シュタイナー教育の「数学」~中学生の学び

算数から数学へ


中学生になると、
小学校で学んでいた「算数」が無くなり、
新たな教科として「数学」を学びます。

小学校の「算数」は、四則計算や図形など、
日々の生活の中で活用シーンが多く、
具体的な体験と繋がりやすい学びでした。

これに対して、中学校の「数学」は、
負の数、代数、関数といった、
日常の中では目にしないものを
扱うことになります。

具体的で目に見える世界から、
より抽象的な思考を必要とする世界へと
移行するのです。


「数学」は、
世界の本質を表す言語でもあります。


「数学」を通じて、
自分たちが生きるこの世界の
法則・規則性を理解することは、
子どもたちを取り巻く様々な困難に
立ち向かうための大きな武器になります。


だからこそ、公式の丸暗記ではない、
数学の本質を理解する力
どのように育むかが重要です。


シュタイナー教育で育む「数学」の力


こちらは、
e-waldorfのIDEAL
(シュタイナー教育の国語・算数・数学レッスン)
受講した中学1年生の作品です。

(編み込み模様のフォルメン)

(フォルメンのデザインを実際に編んでみる)

(実際に使える作品にする)


中学生は、
シュタイナー的な
人間の成長段階からみても、
「抽象思考」が伸びていく時期です。

同時に、身体の著しい成長と共に、
新しいチャレンジを通じて
自分のことを知りたい、
という欲求が出てくる時期でもあります。


こうした成長課題を踏まえて、
紙の上で問題を解くような
机上の学びだけではなく、

手を動かし、色彩を使い、
感性を揺さぶる体験を積み重ね、
「思考」「意思」「感情」に
バランス良く働きかけていきます。


人間的な成長と「数学」の力とを
切り離すことなく、
自由に生きていくための力を
総合的に育むこと。

これが、
シュタイナー教育における
「数学」の学びです。

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高校生ZOOM数学レッスン〜数学、幾何学、建築と・・・愛の告白

 

 

高校生の数学レッスン楽しんでます。

今日は、高校2年生と楕円についてのレッスン。今時の文科省カリキュラムでは高校3年生の数Ⅲで出てくる曲線です。

 

 

コンパスと定規を使って描いているうちに、楕円の性質がみえてきます。

性質がみえてくるだけではなく、話は、楕円を利用した建築物のお話から、愛の告白のアドバイスまで。いや、愛の告白のお話だって、脱線してるわけじゃないですよ。楕円の話題に直結する話題。

高校生は、こういう話がサラッと気軽にできちゃうところがまた楽しい。恋の話に対する、クールな振りの反応も可愛い。(笑)

高校生って、数学を「入学試験のため」に勉強しなくてもいい生徒も多いですよね。入試で数学はとらない生徒も多いはず。そんな高校生の授業を「履修」「単位取得」のためだけに使うのはもったいない。こうやって楽しみながら数学を学べたら、世界を見る目が変わるのにね。

大学入学験のために、数学を勉強しなきゃいけない生徒だって、こういう視点から数学を見ることをしっていれば、受験対策勉強だって、もっと面白くなるはずなのにね。

高校の大事な学びの時期を、有効に、心で感じ取りながらたくさん学んで欲しい。そのお手伝いができることだけでも、私は本当に幸せな教師だと思います。

中学生・高校生—ZOOM数学レッスンご希望の方はご相談ください。

時間的に限りがありますが、スケジュール調整できる限り、数学レッスンをできるだけ多くの生徒たちに届けたいと思っています。だって、数学ってこんなに楽しくて美しいんだもの!!! 伝えたい、この美しさ、楽しさを。これを知らずに「数学はつまらないもの」と思い込んで高校卒業して欲しくないです!