算数の授業に算数以上のものを求めよう!

お子さんの教育に何を期待しますか?
学校には何を期待しますか?

勉強ができるようになることですか?

社会生活とか友達関係を身につけることですか?

大学時代の友人で、公立学校教員になった人が、
「私は、勉強を教える! 道徳とかしつけとか、勉強以外のことは家庭でやって!」
って、叫ぶように熱弁してました。

確かに、勉強を教えることで、
先生の仕事はかなりいっぱいいっぱいだと思うのです。

友人にしてみれば、「叫びたい」くらいの状況だというのもよーくわかります。

でも、先生の仕事がとっても大変だということをよくわかった上であえて言います。


「勉強を教えること」に専念すればするほど、
勉強を教えることが結果的に大変になってきます。

「学級経営」だけでない「しつけ」の部分ができていれば、勉強に集中できます。
クラスというグループだけのことでなく、
一人一人の生活という意味でのしつけです。

 

いいことと悪いことが、
納得できて心にしっくりくるくらいによくわかっていたら、
人間関係もうまく育てやすくなります。

そして、社会に起こる出来事をみたときに、
いろいろ考えることもでき、
自分の意見を持つこともできます。

つまり、自分から考えて学びを深めていけるようになります。

算数と道徳なんて関係ないと思う人は多いでしょう。
でも、数字を扱える、
計算ができる、
お金の勘定ができても・・・

「算数がどうやって世の中の役にたつか」を学ばなければ、
算数をいいことに使えず、
悪用することだってできるでしょう。

悪用するのは武器や刃物だけじゃない。
人間の心が育っていなければ、
数学や科学などの学問だって、
その学問から道徳が切り離されていれば、
人を陥れたり傷つける道具にだってなるのです。

 

 

「道徳」とか「しつけ」とかこころを育てることが、
「道徳の授業」みたいに他の教科と切り離されたところで行われるのではなく、
他の授業のなかに溶け込んでいるということで生きたものになります。

 

シュタイナー学校の授業では、
算数の授業をしていても、
算数と人間のつながりとかを切り離して考えません。
お金のことを学べば、
どうして人間にはお金が必要になって、
どうやったらお金を人の役にたつように使えるんだろう、
ということを考えたりもします。

切り離したら、どこかで狂ってくる。

学校の授業だけを考えたって、
総合的に算数も道徳も国語も芸術もつながりを持たせるから、

2+2+2+2=8の学びではなくて
2x2x2x2=16の学びになるんです。

私が制作しているe-waldorf の講座や教材でも、
心に響くこと、考えること、道徳的なことを織り込んでいます。

「リズミックエクササイズ講座」では、
2日に1通、メールをお届けしています。

そのメールのなかで、
エクササイズ内容に加えて、

学ぶことの意味、
シュタイナー教育の学び、
子どもの成長、
継続する方法、
人生観にかかわるものごとの考え方など、

短い文章ですが、継続的にお届けしています。

受講者さんからこんなメッセージが届きました。

今はできなくてもとりあえずやってみる、いつか繋がるということを先生から教えていただきました!

なんだか道徳の授業と似ていますね。今はすぐに心から納得できなくても、物事の善悪が分かるようになるために、日々子どもへの働きかけは続けていく、というようなところが。

いつかは繋がる、理解してくれるであろうことを信じて子どもに接するのは、算数もしつけもみんな一緒なのかな〜と感じています。

種をまいておくのは今のうちということですね 笑

これからも続けます。

先生よろしくお願いします!!

(リズミックエクササイズ講座受講者、湯浅範子さんのことば)

 

同じメッセージを送っても、受け取り方はさまざまです。
でも、その人にとって必要なものが、伝わります。

私の伝えたいことのなかから、
必要なことが届いて、なんらかの気づきがあれば、
子どもの教育に影響していくでしょう。

海外での日本語(国語)教育〜日本語環境でないからこその教え方

海外にお住いのお父様、お母様。海外での日本語教育どうされていますか?

