こんにちは。
石川華代です。
久しぶりのブログ更新です。
イギリスへ引っ越してきたので、
これからはイギリスの風景も紹介して行きたいと思います。
今日はハイドバーク近くで撮影したこちらの写真。
書かれたメッセージは
We love our key workers!
Thank you, our heroes!
どちらも、
医療機関、特に、
NHS(国の医療サービス)の従事者に対して、
コロナで前線で奮闘してくれていることに対する感謝の気持ちを、
どーーーんっと大々的に表したものです。
イギリスではこんなのがあちこちに。
ドイツでは、
とにかく規則をきめて、法律をきめて、厳守。
ルールを破ったら罰金+罰則。
もう、
しめつけて、叱り飛ばして、
言うこと聞かせる!・・・みたいなやり方。
イギリスは、
街のあちこちにNHSを応援するメッセージをかかげ、
頑張ってくれている人に、
感謝の気持ちを伝えている。
ドイツとは対照的な
褒めて育てる感じですね。笑
私は、
罰でしめつけて
規則を強制することをいいとは思っていないし、
褒めて育てることをいいとも思っていません。
でも、
この、イギリスのやり方、
イギリス人にはすごくいい!
と感心しているのです。
ドイツ人は胆汁気質の国民なので、
こんな賛辞で応援しても効果ありません。
胆汁の人にこんなことをしたら、
逆に馬鹿にされるのがオチです。
でも、イギリス人は、
憂鬱質の国民性なんです。
憂鬱気質の人たちには、
まず「大変だよねーー」「辛いよねーーー」って共感をしめし、
それだけでなく、
「でもね・・・・」
「もっと大変な人たちがいるんだよ」
「私はもっと大変なことを経験したんだよ」
って、見せてあげることで、
「僕は大変な思いしてて苦しいけど、もっと大変な人たちがいるんだな」
と気づきます。
憂鬱質の人にとっては、
この気づきがすごい力になります。
憂鬱になって、
嘆いているだけではなく、
相手に対する共感が強いだけに、
自分は落ち込んでるばっかりじゃいけないな・・・と気づき、
行動に出ることができるようになります。
イギリス人の
NHS のみなさんありがとう!!!
のメッセージは、
まさしく、
そんな憂鬱質イギリス人にぴったり。
逆に、
憂鬱質イギリス人たちに、
ドイツ式で、
「規則だ! 守れ! 守らないとは何事だ! 罰金だ! 罰だ!」
って言う態度をとったら、
憂鬱質は、
傷ついて、心を閉ざしてしまいます。
同じことへの対応でも、
いろいろなやり方があります。
誰にでも通じるやり方なんてない。
相手が違えば、
やり方も変えなくては効果はありません。
シュタイナー教育は、
気質や、さまざまな子どもの理解の方法を使って、
子どもを理解し、
個々の子どもに合う方法で対応しています。
これらを知ることは、
子育てや教室運営に、
とっても効果的ですねー。
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