(教育)コロナ騒動から何を学ぶか? コロナをチャンスにするために。

こんにちは。
石川華代です。

 

コロナ。コロナ。
もう、ニュースをみても、そればっかりですね。

 

嫌なニュースが多いので、
数少ない、心があたたまるニュースをみてゆるゆるしています。

 

昨日のエリザベス女王のスピーチもよかったなあ。
胸がいっぱいになりました。

 

イギリスの切り花農家の青年が、
「ロックダウンになっても花は育ち続ける」
と言って、
花の世話をつづけ、花束を作り、
医療現場などに届けているニュースも見ました。

 

ロックダウンでみんな家にいるから、
我が家のまわりのお家の庭も、
いつもよりずっと手入れされていて植物が生き生きしています。

 

 

さて、
このコロナ。

私たちはコロナから何を学ぶのでしょうか。

 

 

パンデミックで、
治療方法も治療薬もない。
ワクチンもない。

 

これまで、人間は、
病気があれば、その症状を抑える薬を開発し、
それを投与することで解決とみなしてきました。

 

ワクチンを使うことで予防し、
それで、病気を克服できると信じてきました。

 

その一方で、
人間の自然治癒力や免疫力、耐性が弱っていく。

 

それでも、
人間は、薬で克服するからいいのだと。

 

全く同じことを、
私は教育にも見るのです。

 

パソコンが使えなければ困るからと、
小さなうちからパソコンやプログラミングを教える。

 

入試に受からなければいけないから、
入試対策の演習を次々とさせる。

 

それは、病気の症状に薬を使うのと同じ。

 

 

パソコンの使い方を習ったら、
習った技術は使えるようになる。
表計算だとか、ワードだとか、フォトショップとか。

子供達が大人になるころには、
古びた技術になってしまうような技術を、
大事な子ども時代を使って習得する。

 

 

人間には、自ら学ぶ力があります。
自ら、育つ力があります。
自ら、問題を解決する力があります。
自ら、ものを作り出す力があります。

 

変化がおきたとき、
何かトラブルがあったとき、
困難にぶつかったとき、

その解決の仕方とか、
それを乗り越える力とか、

それこそが大事なこと。

それこそが一生使える力。

 

医療で言えば、ワクチンや治療薬よりも、
人間本来の免疫力とか自己治癒力を育てること。

 

子どもの教育でいえば、

パソコン技術を教えるよりも先に、
ものを認識する力、
言葉のちから、
考える力、
ものを作り出す力、
そんな、人間の基盤になる力を育てること。

 

そんな基盤ができていたら、
新しい技術が出てきたって、習得できる。

 

そんな基盤がないまま、
パソコン技術を習っても、
その技術がすたれたら、使い物にならない。

 

このコロナウィルス、パンデミックで、
人間は、何を学ぶのでしょうか。

 

今までと同じように、
もっとワクチンや治療薬を開発して、
地球や自然・・・それから神までも制覇する!

・・・というような行動を続けていくのか、

 

それとも、
何があっても乗り切っていけるような、
人間本来の力をつけることに目覚めるのか。

 

 

人間の力を、
問われていると思います。

 

 

 

この状況をみていて、

 

あああ。

シュタイナー教育は、過去100年、
何があっても乗り切っていけるような、
人間本来の力を育てるような教育をしてきているのになあ。

世界に1000校以上のシュタイナー学校があるけれど、
人間の意識改革をするには、
シュタイナー教育がもっと広まって欲しい。

・・・とため息をつきたくなります。

 

 

そういう教育が現に存在するのだから、

 

今いるこどもたちに、
シュタイナー教育から学びつつ、
できることを一つ一つ実行していく。

 

それは、
今すぐにできることです。

近くにシュタイナー学校が開校するまで待つ必要もないし、
シュタイナー学校に入れるように引っ越す必要もない。

 

いつか、ではなく、
今の休校中からでも始められること。

 

大人が始めたら、
子どもが変わり出す。

 

こんな状況だから、
危機だからこそ、
人間が変わるチャンスだと思います。

 

(危機をチャンスにできなかったら人間は変わらない・・・)

 

 

ーーーーーーー

 

