こんにちは。
石川華代です。
ここのところ、
新しいお友達ができました。
ドイツ在住のオイリュトミスト。
シュタイナー学校で教えていらっしゃいます。
彼女が、
わたしの講座に関する意見のメールを送ってきたことがきっかけでした。
意見を率直にうけとめて、
想いを、誠実に、正直に伝えるお返事をしました。
お互いに共感することも多々あり、
「私たちって似てるのかもしれないね」
などと言いながら、
長いメールで想いを伝えるやりとりが続いています。
昔懐かしい、文通・・・っぽい。笑
彼女とのやり取りの中で
「言葉で伝えることって難しい」
という話題が出ました。
よくわかります。
私は、こうやって文章を書いています。
本も出しているし。
そして、私、
過去25年ずっとネットで発信し続けています。
動画もブログもなかった時代から、
ホームページで熱く教育について語っていました。笑
そこで、
喧嘩を売ってくるコメントもはいります。
「そんなこと言ってないのに」
「言いたいことが伝わってない」
と思うコメントも。
誤解されるって悲しいです。
だから
どうやったら、誤解のないように伝えられるのか?
どんな言葉を選んだら、ちゃんと伝わるのか?
いろいろ悩んだし、工夫してきました。
結論は・・・
どうやったって、
誤解のないことなんてありえない。
ということ。
わたしの言ったことの10%でも伝われば上等。
私には私の自我があるように、
読む人には読む人の自我がある。
人生も、経験も、違う人間は、
一つの言葉だけでも、受け取り方が違う。
だから、
ちゃんと伝わらないことなんて当たり前のことなんだ。
そう思うようになりました。
10%受け取ってもらえたらラッキー。
残りの90%を受け取ってもらえるように、
くりかえし、なんどでも、言い方や角度をかえて伝える努力をし続ける。
10%受け取ればラッキーな状況で、
100%受け取ってくれないーーーって嘆いているのは、
わたしが必要な努力をしないで
相手に過度な期待をしているだけ。
いやー、わたしって怠け者だったのね。
そう思ったのです。
誤解をされたくないから閉じるのではなく、誤解をのりこえるために開く。
これは、先述のお友達とのメールのやり取りの中で、
わたしが書いた言葉です。
シュタイナー学校が閉鎖的・・・という印象があり、
それについてわたしのなかから出てきた言葉です。
シュタイナー学校は、
外から見たら、ちょっと変なところありますよね? 笑
オイリュトミーとかフォルメンとか、
怪しく見えるし、
オカルトっぽいところもあるし。
誤解されやすいんです。
だから、
シュタイナー教育大好きなひとたちが
シュタイナー学校を守ろうとして、
閉鎖的になってしまうところがあるように感じています。
そこでこの言葉が出てきました。
誤解をされたくないから閉じるのではなく、誤解をのりこえるために開く。
何を言っても、
どうやって表現しても、
誤解は免れないのです。
だからといって、発信をやめてしまっては、誤解はひどくなるばかり。
だって、
一言も言わなくたって、
姿をみただけで、人は勝手に決めつけて、判断するものです。
それこそ究極の誤解です。
だったら、
堂々と、開いて、
想いを誠意をもって伝えて、
90%の溝を埋めていくしかない。
自分の言ったことで誤解されるなら、
その責任は自分でとって、
くりかえし、(しつこく?)
誠意をもって、伝え続けていけばいい。
勝手な想像から誤解されるなんて絶対嫌だし、
そんな誤解に私は責任とれません。
そんなことよりも、
オープンに、堂々としていればいい。
それが、
わたしが発信を続ける理由のひとつです。
いやー、
わたしも強くなりました。
まだ心臓に毛は生えてないですけどね。笑
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