個々の子どもを理解すること。
学校教員として、指導者として、子どもに接する大人として、
そして、親として。
子どもを理解していると思っているときも、
理解できないと悩んでいる時も、
大人には見えていない子どものあり方、姿があります。
人は何かと「判断」して物事を見がち。
「~~はこういうものだ」
「~~はこういう子だから」
「過去に~~をしたから」
「末っ子だから」
「この子は多血質だから」
・・・など。
でも、
そういう眼で見てしまうと、
本当の姿が曇って見えてしまう。
ラベルを貼らない。
型にはめない。
その子、そのままの姿を、偏見を交えず、ただ見る。受け止める。
それが理解の第一歩です。
理解できたら、自分がどんな対応をしたらいいのか、
問題をどうやって解決したらいいか。
その糸口がストレートに見えてくる。
シュタイナー学校で、
一人一人の子どもを理解する時、
「チャイルドスタディ」というものをします。
教員全員が集まって、
一人の子どもについて観察し、シェアしあう。
その観察は、
一般の職員会議などによくありがちな、
問題の原因になりそうな友達関係や家庭環境とか・・・ではなく・・・
そんなことよりまず!!!
子どもがどんな姿をしているのか、
歩き方は?
骨格は?
肌の色は?
体の大きさは?
体の特徴は?
・
・
そんなところから始めます。
シュタイナー学校でやっていることなのだけど、
これは、親がやるのもすごく価値があると思うのです。
親だもの。
そんなこと、今更観察しなくてもわかってる・・・って思いますか?
生まれてからずっと毎日見てるんだもの。
わかってますよね。
でも、改めて、もう一度、見てみる。
そこから見えてくることが、
気づくことがたくさんあります。
そして、そうやって見ていると、
自分の親としての、子どもの見方が変化しているのが分かります。
自分(親)が変化する。
それは自分の行動が変化するということ。
口にする言葉が変わるということ。
子育てが変わるということ。
そんな「チャイルドスタディ」についても、
もうすぐ発行になる書籍でかなり詳しく述べられています。
書籍は最後の微調整に入ってます。
ああ、もうすぐ完成ーーーー。
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