私自身、海外在住で子育てをしています。また、補習校で長年教えていたこともあり、日本人のお子さんの日本語(国語)教育については他人事ではありません。

ご両親ともが日本人の場合も、国際結婚の場合も、日本語教育は悩むところ。家庭で頑張って日本語を使っても、学校生活が現地の言葉であれば、遅かれ早かれ、現地の言葉のほうが優勢になってしまいがちです。

でも、せめてひらがな、カタカナくらいは覚えて欲しい。普通の会話くらいできて欲しい。理想としては将来日本に行った時に困らないくらいの国語力はつけてほしい。親としては悩むところですよね。

小学校で補習校に通い、たくさん書いて文字を覚えたこどもたち。高学年になり、現地の学校の勉強が忙しくなり補習校をやめたとたん、ひらがな、カタカナさえも忘れてしまう・・・というのもよくあること。

そういう子供達を目の当たりにして・・・海外にいるからこそ、日本式の勉強ではなく、シュタイナー学校の国語の学び方が、より効果的だと感じています。

文字の覚え方など、海外暮らしが長い生徒たちは、独特なのです。

漢字を、日本人よりもっと「絵」として捉えて覚えていたり。しかも、その漢字の意味の絵と直結する絵ではなく、彼らなりのイメージが浮かぶようなのですね。純粋に日本で育っている日本人とは全く違う発想で驚くことも多々あります。面白くて素敵な発想をするので感心します。日本語のインプット量が絶対的に少ないので、言葉が意味をなさないことも多く、その分、自分なりの想像でカバーする分も多いのです。

シュタイナー教育でやっているこくご教育、特に低学年の内容は、お話を聞いたり絵を描いたり、心で感じたり、手を動かして芸術的に学んだりする部分が多いので、心に残り、イメージに働きかけるから深く記憶に残るのでしょう。

ありがたいことに、海外の「日本人補習校」でも、e-waldorfの「こくご」教材を参考に授業をしてくださっている先生方が結構いらっしゃいます。外国で日本語教育をされているお母さんも活用してくださっています。

外国にいるからこそ、余計に、シュタイナー教育的な、子供の心に伝わるこくご学習が効果を発揮するのでしょうね。


海外に、学齢期のこどもがいるお友達や親戚がいらっしゃる方。シュタイナー教育的に、芸術的な日本語教育がご家庭でできるということを教えてあげてください。きっと、お子さんの日本語学習の助けになると思います。

待望の「ひらがな全集」発行間近。 ただいま、特典付き予約受付中です。

シュタイナー学校1年生の文字を習う方法を真似してみよう

シュタイナー学校の1年生。

入学してまずはじめはフォルメンをします。

形を描くアクティビティ。

(この画像はこちらのサイトからお借りしました。I borrowed this photo from “Ancient Hearth.” Thank you for the beautiful form drawing photo.)

 

形を描く練習をしてから、

文字も算数もはじまります。

 

形がかけない、
つまり、まっすぐの線やきれいな曲線がかけなければ、

文字もきれいにかけない。

 

書くだけのことではなく、

フォルメンをすることで、

形を認識する力も養うので、

文字を読む力も育つのです。

 

形の認識ができなければ、

「わ」や「れ」だって難しいし、

「つ」や「し」だって難しいですから。

 

 

そして、

実際に授業での取り組み方は、

「おはなし」や「絵をかくこと」や

体をうごかすことなどの、

総合活動です。

 

毎日、先生がおはなしをしてくれます。

そのお話を聞く。

じっくり聞く。

 

お話を題材にして、絵を描く。

ブロッククレヨンでのびのびと広い面を塗ったり、

グラデーションをつけたり、

シンプルなものを描いたり。

 

先生の指示にしたがいながら絵を描いていくと・・・

 

あ!

これ!

 

文字が浮かび上がる。
(上の絵はなんの文字でしょう? 笑)

 

ものがたりと、自分の描いた絵がつながる。

その絵をもとにして、

文字の練習をしたり、

さらに、活動を広げたり。

 

これは、文字を教えるときのやりかたの一つ。

 

フォルメンから文字をつくりだしたり。

言葉からイメージをふくらませて文字を発見したり。

 

その学びには、イメージをふくらませて、

体をつかって体験して、

うれしかったり、かなしかったり、心で感じて、

 

そんな活動全体が、

聞いて理解すること、

ことばで表現すること(言うこと)、

読むこと、

書くことへと繋がっていきます。

 

そして、表現するためには、

表現する中身がなければいけません。

 

意見がなければ、言うこともないですから。

 

だから、

心を育てる。

感じる。

考える。

自分の意見をもつ。

 

そこも総合的に育てる。

 