こどもたちに、シュタイナーの算数を。
我が子にも、教室の生徒さんにも。

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学びのチャンスを、
逃さないでくださいね。

 

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(シュタイナー教育)高学年の木工、息子からのプレゼント・・・

 

こんにちは。
石川華代です。

 

昨日、息子が、

 

やっと、

 

クリスマスプレゼントをくれました。(爆)

 

 

シュタイナー学校の木工の授業で作ったスツール。

 

ずっと前に完成していて、
クリスマス前にできあがっていたのだけど、

 

「出来が悪い」
「失敗作」

 

とか言い訳をして、持ってこなかったのですが。

 

 

やっと持ってきてくれました。

 

 

継ぎの伝統技術による作品です。

 

 

「失敗作」って、どこが?

 

と、目を凝らしてみてみても、わかりません。

 

 

 

 

よくよくみて、やっと、
次の部分の角度が若干ずれているところを発見。
そして、
わずかに、0.5mm くらいの隙間を発見。

 

 

木工の先生は、
同僚である、私の夫に、
その「失敗」部分を伝え、
さらに、
「と言っても、今まで何年も教えた中で、一番完成度の高い生徒作品だけどね」
とのこと。

 

 

ちなみに、
これは9年生の作品です。

 

小学校のころは、
自然の形を生かした、
木のスプーンや、ボウルを掘るのですが、

高校生は、
思考に働きかけて意志の力を育てる時期。

 

木工をするとき、
スプーンなどは、木の形を感じながら作ります。

このスツールのような「継ぎ」は、
頭で理論的に理解する思考の力が求められます。
そして、手を使って、意志の力で作品をしあげる。

 

学年ごとに、
その年齢に意味のあることが行われるのが、
シュタイナー教育です。

 

 

 

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(シュタイナー)シュタイナー教師。エポックノートの思い出・・・

 

こんにちは。
石川華代です。

 

私は、日本では高校数学教師をしていましたし、
塾を経営していたこともあり、
イギリスではシュタイナー学校でエポック授業を教えていました。

 

教師の仕事って、
とてもやりがいのある、
大好きな仕事です。

 

でも、
どんな仕事でも、
嫌なことや大変なことってありますよね。

 

シュタイナー教師をしていて大変だったことは、

もちろん、
カリキュラムも教科書もないなかで、
自分で全てを作り上げること。

 

大変だったけれど、
楽しくて楽しくて。

 

大きな喜びでした。

 

 

でも、
大好きなシュタイナー教育でも、
やりたくないこともあります。

 

たとえば、
レポート(通知表)を書くこと。

 

ひとつのエポックを教えるだけでも、
ひとりあたり、
数百字の所見を書きます。

 

(しかも英語・・・ 涙)

 

 

大変だったなあ。

 

 

エポック授業を教えていると、
3週間ごとに新しいエポック。

 

つまり、
3週間終わるたびに、
エポックノートや課題を確認する。

 

 

高等部あたりになると、
A4サイズのエポックノートに、
小さな文字でぎっしりと文章が。

 

それが30〜40ページ。

 

そして、ひとクラス30人。

 

 

 

3週間ごとに、
30ページx30人の文章を、

全部読んで、
必要に応じて添削して、
所見を書く。

 

しかも、
手書きだから、読みにくいし。

 

何をいいたいのか、
わけわからない文章もあるし。

 

(しかも、英語だし・・・・)

 

 

 

あー 大変でした。

 

子どもたちの、
美しいエポックノートを見ることは、
楽しかったけれど。

 

今は、
それをしなくていいので、随分楽ですが、

 

シュタイナー学校の先生の仕事を思うと、
頭が下がる思いです。

 

とても、足を向けて眠れない。(苦笑)

 

 

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(ドイツ・シュタイナー)シュタイナー教師になるきっかけ

 

こんにちは。
石川華代です。

 

ドイツにいると、
やはり、
シュタイナー学校の規模の大きさに圧倒されます。

 

ドイツだけでも、
230校を超えるシュタイナー学校があり、

 

ベルリン一都市だけでも、
14もシュタイナー学校がある。

 

そして・・・

 

