芸術体験から気付くこと

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自分のことを「ジャッジ」していませんか?

e-waldorf代表の石川です。

私は講座の中で、ぬらし絵、フォルメン、
ヴェイルペインティング、手仕事、木工など、
さまざまなアート&クラフトを教えます。

受講生さんたちに
感じたことをきいてみると
「うまくできない」
「下手」
と言って、
なんだかすっきりしない面持ちの方もいらっしゃいます。

わたしたちは
図工でも家庭科でも算数でも
ずっと評価されてきました。

だから、
自分の作品や仕事も
どうしてもジャッジしてしまいがちです。


無意識にある「自分の基準」

でも
ここでやっていることは
「上手な作品を仕上げること」
ではありません。

もしも、上手にできなかったとしても、
それで仕事がもらえなくなるとかでもない。

プロの芸術家は
人に買ってもらえる作品を仕上げなければいけないけれど

私の講座でやっていることは
まるっきり純粋に
自分だけの体験のため。

作品を残す必要すらない。

だから、
下手に仕上がったって
何も失うものはないんです。

普段は許されない(と思ってる)失敗を
ここでいっぱいしちゃうのも
いい経験です。

しかも
「失敗」ってなんでしょう。
「下手」ってなんでしょう。

「こうあるべき」と自分が決めた基準。
「こうするべき」と社会に押し付けられた基準。

色々あると思うけど、
そんな基準を
なんだか無意識に自分の基準として
決めつけちゃったり・・・。

シュタイナー教育の芸術活動で気付くこと

シュタイナー教育の芸術活動をしていると
こうやって
「あ、わたし、自分のことをジャッジしちゃってたんだ」
とか、自分のことに気づき始めます。

そして
「失敗しちゃっても、ぜんぜん大丈夫!」
「失敗と思ってたけど、失敗じゃない」
「自分で決めつける必要なかったんだ」
・・・なんてことも
芸術体験から気づいて
変わっていくのです。

芸術活動は
お子さんの教育上とてもいいけれど、
お母さんにとっても
とても大事な気づきになります。

自分が自分のことをジャッジしていると気づいたお母さんは
子供のこともジャッジしているかもしれない
・・・と気づくからです。

そして芸術体験のすばらしいところは

するひとによって
気づきが違う・・・ということです。

人によっては
「ジャッジしていること」
なのかもしれない。

また別のひとにとっては
「手放せない執着に気づいた」
ということなのかもしれない。

自分にとって
必要な
一番大切な気づきが
芸術体験でやってくるのです。

子育てのためにも
お母さんのご自身のためにも
経験していただきたい
・・・と、心から思うのです

芸術活動を体験できる「手を動かす会」

EWAL FELLOWSHIPでは、シュタイナー教育の芸術活動に取り組む「手を動かす会」を毎月開催しています。
次回は3月22日(金)PM9:30から。

手を動かすことで
癒しになり
瞑想的な時間になり
賢くなる。

仲間と一緒に
手を動かして
あたたかい時間をすごしましょう。

フォルメン、手仕事、粘土、工作など
何をやるかは
毎回事前にお知らせします。
(講師:石川華代 他)

大人のための学び場 EWAL FELLOWSHIP

シュタイナー教育を学び、成長し続けたい大人のための会員制コミュニティです。

受け放題クラス」で、毎月8コース以上のシュタイナー教育レッスンやサロンに参加できるほか、仲間との交流や専門コースの特別優待など、様々な特典があります。

オイリュトミー・リトリート~平和の祈りの旅

イギリスのレイライン、3つのパワースポットをまわります。訪れるだけでもパワフルな旅ですが、現地でいのちの舞オイリュトミーをします。

日本のオイリュトミー第一人者であるはたりえ先生と一緒にイギリスのパワースポットでオイリュトミーをするだけでも希少な機会。そして、はた先生による平和を祈ってのオイリュトミーを見ていただくことができます。e-waldorfの石川華代とフォルメンやお話し会も。2度と得られない一生に一度の体験になることでしょう。

広島の平和の分火のある聖ジェイムス教会も訪れます。私たちにも、世界にも、平和の心とあたたかな愛の光を灯すツアーです。

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この記事を書いた人

シュタイナー教育歴17年。ドイツからシュタイナー教育情報を発信。シュタイナー教育とメインストリーム教育の架け橋になるべく活動中。

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