シュタイナー教育では、
数を習うとき、
学校教育とは少し違ったやり方で習います。
その数の「質」を感じ取るのです。
例えば「1」という数。
ただ数えるためだけの手段ではなく、
「ひとつだけのもの」を表していることを学びます。
たったひとつの地球
世界にたったひとりの「わたし」
月…太陽…
何気なく拾った1本の木の枝やどんぐり…
世界にたったひとつ。
そして、
「1」はひとつだけでもあるけれど、
「全体」をも表してる。
ワンネス、ホールネス。
「2」は…
わたしとあなた
お父さんとお母さん
二つの目
二つの手
ペアになるものは、
ペアになって力を増す。
ひとりではできないことも
二人ならできる。
ペアになることで
もっと美しくなる。
ふたつのものの対照でもある。
正反対のものがペアになると
不思議とうまくいったりもする。
![](https://e-waldorf.net/wp-content/uploads/2024/05/数の学び-1-1024x577.png)
そんな風に、
数を数えるための道具だけではなく、
数字には意味があるのだということを、
シュタイナー学校の子どもたちは
自然に感じ取りながら算数の世界への一歩を踏み出します。
算数は算数だけではありません。
算数の中でも「わたしたちひとりひとりの人間の素晴らしさ」や
「世界の美しさ」などの、大事な考えを学んでいきます。
すべての教科で「心」をも育てているのです。
こうしたシュタイナー教育の考えの骨格部分を、
体系的に学ぶことができる講座、
「シュタイナー算数教育教師養成講座」です。
現在説明会を開催中。
どんな事を学べるのか、
是非、気軽にご参加くださいね。