この講座のこと
本講座は終了しました。
シュタイナー教育では、すべての教科のこと、子どもたちと世界がつながる学びをしています。算数をしていても、その中には国語も理科も社会も、音楽や芸術がつながります。体や心の成長など、子ども全体が育つような教育をしています。
シュタイナー教育で特徴的な授業のなかに「工芸」があります。これは、木工、金工、鍛治、カゴあみ、製本、石彫など伝統的なやりかたで学ぶ教科です。ただ手を動かすことだけではなく、美術とも手仕事とも違うプロセス、素材で、子どもたちの成長を促します。
この工芸をとりいれることで、算数や国語、理科などを工芸を通して実践し、力をつけていくことにもなります。
今回の夏の講座では、工芸の中でも特に算数の授業でも取り入れやすく、夏の自由研究や工作にもやりやすい「製本」をします。
正統派のハードカバーの製本をし、子どもの学びをより深くしていきませんか。算数の授業をより深く楽しいものにしていきませんか。先生方や保護者の方が、より意義のある活動を子どもたちとできるよう、製本技術を学び、そのシュタイナー教育的な意味を知り、小学生や中学生、高校生にもできる活動にしていけるよう、教師の立場での提案もしていきます。
対象者
● 高校生以上
こんな人に
● もの作りが好きな人
● シュタイナー教育のことを学びたいひと
● 算数の楽しさ、美しさを体験したいひと
● 子どもの算数嫌いに悩んでいる保護者の方、教員の方
● シュタイナー算数授業に活用したいひと
● 子どもの夏休みの手作りや自由研究用にやってみたいひと(講座は大人向けです。あとでお子さんと作って楽しんでくださいね。)
内容
レッスン1. 導入フォルメン・カリグラフィー 本のデザイン
レッスン2. 製本1
レッスン3. 製本2
レッスン4. 製本3
レッスン5. カリグラフィー 子どもの成長・人間の進化〜工芸と文字
レッスン6. シュタイナー教育での工芸と算数・数学教育
毎回のレッスンで、実技とお話し、シェアリングがあります。
用意するもの
1回目のレッスンに必要なもの
紙(A3以上)、色鉛筆、定規
製本に必要なもの (1回目のレッスンで詳しく説明します)
紙(本文ページに使う紙)、針、糸、木工用ボンド、スティックのり、刷毛(古い平筆でもOK)、表紙用厚紙、表紙用紙(包装紙や和紙など)、表紙裏用の紙、カッターナイフ、はさみ、カッティングマット(カッターで切るときの下敷きになるもの)、目打ち、定規(できれば金属製のもの、金属が入ったものが望ましい)、紙(コピー用紙や裏紙など)、重し(分厚い本何冊か)、へら
カリグラフィーに必要なもの
カリグラフィー用のペンまたは平筆(幅3−5mm)、絵の具など水彩画の道具
この講座で学ぶこと
● 伝統的な製本の技法
(製本の手法によって、小学生から大人まで楽しめます)
● 基本的なカリグラフィーの技術(デザインとアルファベット)
● シュタイナー教育について
● シュタイナー学校の工芸について〜その意味を知って子どもの教育に役立てる
● リアルの作業から学ぶこと、算数や国語の学びへつなげること
受講形態
ZOOM 100分x6回
録画受講も可能
開催日程
本講座は終了しました。
7月4日(月)
7月18日(月)
8月1日(月)
8月22日(月)
9月5日(月)
9月19日(月)
すべて日本時間21:30ー23:10
講師
石川華代
愛知県出身 イギリス法人e-waldorf International Ltd 代表
シュタイナー教育歴20年。文科省カリキュラムでの教員歴16年。
日本語で唯一の実践的シュタイナー教育教材書籍を2009年から発行。17冊の書籍を出版。
「シュタイナー算数教育教師養成講座」「シュタイナー国語教育教師養成講座」「お母さんのシュタイナー学校」指導、運営。
カリフォルニアのルドルフ・シュタイナー・カレッジにて、人智学ファウンデーションコース修了
シュタイナー学校クラス担任教員養成課程修了
高校教員養成プログラム履修
イギリス、エルムフィールドシュタイナー学校にて数学・幾何学エポック授業担当
英国アントロポゾフィー協会会員