その積み重ねをしてきた、シュタイナー学校の高校生は、

ものすごくしっかりした意見を持っていて、

それを躊躇せずに言ったり、書いたりできる。

すごい表現力です。

 

 

小学校1年生から、その学びが蓄積されています。

 

公立学校にいっていても、

そんな学びを少しでも取り入れていけば、

子供の育ちかた、未来はかわります。

 

 

こどもの心が喜ぶ学びって? 小学校1年生に大事なこと

小学校に入学。
ピカピカの一年生。


たくさん友達できたかな。
学校は楽しんでいるかな。

お父さん、お母さんにとって、
まずは、小学校にはいったお子さんが、
学校へ行くことを楽しんでいることって、
ものすごく大事ですよね。

入学前には期待でいっぱいだった子どもが、
入学してみたら、
あまり元気がなかったり、
「学ぶ」ことを楽しんでいなかったり。
宿題をつまらなさそうにしていたりしたら。

・・・心配になりますよね。

 

小学校1年生は学びの始め。

幼稚園までとは違って、
ランドセルを背負って、
とつぜん大きなお兄さん、お姉さんになったように見えても、
入学したからといって、
とつぜん、成長したわけではないです。

 

成長には、段階があります。

小学校1年生の今は、
手足をつかって、体を動かして、
「する」ことから吸収する年齢。


先生やお母さん、大人のすることを、
じっと見つめて、真似しながら、学んでいく年齢。

知識や情報を教えて頭に入れるのではなくて、
体験をとおして、体で感じて、
体験することで、
頭も働く。思考も磨かれる。

そんな年齢です。

お話をきいて、心で感じる。

手がものを生み出す体験をして、
生み出したものに感動したり、

体験したことと、ことばの意味がつながって、
生きてくる。


小学校一年生。

いままで、話し言葉だったものが、
書き言葉になる。

文字そのものは「抽象的」なのです。

漢字は、具体的な形を文字にしたものも多いですが、
ひらがなやカタカナは、
まだまだ「抽象的」なのです。

小学校1年生のこどもは、
抽象的な概念を噛み砕く準備ができていません。

だから、
シュタイナー教育では、
文字を学ぶときに、
具体的なイメージを添えて、
子どもに体験させます。

心で感じ取れるイメージ。
心で感じ取るのは、
ことばだったり、
視覚的なイメージ(絵)だったり、
音だったり、
動きだったり・・・

いろんな活動を通して、
本来抽象的なものも、具体的に感じ取れる状態にして、
子どもたちに届けるのです。

(くわしくは、e-waldorf「こくご教室テキスト」や6月10日発行の「シュタイナー学校こくご教室 ひらがな全集」をごらんください)

子どもは、
抽象的なことを教えられても、
記憶力があるから覚えられます。


覚えてしまえば、大人は安心する。
それって、すごく危険。

 

だって、それでは、
文字も、ことばも、
子どもの中で生きてこないのですから。

 

子どもは、
自分に必要なものを、直感でよくわかっています。

抽象的なものを教えられても、
自分がうけつけないと分かっています。
だから、面白くない。
学習に喜びが感じられない。

自分の中で生きてくるものに、
心からの喜びが生まれます。

大人流のやりかたで教えて、
「テストの点がいい点取れた」とか、
「先生からほめてもらえた」とか、
「よくできました」のスタンプ押してもらえたとか。

心が喜ぶ学びを子どもに与えられないからって、
そんなことで、子どもを騙すのはやめてください。


子どもの心が喜ぶ学びを、
小学校1年生、学び始めの時期だからこそ、
大人が用意してあげてください。

学校でやってもらえないなら、
家でできるのです。

20年以上、子どもに接してきた教師として、
子どもを持つ親として、
はっきりと断言します。

この年齢の子どもには、
お母さん、お父さんが、
ものすごく大きな影響力をもつのです。

だから、お母さん、お父さんが、
子どもに「生き生きとした学び」を届けてあげることができるのです。

そのサポートで、
子どもが生き生きと学ぶ。
目を輝かせる。

子どもが、
学びたいから学ぶような、
そんな学び。

シュタイナー教育の学びには、
そんな子どもの心が喜ぶ学びがあります。

ご家庭で、それを実現してください。

 

シュタイナー教育教材のe-waldorfから。
子どもが輝く学びを一心に願って教材をお届けします。
ひらがな全集を含む、小学校1年生セットも便利です。