受け身から自発へ—“準備してあげる”から“自分で整える”へ
オンラインシュタイナー教育のIDEALで学ぶお子さんの保護者ドイツ在住のtomokoさんに、ワルドルフ(シュタイナー)学校とIDEALのオンラインレッスンについてシュタイナー教育専門家・石川華代とIDEAL担当講師・ちなつ先生が話を伺いました。
“ゆっくり”でも自信が育つ理由、親の関わり方、宿題との向き合い方など、保護者の方が気になるポイントだけを抜粋してご紹介します。
対談はyoutubeでもご覧いただけます。
この記事は、対談の内容をもとに再構成したものです。実際の対談をそのまま掲載したものではなく、読みやすさのために抜粋・要約・編集しています。
シュタイナー学校で気づいた子どもの成長
シュタイナー学校でのある出来事で、お子さんの成長を感じたそうです。
例えば「森に行きますよ」ってなったら、最初の頃は、日本の学校のように「持ち物リスト」があって、親が揃えるのが当たり前だと思っていました。担任の先生に何度聞いても「大丈夫、いつものもので」と言われ、不安なまま送り出しました。その結果、ものすごい違うことをうちの子はして行ったんですよ。
なんでもっと詳しく準備物の案内を
言ってくれないんだろう、っていうのをずっと1年間ぐらい味わったんですよね
ところが1年経つと、子どもが自分から「これがいる」「これを持って行こう」と準備するようになりました。(tomokoさん)
親が手を出さなくても、子ども自身が必要を判断して動けるようになったことに、tomokoさんは大きな成長を感じたそうです。
シュタイナーの子どもたちってね、ちゃんと自分で考えて、
自分のことは自分でできるようになっていったりとか、
人に言われたからこう、じゃないんじゃなくて、
自分で本当に自分が「これ、必要だ」と思うところで行動できるっていうところがね。
本当にシュタイナーの子どもたちって、そうやって育ってきますよね。(石川)
“ゆっくり”は遅いじゃない—自信と底力が積み上がる
シュタイナー教育は学習の進度が「ゆっくり」に見えることがあります。tomokoさんも最初は不安を感じていました。けれど実際には、子どもの成長に合わせてじっくり学ぶことで、理解が深く根づいていく学び方でした。
その結果、上のお子さんはギムナジウムを受験して2校に合格しました。テスト勉強に慣れていなくても、自分で計画を立て、休憩を入れながら学習を進める力が育っていました。tomokoさんは「ゆっくり学ぶことが、あとで大きな伸びにつながる」と実感されています。
すごく(学習進度が)ゆっくりです。
ゆっくりというか、遅い、そういう感覚があります。
だけど、その遅さっていう、ゆっくりっていうのが、
シュタイナーで子どもの成長に合わせての学習をしていくっていうのが、
根本にあったと思うんですけど
ゆっくりなんですけど、(子供たちは)すごく自信はあるんですよね。(tomokoさん)
シュタイナーの子どもたちはゆっくりだからこそ、じっくりできている。
だから本当にすごいすっごいしっかりとし た土台ができているので、
土台がちゃんとしてたら、その先応用力ものすごいわけです。
だからここから(娘さんは)すごく伸びると思います。(石川)
youtubeにて「シュタイナー学校に通う子ども」配信中
さらに詳しく聞きたい方はyoutubeをご覧ください。
- 00:00 e-waldorfを知ったきっかけ
- 05:33 シュタイナー教育を受けたお子さんの様子は?
- 11:08 シュタイナー教育 勉強面で感じる事は?
- 24:56 IDEALのレッスンの良さ、お子さんの様子は?
- 34:54 子どもにどんな風に育ってほしいか?
- 46:19 シュタイナー教育専門家石川に聞いてみたいこと
子どもたちの「わかった!」「楽しい!」という声は、学びの原動力です。この子ども向けシュタイナー教育 IDEAL(イデア―ル) 及びPOTENTIAL(ポテンシャル) の体験レッスンでは、 「子どもの好奇心を引き出し、成長を見守る」 特別な時間をお届けします。

