こんにちは。
石川華代です。
皆さんは、何か楽器を弾きますか?
子供の頃、楽器を習っていましたか?
私、
子供のころピアノを習っていました。
でも、つまらなかった。
1年くらいやって、
バイエル終わってブルグミュラーに入るあたりで、
ちょうど引っ越したんですね。
それで教室を変えなきゃいけなくなって・・・
それを理由に、
やめてしまいました。汗
今から思えば、
続けておけばよかった・・・。涙
楽器が弾けるって、
格好いいでしょ。
私も弾きたい!
・・・そんな思いが募って・・・
息子がチェロを習い始めた時に、
便乗して私もチェロを始めました。
そして去年
ピアノをやりたくなりまして。
友達がピアニストで。
友達が弾いているのをみたら、
いいなあー、やっぱり楽器が弾けるようになりたいなあ。
・・・って。
で、
ピアノをゲットしました。
弾いてます。
ほぼ毎日。
チェロの時も思ったんだけど、
「楽器が好きな子達は、どうして続けて練習するのか?」
って、教師としては思うわけです。
算数や国語の勉強とは、
ちょっと違う性質の、
練習する動機になる何かがあるのを感じました。
色々考えてみると、
その大きなポイントのひとつは、
弾けるようになったときの喜び。
つまり、
進歩が感じられること。
じゃないかな・・・と思うのです。
算数とかの勉強の場合は、
進歩していても、
進歩の判断材料になるのは、
テストの点くらい・・・。
それは、
算数を学ぶ喜びの本質的なところとはかなり違う。
自分で「前よりできるようになった」っていう実感や、
できるようになったことの喜びがとても少ない。
できるようになっていても、
テストで点が悪いと、ダメだって思っちゃうしね。
楽器をやっていると、
単調な練習でも、
毎日やっていれば、
弾けなかったものが弾けるようになってる。
その実感があるんですね。
特に今、ピアノを練習していて思うのは、
私の場合、
1日30分の練習はつまらない。
なのに、
1日1時間以上練習すると、
すごく楽しくなる!
ということ。
30分程度では感じられない進歩が、
1時間だと、はっきり感じられて、
もっと弾きたくなってくるんです。
練習は単調です。
難しかったり、
同じことを何回も繰り返したり。
でも、達成感がある。
喜びがある。
だから練習する。
学校の勉強だって、
そういう単調で退屈な作業があります。
そこをいかに乗り越えるかが問題ですよね。
苦行に思えるような繰り返しの過程を、
楽しくて、
続けたくなるような形にしたら・・・?
退屈なプロセスををすんなり超えることができたら、
子供は、
「おおおっ・・・できたっ」
「もっとやりたい」
ってなる。
テストの点ではない、
達成感を実感できる。
シュタイナー教育のなかで、
楽しんでいるうちに知らないうちに繰り返してる
・・・っていう学びがたくさんあるんです。
フォルメン繰り返して返しているうちに、
九九を繰り返していたり、
お手玉投げてるつもりが、
数列をとなえて自然に覚えていたり。
本人は勉強だと思ってないし、
苦行だとか訓練だとかもおもわず、
楽しんでやってるだけなんですけどね・・・。
楽しんでるだけじゃない。
子供に楽しませるだけじゃない。
楽しんでいることそのものにも意味がある。
そんな学びがあるんですねー。
↓リズミックエクササイズ(遊んでるように見えてこれで算数を学んでいる)
IDEAL(イデアール)ではそんな学びを子供たちと楽しみ、
シュタイナー算数教育 教師養成講座では、
そんなレッスンをできる先生を育成しています。
度々お問い合わせがあるのですが、
シュタイナー算数教育 教師養成講座は
今、第二期をやっています。
8月くらいに説明会をし、
第3期受講生を受け付けます。
9月くらいから第三期を開講予定です。
それまでは、募集がありませんので、
今しばらくお待ちくださいね。
募集の際には、
e-waldorf newsletter やこのブログなどでおしらせします。
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