九九の星＝シュタイナー教育、とは限らない!?

九九の星って知っていますか？

こんにちは。
e-waldorf代表の石川です。

シュタイナー教育といえば、
特に有名なのが「九九の星」。

九九の秘密を形で体験する、
とっても面白い学びの１つです。

実は、この九九の星のこと、
雑誌などにも取り上げられたり、
日本の小学校の教科書にも
載っていたりします。

ちょっとモヤモヤしてしまう理由

シュタイナー算数でやっていることが
こうして広く知られることは
とても嬉しいです。

でも、正直言って

嬉しい気持ちと
残念な気持ちが入り混じって
少し複雑な気持ちです。

というのは…

「九九はこういう形で書けるんですよーーー」
と説明した時点で

もうそこには、
自分で試してみて
自分で発見する喜びはなくなってしまうから。

自分で体験し、発見し、感動する

自分でやってみるから
驚いて
不思議だなー
きれいだなーって
ワクワクするんです。

自分でやってみるから
深く考えるんです。

そして、自分で九九の
美しくて不思議な性質を掴み取り
しっかりと心にも頭にも刻み込む。

このプロセスがなかったら
シュタイナー教育ではないのです。

教科書を読んで
「ふーん。」「なるほど」
と思うだけでは、
たとえシュタイナー教育でやっている題材でも
シュタイナー教育じゃなくなってしまうんです。

題材を、こどもにどのように体験してもらうのか？

こどもの学びの過程にこそ、
シュタイナー教育の醍醐味が詰まっています。