(教育他)大丈夫!?・・・気をつけたい言葉

 

 

こんにちは。
石川華代です。

 

恐ろしい勢いで時間がすぎていき、
もう師走も半ば・・・

 

今年の秋は、
ほんとうにむちゃくちゃです。

 

どうしてここまでいろいろ重なるか・・・というくらい、
そして、もう頑張れないよーーーって思うくらい。

 

今まで生きてきた中で、
一番頑張ってる!・・・って断言できるくらいの数ヶ月です。

 

私だけじゃない。
こういう経験は誰でもありますよね。

 

こういうとき、
不用意に、
「頑張って」
って言われることがあります。

 

もうこれ以上頑張れない・・・って思ってる時に言われる、
「頑張って」
の言葉。

 

ガラガラと崩れ落ちそうになるほど、
つらいです。

 

「頑張ってる」っていうのは、
客観的に判断できることじゃない。

 

他人から見て、
まだまだ頑張れるでしょーーー
って思えるかもしれないけど、
本人としてはいっぱいいっぱいだったりする。

 

そういうとき、必要なのは、

「頑張って」
という激励ではなく、
「頑張ってるよね。頑張ってること、わかってるよ」
って、共感してもらえること。

 

そういうときに「頑張って」って言われると、
これ以上頑張れなくなる。
崩れ落ちる。

共感してもらえると、
もうちょっと頑張れるような気になったりする。

 

・・・だから、
子どもに対しても、
「頑張って」
という言葉は、できるだけ使わないようにしています。

 

 

 

 

あとひとつ。

「大丈夫!?」という言葉も。

 

 

何かあった時に気軽に出てしまう言葉だし、
相手を思いやる言葉です。

 

でも、
「大丈夫?」
・・・って聞かれたら、
どう答えますか?

 

反射的に、
「大丈夫」
って答えてしまうものです。

 

大丈夫じゃなくても。

 

というか、
大丈夫じゃないときほど、
「大丈夫」
って答えてしまいます。

 

「大丈夫じゃないよーーー」
とか言えるときは、
意外に大丈夫なとき。

 

大丈夫じゃない時に
「大丈夫」と言わせてしまうことは、
追い詰めることになりかねない。

 

大丈夫じゃないときに、
「大丈夫じゃない」
「助けが必要なんだ」
って、素直に言えるような言葉がけを気をつけたい。

 

「大丈夫?」
じゃなくて、
「しんどいねえ」
「たくさんやったよねえ」
「休んでもいいんだよ」
「お母さんもつかれた。一緒に休んでくれる?」
「痛いよね」

 

とか。
かける言葉は、
状況と相手によるけれど、
一言一言に気をつけたいと常々思うのです。

 

 

 

 

 


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(教育の話)全部わからなくてもいい授業

 

こんにちは。
石川華代です。

私たちがいるドイツ、ニーダーザクセン州では、
2週間の秋休みに入りました。

 

私の仕事は通常通りですが、

 

ドイツ語講座がおやすみです!!!
わーい。

 

久しぶりに長期休暇が嬉しい。笑

 

 

このドイツ語授業は、
すべてドイツ語で進められます。

 

ドイツ語で挨拶さえわからない人たちに教えるのも、
すべてドイツ語です。

 

大事な連絡事項も、
文法の大事なことも、
全部ドイツ語で説明するし、
わかりやすい図解とかも利用しません。(←これは先生の怠慢だと思う)

 

わからないままでも、
ひたすらドイツ語のシャワーを聞き、
そこから受け取れるものを受け取っていく。

 

 

学びの形として、
これは、一般の学校教育とは大きく違う点です。

 

一般の学校教育では、
生徒が、「全部わかる」ようにカリキュラムが組まれています。

 

 

だから、
新出事項以外は、
習っていないことが出てこないよう、
教科書などの教材も、
入念に作られています。

 

このドイツ語講座は、
その正反対で、

 

習ってない文法、
出てきていない単語がどんどん出てきて、

 

なんだそれは??
って思って、
想像力を働かせて意味やルールを見つけようとしたり、
調べたりしていると身についてくる。

 

 

わからないから、
知ろう、知りたいという気持ちも強く、

耳や頭に残ったことから、
想像力を駆使して、
心にひっかかったことなどが吸収されていく。

 

こういう、
「知ったこと」だけでできていない授業に身をおくと、
自分から吸収しようとする姿勢ができてくる。

頭が働く。

 

シュタイナー学校の学びは、
「知ったこと」だけで着実に学ぶ時間もあるし、
「知らないこと」のシャワーをたくさん浴びて、
興味を耕し、知識も考えも広げていく時間もある。

 

リアルなことを題材にしているので、
習ったことだけでは済むわけがないのです。

 

こどもたちがこの世界に生まれてきて、
成長していくプロセスも、そうですよね。

 

わからないことだらけの世界の中で、
どんどん言葉を吸収し、
人間を知り、
世界を学んでいく。

 

一般の学校教育のように、
100%習得することを目的としてつくれた教育は、

資格試験の学習方法の考えだと思います。

 

 

テキストがあって、
それを100%習得していたら、
テストで100点とれる。

 

テキストで学ぶことは、
試験に受かるために必要なこと。
全体像を見るのではなく、
ものごとのほんの一部分だけを見る。

 

これではいつまでたっても、
その教育の枠から出れないし、
教育のなかで教わらなかったことは、
対処できない。

 

大人になっても、
「知りませーん。習ってませーん。」
って言う人になっちゃうのかも。

 

あ、毒が入りました。
すみません。

 

 

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この秋。
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もっと中身をよくして、
新規受講生を募集しはじめます。

 

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こちらはのビデオは「第1話」ですが、
実は「第3話」まであります。

続編は e-waldorf newsletter のほうでご紹介していきますね。

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