悩みのタネの自由研究〜好きなことで力をつける絶好の機会に〜シュタイナー教育から学ぶ

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夏休み「自由研究」のアイディア

自由研究は
子どもたちにとっても
ママさんにとっても
「悩みのタネ」かもしれません。

 SMTT
シュタイナー算数教育教師養成講座
では
この夏、「夏休みの自由研究」について
子ども相手に実習をしています。

自由研究を
ただやりっぱなしにしないで
好きな研究で
学びを深め
表現力、観察力、理解力などをつける
絶好のチャンスにしてしまう!
・・・というシュタイナー教育的手法です。

シュタイナー教育の「プロジェクト」

シュタイナー教育では
「プロジェクト」があります。

自由研究に似ているようで違う。

シュタイナー教育プロジェクトならではの学びは

・芸術創造活動が入ること
・キットなどを使わず、最初から作る、体験すること
・ポートフォリオを作ること
・プレゼンテーションをすること

ということが挙げられます。

芸術創造活動というのは

絵や彫塑などの「図工」的なものもありますが
詩、お話などを書く、
音楽を演奏する、歌う、
作曲する
パフォーマンスする
など「表現」を創り出すこと全般。

自由研究のまとめ方にポートフォリオ

みなさんにさらにおすすめしたいのが
ポートフォリオをつくる」こと。

ポートフォリオは
プロジェクトをまとめて一冊の本にしたもの。

そこには

・プロジェクトの目的
・調べたこと(歴史、文化、技術など)
・制作過程の記録(絵、写真、工程の文章での説明)
・作品(本に収まらないものであれば写真で収録)
・プロジェクトテーマに関連するお話や詩などの創作
・感想

などを収めます。

小学校4年生くらいでもA4サイズ15ページくらい。
中学校だと30ページ以上。
かなりの大作。

このポートフォリオだけで
立派な作品のひとつ。

ポートフォリオの良さ

作品を作っただけではなく
それを文章、絵、さまざまな芸術表現で
人に伝える形にしてアウトプットする。

このポートフォリオを作るだけで
「作りっぱなし」にせず
さらに研究を深め
そのうえ

自分で選んだ好きなテーマで
国語や理科、社会などの勉強にもしてしまう。

文章書くのが苦手な子もいますが
興味のないことを書くときには
書く気力もないし
書きたいこともないから
書けなくて当然。

実際に自分で体験したことを
言葉にするから
生きた体験が生きた言葉になる。

普段の「国語」での「作文」より
ずっと文章力になるのです。

だから

自由研究をぜひぜひ深掘りして
好きなことで力をつける
絶好の機会をモノにしてほしいと思うのです。

シュタイナーアプローチ算数

シュタイナー算数を学校に。
そんな思いではじまったプロジェクト
SIMCシュタイナー算数教育プロジェクト
2025年7月から高学年の内容をやっています。
8月は小数について。

芸術的なシュタイナーアプローチ算数を
学校でも取り入れやすいよう
そのまま真似できるレシピ(指導案)をつけて
お届けしています。

SIMC-Eシュタイナー算数教育プロジェクト
2025年7月のテーマ「面積」

子どもも参加できる「ワークショップ」
アクティビティをたっぷり体験する「実技」
使えるアイデアを自分のものにする「座学」
シュタイナー算数をすぐに教えられるようになる講座です

これは「算数」ですし
私は、専門が「算数・数学教育」です。

でも本当に目指しているのは
ただの「算数・数学教育」ではありません。

シュタイナー算数なら
本質的な算数・数学が理解できて
力がつく。

それももちろん大事です。

でも、本当に大切にしているのは
その「算数教育」の先にあります。

算数教育のその先

算数教育の先。
それは
人間全体を育てるということ。

算数・数学の学びを通して

・自己肯定感が高まる
・思考力がつく
・本質をつかみとる力が高まる
・問題解決能力がつく
・行動力が増す

これらは
自分の考えで、
自分の人生を豊かに生きていくために
とても大切なもの。

そして、さらに

・今まで見えなかったものが見えてくる
・世界の見方が変わる
・世界の美しいものがもっと見えてくる

これって
「生きる歓び」です。

生きる歓びがあって
生きていく能力がもっと豊かだったら・・・

そんな力を育んでいくのが
シュタイナー教育ですが

子どもだけの教育ではなく
大人の方にこそ
この力をつけて欲しいと思っています。

だって、大人だって
まだまだこの先何十年も人生があるはずでしょう?

まだまだ成長して
もっと楽しく充実して豊かな
自分らしい人生を歩んでいく価値が
あなたにはあるでしょう?

そんなことを思いながら
シュタイナー算数・数学

それからその根底にある
「シュタイナーの思想」を学ぶことを
私は日々実践し
お届けしています。

本記事はシュタイナー教育専門家石川華代のメルマガを元に記事にしています。
 

石川華代 

(いしかわかよ)

愛知県出身、2002年に日本を出てから、カリフォルニア、イギリス、ドイツを経て、現在ロンドン在住。

シュタイナー教育イノベーター、小中高の算数・数学教育、シュタイナーママ、起業家

「シュタイナー教育をすべてのひとに」をテーマに活動。

シュタイナー教育と文科省教育、シュタイナー家庭教育を実践した経験をもとに、それらを融合し新しい教育を作り出す。文科省カリキュラムの学校、フリースクール、学習塾、家庭などで実践できる、新しいシュタイナー教育「シュタイナーアプローチ」創始者。

現在は、公立学校でシュタイナー教育を取り入れるための SIMC (Steiner Integrated Mathematics Curriculum) プロジェクトを実行中。

教師、保護者、子どもの三者を教育することで、教育効果を上げている。ひとりひとりの良さを伸ばし、自由に生きる人間の育成を目指す。

現在


e-waldorf 代表 石川華代プロフィール

amazonには日本語版・英語版販売中

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