そこにかかわる保護者、教師たちの多いこと。

それぞれの、
シュタイナー学校へたどり着いた道もさまざまです。

 

 

 

今の学校の、ある先生は、もともと、
シュタイナーとは全く関わりのない生活をしていました。

 

学校も公立へ行ったし、
大学院の博士課程で考古学を学び、
考古学者になりました。

 

(シュタイナー高校の先生は、「博士」も多いのです)

 

学者として、
現場での発掘やリサーチ活動をしていたのですが、
仕事にめぐまれなかった彼女。

 

仕事をもとめて、
ジョブセンター(日本だとハローワークですね)へ行きます。

 

そこで、勧められたのが、
シュタイナー教師になることでした。(驚)

 

そして、そのために、
シュタイナー学校教師養成コースに行くことを勧められました。

 

 

まったくシュタイナー教育を知らなかった彼女は、
そこで初めてシュタイナー教育に出会い。
興味を持ちます。

 

 

そして、シュタイナー教員養成を終え、
今はシュタイナー教師として活躍しています。

 

 

驚くことに・・・・

 

 

 

シュタイナー教員養成コースの受講費全額を、
ジョブセンターが出してくれた・・・とのこと。

 

 

すごい。
そんな風に、
シュタイナー学校の先生になる道があるなんて。

 

 

 

そんなドイツでも、
シュタイナー教師がたりません。

 

というか、
あと数年で、
40%くらいのシュタイナー教師が定年退職をしてしまうとか。

 

さて。
これからどうなるか。
シュタイナー学校の、大きな転換期となるでしょう。
いい転換期にするべく、それぞれの学校で活動中。

 

 

 

 

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(季節とシュタイナー教育)メリークリスマス! 今年はいつもと違います。

 

石川華代です。

 

心あたたまるクリスマスを過ごされたでしょうか。

 

 

我が家の今年のクリスマスは、
例年と違います。

 

何が違うって、

 

クリスマスツリーを飾るのをやめました。

 

 

毎年、
生のもみの木に、
ルドルフ・シュタイナーのクリスマスツリーのオーナメントに、
赤と白のバラの生花、
みつろうろうそくのキャンドルを飾っていました。

 

正統派、
アントロのクリスマスツリーです。

 

キリストの一生を表す、
厳かで、神聖なツリー。

小さな子どもでも、
このツリーの前では、
神聖な雰囲気を感じ取って、
静かにじっと見つめます。

 

今年は、
どうしようか・・・という話が出た時に、

「あなたが、ツリーなしでもいいというなら、私はツリーはないほうがいい」
と、夫に言いました。

 

日本育ちの、一応仏教の家に育った私としては、
キリスト教の夫の意見を尊重して、
クリスマスは、
夫のしたいようにやってきました。

 

キリスト教で、
アントロポゾフィストである夫にとって、
クリスマスツリーはとても大切なものなのです。

 

たしかに、
アントロのクリスマスツリーは素敵です。

 

でも、
実は、
心の中で、

 

たった2週間弱のために、
もみの木を切って、
終わった後は捨ててしまうことに、
疑問と反感を感じていました。

 

 

もみの木は、
森の木ではなく、
クリスマスツリー用に、
畑で育てられた木。

 

とは言っても・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

木の命のため、
環境のため、
鉢植えのもみの木を買ったこともあります。

 

でも、鉢植えのもみの木は、
鉢に植えるため、
根っこを短く切られていて、
その後、
成長せずに枯れていきます。

 

だから、
今年は、もう、ツリーは買わないことにしました。

 

ツリーの代わりに、
シュタイナーのツリー用のシンボルを、
ツリーに飾るようにアレンジして、
窓に飾りました。

 

 

 

伝統は大事。

 

でも、

 

伝統の「形」を継承することが大事だとは思いません。

 

形を真似していても、
本来の意味が消えてしまっていては意味がない。

 

伝統にある「本来の意味」を尊重していくこそが大切だと思うのです。

 

 

形が変わっても、
本来の意味こそを尊重して、
それを今の時代に合うようにしていく。

 

シュタイナー教育も、
それが求められています。

 

これまで100年間のシュタイナー教育を維持していくことではなく、
これからの100年のシュタイナー教育をどうしていくか。

 

