(学び)語学を学ぶことについて思う。子どもの場合は?

 

こんにちは。
石川華代です。

 

昨日届いた本。

 

 

シュタイナー教育の芸術教育関係の本です。
英語にも、日本語にも翻訳されてないみたい。

 

 

私、初のドイツ語本ゲット。(万歳!)

 

 

私のドイツ語はビギナーレベルです。

もちろん、こんなの読めません。(笑)

 

普通、語学学習者としては、
初心者でも読める絵本とか、
レベルに合わせて編集された語学用の本とかから、
リーディングは始めると思うのですが・・・・

 

 

そういうの、読む気にならない。
わくわくしない。

 

ということで、
初ドイツ語本は、やはりシュタイナー系。笑

 

いつ読めるかな。苦笑

 

 

私が受けているドイツ語講座は、
EU外からの移民には、義務付けられています。

 

600時間のドイツ語レッスンを受け、
ドイツ語試験に合格すること。
これで英検2級レベルくらいのドイツ語力になるらしい。

+100時間のドイツ文化・歴史の講座。

 

これをやらないことには、
永住権も市民権も取得できません。

 

なので、
受講生の目的は、
自然と「テストに合格すること」となります。

 

私も、永住権は便宜上必要ですが、
私は、
ドイツ語を「テスト合格」のために勉強したくない。

 

使えるようになりたいからドイツ語を学びます。

 

でも、この講座ではテスト対策ばかり、
つまり、文法練習とリスニングテスト対策に終始します。

 

ロールプレイも、
ドイツ語を話す場面もありません。

 

テスト対策にはなるけれど、
話す練習にはなりません。涙

 

 

自分が、久しぶりに語学を一から学ぶ立場になって、
子どもたちの学習のことを思うのです。

 

子どもたちは、
学校で英語を学ぶけれど、
はっきりと、
「英語を使えるようになりたい」
「英語で仕事をしたい」
という目的意識のある子ばかりではないでしょう。

 

そして、そう言う目的がない場合、
彼らは学ぶ動機をどこに見出したらいいのか?

 

何をもって、
進歩を実感し、
学ぶ喜びを感じるのか?

 

それがはっきりすれば、
子供のやる気に瞬時に火がつきます。

 

でも、
それがない。

 

多くのこどもにとって、

 

おおお、できるようになった!

と実感するのは、
英語で話せる内容が広がったり、
英語の文章を読めるようになったり・・・
ということではなく、

 

テストの点。

 

そして、
テストの点が、
勉強する目的になる。

 

そして、
テストで点がとれるような勉強しかしなくなる。

 

その結果、
テストが終わったら、
すぐ忘れる。

 

そうなるのが自然なんです。
学習環境がそう仕組まれているから。

 

 

いかに、子どもを、
「学ぶことそのもの」に夢中にさせるか。

学ぶことそのものが喜びになるか。

 

テストが終わったら忘れてしまうのではなく、
一生使える力を育てていくか。

 

 

シュタイナー教育をしていると、
一生使える力を育てるということは、
常識なのですけど・・・ね。

 

自身がドイツ語講座をうけながら、
ああ、残念だなあ。
私だったら、こう教えるなあ。
・・・とか考え、

一般に行われている「授業」と、
シュタイナー教育の違いを、
つくづく、しみじみ、
感じる日々です。

 

 

 

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