「強」って字には虫がいた!(漢字勉強のヒント)

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漢字の宿題というと

2024年6月よりブログを書かせていただくことになったMichiyo(みちよ)です。
漢字の宿題というと。。
覚えている、覚えてないにかぎらず、ノートやドリルに同じ回数だけ書かなくてはいけない。
先生に言われたから・・・。
それが私の漢字の宿題のイメージです。

ある日、息子が取り組んでいる所を覗いてみました。
すると・・・・

(泳の)サンズイだけ、先に全部書いていました。
サンズイサンズイサンズイサンズイサンズイサンズイってね。

うわっ、効率的!
学校で生き抜く知恵がついてる!!笑

もうこれは埋めればいいと思っているだけですね。

子ども向けシュタイナー教育のIDEALにも漢字の宿題についてお悩みが寄せられます。

子どもの知りたいという気持ち

楽しい体験があると、子どもたちは目をキラキラさせて
「もっと知りたい!」
「もっとできるようになりたい!」
という純粋な気持ちを見せてくれます。
この気持ちを大切してあげたいと思います。

しかし、子どもたちは、些細な一言で否定されたように感じたり、
押さえつけられたりすることで、
その気持ちが弱まってしまうことがあります。

シュタイナー教育では、この子どもの気持ちを邪魔しないようにします。

漢字一つで広がる学び

例えば、「強」という漢字の成り立ちには蚕(かいこ)が関係しています。
昔の人々は、弓矢の弦を作るために強い糸として蚕の糸を使っていました。
そのため、「強」という字には蚕の姿が描かれています。

もっと世の中には強い生き物がたくさんいるのに、
「え、虫?」という意外さが、子どもたちの心に強く残ります。

この話をきっかけに、子どもたちは蚕がどんな虫かを知りたくなったり
理科や科学の学びに発展することができます。

また、漢字の成り立ちから歴史や地理にも興味を広げることができます。
シュタイナー教育では、国語は国語、算数は算数とするのでなく、
一つの事から、さまざまな分野に興味が広げていきます。

大人も一緒に楽しむ漢字アクティビティ

月に1度でいいので、漢字の宿題を漢字を使ったアクティビティにして、親子で楽しんでみませんか?

大人が学ぶことを楽しんでいる姿を見せることは、
子どもにとって非常に大きな影響があります。

大人が楽しんでいる姿を見ることで、
子どもたちは勉強が楽しいものだと感じるようになります。

それを見る大人がつまらなそうにしていると、
子どもたちも勉強がつまらないものだと思ってしまいます。

漢字アクティビティ(学び)

ご自宅でどんな風にしたら漢字の学びを楽しくできるのか?
以下のようなアクティビティや学び方があります。

  1. 漢字の成り立ちを調べる
    • 親子で一緒に漢字の成り立ちを調べることは、学びの楽しさを共有する素晴らしい方法です。大人が「こんな成り立ちがあったんだ!」と興味を示すことで、子どもたちも学びを楽しいと感じるようになります。
  2. 一緒に宿題
    • 宿題を見ながら、「これってどういう意味なんだろう?」と一緒に調べることが、学びを深める良い機会になります。
  3. 宿題の工夫
    • 特に低学年では、先生の指示を守ることが大切です。しかし、時には先生と相談して、色鉛筆を使ってカラフルに書いたり、大きな紙に書いたりすることで、子どもたちが楽しんで学べるような工夫をしてはどうでしょうか?

学びの深さ

シュタイナー教育では学びを深めていくということも重要としています。

「これ覚えればいいのよ」という浅い理解から始めるのではなく、
「あ、お母さんもこれ初めて知った」と子どもと一緒に新しい発見をすることで、
学びが深まります。

子どもたちは、「お母さんも一緒に今、知ったんだ」と喜びを感じ、学ぶことの楽しさを共有することができます。

YouTubeの紹介

学びを楽しむためには、大人が楽しんでいる姿を見せることが必要です。

学びの場が楽しいものであることを伝えることで、子どもたちの学びに対する姿勢も変わっていきます。

大人が「勉強は楽しいぞ」と心から思っていることを見せることで、子どもたちもそのメッセージを受け取ることができます。

詳しくはYouTube「シュタイナー教育|おとなも子どもも自分らしく自然体で成長しよう:Kayo Ishikawa | e-waldorf」をご覧ください。

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