シュタイナー教員養成では教えてくれないけど、実はとても大切なこと
(e-waldorf の教員養成講座では教えているけれど 笑)
こんにちは。
石川華代です。
私は9歳のときにコーリングがあって
教師になると決めました。
その時以来、
人生の全ての決断は
「いい教師になるため」でした。
でも・・・
今でこそ
まずまずな教師だと思いますが(笑)
シュタイナー教育を志した原点と子ども時代の葛藤
実は私は
「教師素材」ではないと思います。
子どもの頃から極度の人見知り。
人前で話すなんてとても無理。
だいたい、声が出ない。
友達とのコミュニケーションも苦手。
小学校のときの担任の先生に
「もうちょっと大きな声出せないか」
と、深ーーいため息をつかれたときには
私のほうこそ、泣きそうでした。
(今でも、思い出すだけで涙出る・・・)
教師として必要だった努力とコミュニケーションの学び
それでも、教師になるという思いには迷いはなく、
教師になってからは
毎朝通勤の車の中で発生練習。
話せないから
全部スクリプトを書いて準備をする。
コミュニケーション技術を学び練習する。
そんな努力を積み重ねました。
そんな私が
この10年くらい
受講生さんによく言われることがあります。
「受講生に対する受け答えがすばらしい」と。
算数や人智学だけのことでなく
私のうけこたえの言葉を
記録にとっている受講生さんが
何人もいる。
シュタイナー教育で大切なのは「何を」ではなく「どのように」
私はシュタイナー教育を学び
シュタイナー算数・数学を教えています。
シュタイナー算数・数学の内容は
素晴らしいけれど
シュタイナー教育でやっていることを
真似するだけでは
シュタイナー教育にならないことがあります。
「何」を
ではなく
「どのように」教えるかが大切。
子ども主体の学びを支えるシュタイナー教育の対話
授業の組み立て方、
導き方・・・
そして、どのような対話をするか。
コミュニケーション。
シュタイナー教育は
言って教える教育ではなく
子どもたちの内側から引き出す教育です。
教師が言って教えるのは
子どもは受け身になります。
子ども主体で
教師は
子どものいうことを受け止め、受け入れ
対話を通して
広げ、深め、
子ども自身が
大切なことを見つけ出す。
発見する。
子ども主体。(何度も言う!)
そんなプロセスがなければ
どれだけ
シュタイナー教育的なすてきな作品を作っても
プロセスそのものには
シュタイナー的な学びがありません。
そこには
子どもが主体になれる
コミュニケーションが必須。
SIMCプロジェクトとシュタイナー算数教育の実践
昨年11月から1年間かけて実施してきた
SIMCシュタイナー算数教育プロジェクトの
シュタイナーアプローチ算数特別授業 教え方講座
今月で最終月となります。
この講座の中では
「何を教えるかーそのまま真似できるレッスンプラン」
を、惜しみなくお渡ししていますが
そのなかで
どのような言葉かけをして
どのような流れにしたら
子どもたちの内側から引き出せるのか
・・・ということも
お話しています。
子どもを主役にするシュタイナー教育の授業へ
子どもが主役になるコミュニケーションができるようになったら
普通の教科書の授業だって
変わってくる。
子どもを生かして欲しい。
子どもの中にある
すばらしい能力を伸ばしていくためのコミュニケーションを。
シュタイナーアプローチ算数特別授業 教え方講座
シュタイナー算数を自分で教えられるようになる。
先生方、保護者の方へ。ただいま受付中。