わたしたちは、
これからの100年を、
何を見据えて生きていくのか。

 

それこそ、
人智学が教えてくれていることだと信じています。

 

 

Waldorf 100  の一年が終わろうとしています。

100周年のお祝いで終わりにせず、
これからのシュタイナー教育を、
さらに、子どもたちのために良いものにしていく。

 

その出発点に立っていると感じています。

教育者として、その責任を感じています。

 

 

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満席になりました。
ありがとうございました。

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(教育の話)全部わからなくてもいい授業

 

こんにちは。
石川華代です。

私たちがいるドイツ、ニーダーザクセン州では、
2週間の秋休みに入りました。

 

私の仕事は通常通りですが、

 

ドイツ語講座がおやすみです!!!
わーい。

 

久しぶりに長期休暇が嬉しい。笑

 

 

このドイツ語授業は、
すべてドイツ語で進められます。

 

ドイツ語で挨拶さえわからない人たちに教えるのも、
すべてドイツ語です。

 

大事な連絡事項も、
文法の大事なことも、
全部ドイツ語で説明するし、
わかりやすい図解とかも利用しません。(←これは先生の怠慢だと思う)

 

わからないままでも、
ひたすらドイツ語のシャワーを聞き、
そこから受け取れるものを受け取っていく。

 

 

学びの形として、
これは、一般の学校教育とは大きく違う点です。

 

一般の学校教育では、
生徒が、「全部わかる」ようにカリキュラムが組まれています。

 

 

だから、
新出事項以外は、
習っていないことが出てこないよう、
教科書などの教材も、
入念に作られています。

 

このドイツ語講座は、
その正反対で、

 

習ってない文法、
出てきていない単語がどんどん出てきて、

 

なんだそれは??
って思って、
想像力を働かせて意味やルールを見つけようとしたり、
調べたりしていると身についてくる。

 

 

わからないから、
知ろう、知りたいという気持ちも強く、

耳や頭に残ったことから、
想像力を駆使して、
心にひっかかったことなどが吸収されていく。

 

こういう、
「知ったこと」だけでできていない授業に身をおくと、
自分から吸収しようとする姿勢ができてくる。

頭が働く。

 

シュタイナー学校の学びは、
「知ったこと」だけで着実に学ぶ時間もあるし、
「知らないこと」のシャワーをたくさん浴びて、
興味を耕し、知識も考えも広げていく時間もある。

 

リアルなことを題材にしているので、
習ったことだけでは済むわけがないのです。

 

こどもたちがこの世界に生まれてきて、
成長していくプロセスも、そうですよね。

 

わからないことだらけの世界の中で、
どんどん言葉を吸収し、
人間を知り、
世界を学んでいく。

 

一般の学校教育のように、
100%習得することを目的としてつくれた教育は、

資格試験の学習方法の考えだと思います。

 

 

テキストがあって、
それを100%習得していたら、
テストで100点とれる。

 

テキストで学ぶことは、
試験に受かるために必要なこと。
全体像を見るのではなく、
ものごとのほんの一部分だけを見る。

 

これではいつまでたっても、
その教育の枠から出れないし、
教育のなかで教わらなかったことは、
対処できない。

 

大人になっても、
「知りませーん。習ってませーん。」
って言う人になっちゃうのかも。

 

あ、毒が入りました。
すみません。

 

 

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この秋。
「お母さんのシュタイナー学校」をリニューアルして、
もっと中身をよくして、
新規受講生を募集しはじめます。

 

興味のある方は、

こちらのページから、
詳細を見てみてくださいね。

 

説明会を開きます。
直接、石川華代とシュタイナー教育について
思いを語るチャンスです。

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お母さん・お父さんのシュタイナー学校
詳細を見る・説明会に申し込む

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ーーーお知らせーーー

みなさんに、
シュタイナー教育について、
ちょっと触れてもらいたいと思い、

PRビデオを作りました。

シュタイナー教育についての紹介と
シュタイナー算数を一緒に楽しめるビデオです。

よかったらこちらからご覧くださいね。

ビデオを見て、
シュタイナー教育いいなーと思ったら、
お友達にもシェアしてあげてくださいね。

 

シュタイナー教育についてのビデオを見る

 

こちらはのビデオは「第1話」ですが、
実は「第3話」まであります。

続編は e-waldorf newsletter のほうでご紹介していきますね。

e-waldorf newsletter のご購読はこちら

 

 

 

 

雲の上の人智学と、地に足ついた役立つ人智学

人智学は人の叡智の学問です。

人智学を読んでいるだけだと、

その叡智は、なんだか天の上のもののよう。

 

なんだか地に足つかないように感じたことありませんか?

