シュタイナーアプローチを体系的に学ぶe-waldorfの大人向け講座
「シュタイナー算数教育教師養成講座(SMTT)」。
2023年12月1~3日、
その受講生と修了生が一同に介し、
学び合う「SMTT合宿」を開催しました。
その様子をお伝えします。
1.合宿でシュタイナーアプローチの学びを深める
SMTT受講生&修了生は、
オンライン上では講座スタート時から
「コミュニティ」で仲間と交流したり、
修了生向けの「勉強会」や「読書会」など、
継続的に学べる場があります。
そんな風にオンラインで繋がっている学び仲間が
一堂に会した合宿。
静岡の森林に囲まれた自然公園の中、
木のぬくもりを感じる館内で、
日常の慌ただしさから離れ、
シュタイナーアプローチに
どっぷりと浸っていただきました。
2.石川華代ワークショップでシュタイナー学校12年間の図形を深める
今回の合宿のテーマは、
「学年を越えて成長を見通す『教師力』」。
合宿初日は、
e-waldorf代表の石川による、ワークショップを開催し、
子どもの成長をより長い目でみて、
算数・数学の学びにどのようにつなげ、働きかけていくか、
「図形」を切り口に、見通していきました。
フリーハンドで形を体験する「フォルメン」、
コンパスを使った「作図」、
そして普通学校ではなかなかな触れる機会が少ない「射影幾何」までを
ひと続きに、手を動かしながら学んでいただきました。
3.仲間とレッスンクリエイト
合宿2&3日目は、
低学年・中&高学年・中学生の3つのグループに分かれて、
算数・数学レッスンクリエイト。
予め、各自持ち寄ってきたレッスンアイデアを発展させる形で、
より良いレッスンに昇華したうえで発表。
石川によるフィードバックを得て、
学びを深めていく内容でした。
楽しい歌で体を動かしながら、
「数」の感覚をつかむエクササイズや、
お話の世界の登場人物になって、
様々な分数を体験するアクティビティ、
言葉や歴史の世界と繋がりながら、
数の不思議を体験するワークなど、
各グループ、様々な工夫の凝らされた、
レッスン発表となりました。
最後に、
石川から人間の「意識」と算数・数学の
つながりについての講義で締めくくる形で、
2泊3日の合宿を終えました。
4.受講者の声
今回、代表石川の帰国にあわせて、
全国各地から、SMTT合宿にお越しいただきました。
終了後の受講者の皆さんからの熱いメッセージをご紹介して、
報告を終えたいと思います。
“ お会いするのは皆さん初めてなのに
初めから緊張せずに交流できたこと、
何かと思考で忙しい日常から離れ、
講座に集中できたことが嬉しかったです ”
” リアルで会うことでしか得られない
皆さんからの熱を感じ、
心が動きまくりの三日間でした!”
“ 期を超えてもそこに優劣もないし、
素のままの自分でいられる心地良さ ”
” 改めて、SMTTコミュニティは、
自分にとって、子育てで自信が無くなった時や、
これで良いのか迷った時に
帰って来れる場所であることを確認 ”
” 固定観念を外すことで、こんなに世界が広がるんだ!
数学って面白い!と思いました ”
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