そうそう、こういう赤いワンピース、持ってたな…

 そんな風に、
 何か自分自身の眠っている記憶に、
 色が働きかけてくれます。

 でもただ、
 色を見つめるだけで何も考えなくてもいいんです。


 こうした色を使った芸術体験の時間は、
 心と色が通い合うような時間でもあるし、
 心の滋養にもなる時間です。


 あなた自身が、
 ただあなた自身でいるためだけの時間
なんです。


 わたしたち大人は、
 自分自身のための時間を持つことって、
 意識して特別に用意をしないと、
 中々できないですね。

 様々な役割を持っていますから。

 色の世界に少し踏み込むことで、
 常から少し離れて、
 「私の心」「私の魂」…そういったものに
 向き合える時間になると思います。


 また、この講座は大人が対象なので、
 共に描く中で感じたこと、
 自分の中に湧き出たことを
 言葉にして共有することができます。

 「この人はこんな感じなんだ」
 「私はそう思わなかったな」などと、
 自分の感覚的な世界を拡げていくことができるのも
 大人がぬらし絵に取り組む
 「良さ」ではないかと思います。

Q. セラピー・療法のような効果を得られるのですか?

 (小林さん)
 色の体験を通じて、
 「自分には無い感じ」を得る、
 例えば、引っ込み思案な方が
 元気に「赤」を塗ると、
 自分の中に元気が入ってくる、
 といった力は確かにあります。

 セラピー的…といえば
 そう言えるのかもしれませんが、
 わたしはあえて、「セラピー」とは言いません。

 色が元気づけてくれる
 色が癒してくれる
 そんな風に思っています。

 目の前で、水の力を借りて、
 色が本当に活き活きと動いてくれます。
 その姿に私たちは結構励まされるんです。

 わたしも、色の体験を重ねていくことで、
 元気をもらっています。


ー次回も引き続き、
 小林さんに「ぬらし絵」について
 聞いていきます。


色の声をきくシュタイナー水彩
 ぬらし絵講座
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ぬらし絵(1)「描こう」としない絵画体験!?

6月17日(土)より、
e-waldorfの新しい大人向け講座、
「色の声をきくシュタイナー水彩 
ぬらし絵講座」
が、スタートします。

講師は、
「美術家」で
「シュタイナー芸術教育教師」の
小林由香さん(アトリエきぎ主宰)です。

ぬらし絵は、幼児から取り組むことができ、
シュタイナー教育の入り口にもなる
重要な芸術体験ですが、

「仕上がり」よりも
「プロセス」が重要な体験であるため、
体験をしたことのない方にとっては、
その魅力が伝わりにくいものでもあります。

そこで、今回は小林さんに
「ぬらし絵」とはどのようなものなのか?
どんな体験ができるのか?
具体的に教えていただきました。


Q. 「ぬらし絵」の体験は、
   他の絵画体験とどう違うのですか?

 (小林さん)
 普通、絵を描くときって、
 「形を描こう」とか
 「こんなイメージで描こう」など、
 最初に考えてから描きませんか?


 「ぬらし絵」は、
 ぬらした紙の上に色を拡げます。
 そこで、絵の上で、紙の上で、
 色がどっちのほうに
 広がりたがっているんだろう
 …なんていうことを、考えていくんです。


 今、目の前にある「色」、
 その「色」と「自分自身」とで、
 対話をしていく体験なんです。

 何かの形を描かなきゃダメ、
 というような体験ではないんです。

 色によって、動かされる感情、感覚…
 そのままに委ねてみる、ということを
 紙の上でしてもらいたいと思っています。


Q. 絵が苦手でも、できるのでしょうか?

 (小林さん)
 もちろんです。

 普通の絵画は、乾いた紙に色を塗るとき、
 「描いたら消せないな」とか、
 「失敗したらどうしよう」などと、
 色々思いますよね。

 私もそんな風に育ってきました。

 でも、ぬらし絵には、失敗がないんです。


 紙が濡れていますので、
 水の力を借りて色を動かします。

 黄色が大きくなりすぎた、と思ったら、
 黄色を少し動かしてあげたり、
 取ってあげたりすればいいし、


 この赤は強すぎる、と思ったら
 小さくできます。

 これまで公教育の中で
 体験してきた絵画とは、
 全く異なる体験なんです。


 異なる色を重ねる時も、
 まるで紙の上で人と人が出会うようです。


 例えば、
 あなたが誰もいない公園に
 一人で入っていくのと、

 知人がいる公園に入っていくのと、
 全然違いますよね。


 同じように、
 白い紙に初めて赤色を入れるのと、
 黄色のあるところに赤色が入るのとでは
 体験が全く異なります。

 どんなふうに色を迎え入れていくのか、
 紙の上で様々な物語があります。
 それを、受け止める。そんな体験です。

 絵の上手い・下手は、
 全く関係がないんです。


―次回以降も引き続き、
 小林さんに「ぬらし絵」について
 聞いていきます。


「色の声をきくシュタイナー水彩 
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