 

私たちの暮らしにどう関わって来るのか、

どう繋げていけばいいのか、

どう役立てていけばいいのか、

なんだかよくわからない・・・と思いませんか?

 

現実と、思想が、ものすごくかけ離れているような気がする。

 

天の上の、

なんだかわかったようなわからないような感じ。

 


よくわからないけど、

シュタイナーの言っていることが的を得ているような直感がある。

 

で、

そこが、なんだか魅力的。笑

 

それはそれで良いのだけど、

というか、私はそこも好きだけど。笑

 

今ある、現実の毎日の中で、

それをどうやって役立てていったらいいのか。

 

今ある暮らしで、

問題が起きた時に、

私たちはどう行動できるのか・・とかを、

人智学の力を借りていけるように。

 

子どもたちに接する時に、

人智学がどう役に立つのか。

 

理想的でないことも、

身の回りにたくさんあって、

そんな現実の中で生きていかなければいけない子供達。

 

 

そんな悩ましい状況の中で、

子育てをしなければいけない母親。父親。

 

 

実際に、そこに人智学を役立てていこう。

 

「人智学を学ぶ」ことが目的でなくて、

「人智学的を人生に役立てる」事を目的として学ぶ。

フォーカスするポイントを変えて、

人智学を学べるような、

そんな場所をそろそろ創る時期かな。

 

そんな風に感じています。

そんな考えに共感する方は、

これからもメルマガe-waldorf newsletterに注目していてくださいね。

 

 

 

本場ドイツから!
本物のシュタイナー教育を学ぶ!
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私は人前で話すのが怖かった

私は、

子どもの頃、

一度も自分から発言できなかった。

 

恥ずかしくてね。

声を出すことそのものが、もう恥ずかしくてね。

 

 

 

先生に当てられた時、

必死の思いで、

「はい」

って答えた。

 

 

先生は深いため息をついた。

「もうちょっと、大きな声が出せないか・・・・・・・・・。」

って、

深々とため息ついた。

 

 

あの時の、先生のため息の深さは、

今でも忘れられない。

 

 

必死に、声出したのに。

私にとっては精一杯の声だったのに。

 

 

そんな私が、教師になりたくて。

9歳の頃から教師になるって決めて。

 

 

それなのに、

そんな私のことだから、

自分で、

「教師なんて向いてない」

ってわかっていた。

 

 

で、教師になっても声出なかったの。

 

 

だから発声練習するようになって。

毎朝通勤の車の中では

一人発声練習してた。

 

 

私の教えていた教室から3つ隣の教室にいた先生に、

「石川先生の声がよく聞こえてくるよ。よく通る声だね。」

って言われた時は、

やっと、大きなコンプレックスを一つ解消できた気がして、

泣きそうだった。

 

 

 

臆病者で、

内気で、

声も出せなかった私。

 

 

今は、

知らない人100人の前でもマイクなしで堂々と話せる。

 

 

人は変われる。

いろんな経験が私を変えてくれた。

 

 

一番私を変えたのは、

シュタイナー教育だった。

 

 

 

シュタイナー学校に行かなかったけど、

シュタイナー教育を学んだことそのものが、

私の人生観、価値観を変えた。

 

 

失敗してもいいんだと腑に落ちた。

何があっても、私は大丈夫だと思えた。

 

転んでも。倒れても。

 

何があっても、

私は私で

大丈夫なのだと。

 

それが今の私の基盤になっている。

 

 

シュタイナー教育は、

子どものためだけの教育じゃない。

 

 

子どもと大人が、

みんな幸せになる教育です。

 

 

誤解することなく、

本当にシュタイナー教育を追求したら、

そこにあるのは自由。

 

それは幸せ。

 

幸せは、トラブルや不幸がないってことじゃない。

 

幸せというのは、

何があっても、幸せを感じる力があるということ。

 

失敗する自分を自分が肯定できること。

 

 

だから、

「シュタイナー教育で育ちたかった」

という大人の人にも、

今からでもシュタイナー教育で学んでほしい。

 

心からそう思うのです。

 

 

シュタイナー学校の担任制はいいのか!?

