シュタイナー教育の図形工作~算数・数学の面白さを体験する~
「数学」理解につながる算数体験
「算数」「数学」は、得意・苦手が特に大きく分かれる教科ではないでしょうか?
特に、中学生から始まる「数学」ともなると、「文字式」「方程式」「関数」等、かなり抽象的な内容になっていきます。
シュタイナー教育の算数では、こうした抽象的な問題に対して、「面白い!」「挑戦したい!」と知的好奇心が刺激された状態で臨めるような基盤を、小学生の間の算数体験を通じてしっかりと作っていきます。
数学的な感性が身体に染み込む、発達段階に沿った体験
写真は、e-waldorf「イデアール」で学ぶ小学6年生がレッスンで作成した糸かけの作品です。
糸かけは、掛け算のレッスン等で一般的にも使われているため、キット等もありますが、シュタイナー教育では、板の上に作図をしていくところからが学びです。
小学6年生で、既にコンパスで円を6等分する作図をしてきたため、その応用として24等分の作図をし、釘打ちも自分でします。レッスンの一部を糸かけ制作に充てて、6週間かけて完成させました。
作図体験は勿論のこと、釘打ちを正確に行うための力の調整具合、かける糸の色・太さによる感じ方の違い…制作過程で様々な発見があります。
そして、釘から釘へとまっすぐに糸をかけたはずなのに、完成した時には中心に円のような形が出来上がる。こうした数学につながる不思議を、理論を教わるのではなく、心も身体も動かしながら体験することで、身体に染み込ませていくのです。
小学6年生は、論理的思考が少しずつ育ち始める時期。算数の概念的な法則にも興味が沸くこの時期に、こうしたアクティビティで体験と概念を結び付けていくことが、「数学」の準備につながっていきます。
シュタイナー算数の学び・体験をe-waldorfで
e-waldorfでは、シュタイナー算数を大人が体験できる講座を提供しています。
来週開講の単発講座「おとなが楽しむシュタイナー算数体験講座」のテーマは、小学6年生の算数、図画工作。
発達段階に沿った算数の学びとはどういうものか?どうしたら算数・数学を楽しめるようになるのか?
手頃な価格で、シュタイナー教育の算数を体験できる機会です。
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