シュタイナー学校のクラス担任は、

1年生~8年生まで、

一人の担任が持ち上がります。

 

 

8年間、一つのクラスを教える。

 

 

ただ・・・、

8年間続けるのは本当に難しい。

私だったら無理・・・って思う。

 

 

実際のところ、

アメリカのデータでは、

シュタイナー学校の担任が8年間教えるケースは、

半分以下とのこと。

 

 

先日こういう記事を読みました。

 

世界一の教育国・オランダが実践する「まったく新しい小学校担任制」

 

オランダでは、

一つのクラスを、

複数の担任が入れ替わりで教える。

 

 

例えば、

月、火はA先生。

水~金はB先生。

というように。

 

 

オランダの労働形態として

「ワークシェアリング」が普及していて、

フルタイムで働かないことが一般的になっているのも一つの理由。

 

 

でも、

担任が二人いて、

代わる代わる交代して教えることで、

「担任ハズレ」がなくなる。

(少なくなる)

 

 

確かに。

 

 

シュタイナー学校で、

担任がハズレたら・・・、

 

 

8年間、ハズレの担任と一緒って、

耐えられないでしょ?

 

 

しかも学費払って、

担任がハズレじゃ・・・。(汗)

 

 

だから、

担任が納得できない場合は、
学校を辞めちゃうケースもあります。

 

 

私は、

今まで7校のシュタイナー学校に関わってきました。

 

 

確かに、

この先生はいまいち・・・

という先生はいました。

 

 

いまいち、というのは、

「シュタイナー教師としてどうなんだ?」

という意味でね。

 

 

生徒を贔屓するとか、

ちゃんと教えないとか、

生徒を全くみていないとか、

クラスの問題を無視するとか、

いじめの問題を放置するとか・・・・

 

「教師としてまずいんじゃないの!?」

という行動をする担任の先生には、

シュタイナー学校で出会ったことがありません。

 

 

シュタイナー学校では、

一人の担任が8年生まで教える。

 

 

でも、日本の小学校のように、

一日中、担任が教えるっていうことはありません。

 

 

朝一番の、

エポック授業は担任が教えるけれど、

そのあとの専科の授業は、

専門の先生が来て教えます。

 

 

だから、

いろんな先生が、

子どもたちのことを、

違った視点から見ています。

(教科が違うと、先生が見るポイントも違う。)

 

 

そして、

子どもたちのことを先生全員で見つめて、

問題を解決して行く、

「チャイルド・スタディ」というのもあるんですね。

 

 

つまり、

学校全体で、一人一人の子どもを見ている。

 

 

しかも、

その見方の深いこと。

 

 

親として、

シュタイナー学校の先生と話をして、

泣けてきたことがあります。

 

何回も。

 

それは、

先生が、あまりにも我が子のことを理解していてくれるから。

 

 

上っ面のことだけじゃなく、

 

 

今は見えなくても、実は子どもが秘めている力のこと、

可能性のこと・・・

今だけのことじゃなくて、

1年生からずっと、そして、将来のことまで、

ずっと見てくれてる。

 

 

こんなにもよーく見ていてくれる人がいる

・・・っていうだけで、

もう親としては、

最大の理解者を得た気分。

 

 

親の辛さも、

肩に乗ってる重荷も、

一人で抱え込まなくても、

この先生はわかってくれて、

子どもに添っていてくれてるんだ・・・って。

 

 

ボロボロ・・・泣きました。

 

 

一人の担任が8年間。

 

 

それは、確かに、

ハズレの可能性もあるけれど、

 

 

子どものことを、

ものすごく深く理解して、教えてくれる力強い存在が、

子どもと親のそばにいてくれる・・・

 

その可能性もすごく高い。

 

 

これって、

 

人生観とも繋がってきます。

 

 

危険を避けようとしながら、

無難な道を選ぶか?

 

それとも・・・、

 

より良い結果を求めて、

ちょっと冒険のある道を選ぶか?

 

 

どっちの方がいい、

なんていう答えはありません。

 

人それぞれの人生観だから。

 

 

でも、

シュタイナー教育は、

より良いものを追い求める。

 

 

問題を取り除いて安全な道を行こうとするんじゃなくて、

問題があるかもしれないけど、

ベストを目指して信じる方向へ行こう・・・。

 

 

うまくいかなかったら、

解決策を見つけて、

問題を乗り越えていけばいい。

 

 

そういう芯の強さがあるんですね。

 

 

シュタイナー教育そのものにある、

そういう芯の強さは、

やっぱり、

そこで育つ子どもたちの将来像になっていきます。

 

 

教育の根っこにある「思想」って、

ものすごく大事ですね。

 


 

チャイルド・スタディについては、

今月末に発行になる「こくご教室テキスト(第3巻)」にものすごく詳しく書かれています。

先生だけじゃなくて、お母さんが、我が子を見つめて理解するのにも役立ちます。

 

親だから、近くに良すぎるから、

我が子のことが見えなくなる・・・っていうこともありませんか?

そういう時にも、このチャイルド・スタディはオススメです。

 

シュタイナー教育、スピリチュアルか? 現実主義か?

シュタイナー教育、スピリチュアルか? 現実主義か?

なんか、そんな話題をどこかで見かけました。

 

 

シュタイナー教育はスピリチュアル教育。

間違ってないです。

 

シュタイナー教育は現実主義。

これも間違ってないです。

 

 

子供を見ること、

子供に即した現実を見て、

子供の育つ環境を現実として受け止め、

地に足ついた教育をする。

 

シュタイナー教育はそんな教育です。

 

ただ、

子供の「現実」を見たときに、

子供に何を見るか・・・だと思うのです。

 

人間はスピリチュアルな存在である。

・・・ということ、

皆さんはどう思いますか?

 

現代科学で測定できないところがあったり、

五感だけでは感じ取れないものが人間にある。

 

天使だとか宇宙だとか神様だとか、

スピリチュアルの種類(っていうのも変だけど)によって、

言い方は違うけれど、

多くの人が、

スピリチュアルなものを感じ取るようになってきている。

 

私は、「人間はスピリチュアルな存在である」と信じて疑いません。

目に見えない部分を含めた、人間全体を見ていたら、

スピリチュアルなものがあるのが当たり前だと思っています。

 

 

だから、

子供を見たときに、

五感で感じ取れる部分だけで判断しない。

 

子供の全体を見ると、

スピリチュアルであることが動かしがたい現実なんです。

 

 

先日のブログにも書いた「チャイルドスタディ」は、

現実の子供を見るけれど、

現実の子供を通してスピリチュアルの部分も理解しようとする行為です。

そして、スピリチュアルな力も使って、

子どもを理解し、子どもの問題を解決していく行為です。

 

 

シュタイナー教育の先生は、

毎日の学校生活から、夜寝るまでの子どもについての瞑想まで、

精神的なもの、スピリチュアルな部分を含めた子供に積極的に関わろうとしている。

 

その基盤となっているのが人智学です。

 

先生の中には、

人智学を語る人もいれば

あまり語らない人もいる。

 

子供をどう見るか。

スピリチュアルな部分を含めての全体としての子供とどう関わっていくか。

そして教科の中にもスピリチュアルなものを見ているか、見ていないか。

 

 

それは、人智学を語らなくても、

その先生の教育のあり方に現れています。

 

 

怖いと思うのは、

どっちかに偏りすぎていることだと思うのです。

 

人智学をよく勉強しているけれど、

子供を見ていない。

または、自分の生き方に人智学が生かされていない。

 

子供を見ることに熱心だけど、

目に見える部分ばかり見ている。

(スピリチュアルなことを見ていない)

 

それでは片手落ち。

 

いいバランスを保っていたいですね。

親としても、教師としても、

一人の人間としても。