帰国ツアー5日目は大分!

3月12日(日)大分にて、
e-waldorf代表石川華代による帰国記念講演会・ワークショップ
5日目が開催されました!


シュタイナー教育は初めて、という方にも沢山お越しいただき、
広く一般の方々にもシュタイナー教育について知っていただく機会となりました。


保育園「こどものにわ 楓」の園舎をお借りして、終始、温かい雰囲気でした。


参加者の方々からは、
「終始感動的で豊かでした」
「仕事でも家庭でも、子どもとの関わりに変化が起きそう」
「シュタイナー教育の考え方をわかりやすく伝えていただけて、参加してよかった」
といったお声をいただきました。




講演会の様子


石川の講演会では、シュタイナー教育の考え方や
子どもとの関わりの中で実践できるヒントなどをお伝えし、
皆さん真剣に耳を傾けてくださいました。



ワークショップの様子


次にワークショップでは、「九九の糸掛け」を
木に釘を打つところから取り組んでいただきました。

お一人おひとり、手を動かしながら、九九の美しさを体験していただきました。



次は、愛知です!

石川華代帰国ツアーも、愛知・東京を残すところとなりました。

3月15日(水)@愛知県豊田市
3月16日(木)@愛知県名古屋市
3月19日(日)@東京都

皆さんのお越しをお待ちしています。

帰国ツアー3&4日目は広島!


e-waldorf代表石川華代による帰国記念講演会・ワークショップ、
3日目・4日目がそれぞれ広島で開催されました!


3月7日(火)お話会

広島1日目は、
お寺を会場として使わせていただき、
座布団を車座に並べてのお話し会でした。

金時豆を並べるワークから始まって、
皆さん手を動かしてから、算数のお話へ。

お母さんの力は大きいこと…
家庭でできる算数はいっぱいある、ということ…

参加者の皆さんとの対話を通じて、お話が拡がっていきました。


「家に帰ってすぐ実践できる具体的な事を、たくさん教えていただけた」
「算数の概念が変わった!」
といった、嬉しい感想もいただきました。


3月9日(木)広島大学 衛藤先生との対談

広島2日目は、広島大学へ。

シュタイナーハウス・モモで発達が気になる子どもたちの一人ひとりに寄り添い、
″らしさを伸ばす内側からの教育”を実践されている衛藤吉則教授と
e-waldorf代表 石川華代との対談。


衛藤先生の、モモでのシュタイナーアプローチを活用した養育の実践・体験談と、
石川のシュタイナー教育の可能性についてのお話とを行き来しながら、
シュタイナー教育についての理解が深まっていく内容でした。

次は、大分です!

石川華代帰国ツアー、まだまだ続きます!
お近くの会場で、お待ちしております。

帰国ツアー2日目は大阪!

3月4日(土)大阪にて、
e-waldorf代表石川華代による帰国記念講演会・ワークショップ
2日目が開催されました!

ご参加いただいた方からは、
「シュタイナーの算数教育が、どのように人間力を育てていくのか分かった」
「家庭でも取り組めるヒントが沢山あった」
「リアル講座で、参加者の方々からも刺激をもらった」などのお声をいただきました。

実際の講演会・ワークショップの様子をご紹介します。

講演会の様子

まずは、「シュタイナー算数アプローチの可能性」についての講演会。

講演会、といってもただ話を聴くだけではなく、
体を動かしたり、手を動かしたりしながら、
シュタイナー算数を体験していただきました。

受講生の皆さん、真剣にメモを取りながら聞いていただきました。



幾何手仕事とフォルメンのワークショップ


次に、シュタイナー算数の体験として、
編み込みのフォルメンと、手仕事。

皆さん夢中で、取り組んでいただきました。




次は、広島です!

石川華代帰国ツアー、まだまだ続きます!
お近くの会場で、お待ちしております。

石川華代・帰国ツアーがスタートしました!

初日、2月26日(日)@東京
各方面のスペシャリストが集結

e-waldorf代表、石川華代の帰国記念講演会・ワークショップがスタートしました!

初日の2月26日(日)は、中村中学校・高等学校内の場所をお借りし、
石川以外にも4名ものスペシャルゲストをお呼びし、
丸一日、シュタイナー教育に浸ることのできる濃い内容でした。

石川華代による講演
「シュタイナー教育の可能性」

まず最初は、石川華代による講演会。

シュタイナー教育の様々な教材実例と共に、
算数・数学の楽しさ・美しさをどのように体験することができるのか、
思考に偏らない働きかけとはどのようなことなのか、を学んでいただきました。


奥村奈美余さんによるワークショップ
「低学年の親子でできること
 ~お手玉・数学的感覚のために」


次に、つぐみ会 奥村奈美余さんによるワークショップ。
2nd schoolもりのこびとたち」のみなさまにも多大なるご協力をいただきながら、
楽しくリズミックに体をうごかす体験をしていただきました。


日能研によるワークショップ
「幾何作図・着色
~図形を描くことで広がる算数の世界」

たっぷりと体をうごかした後は、日能研さんによる幾何作図。
受講者の皆さんに、じっくりと作図・着色をしていただきました。



皆さんが書いた作品。同じものが1つとない、美しい模様が並びました。



はたりえさんによる
オイリュトミー



最後は、日本オイリュトミー第一人者としてご活躍される、
はたりえ先生による、オイリュトミーワークショップ。

宇宙の息吹を感じさせる、星の動きを皆さんと一緒に動きました。


(オイリュトミーは、e-waldorfのオンライン講座でも学ぶことが出来ます。)


次は、3月4日(土)大阪で開催です


参加者の皆さんからは、

「兎に角楽しい1日でした!」

「お手玉、手遊び、オイリュトミーなどすぐ実践できる豊かな内容で、とてもありがたいです」

「素敵な空間と時間をたくさんの方と共有できて心豊かな一日でした」

「とんぼ帰りの東京への旅でしたが、本当に行ってよかったと思いました」

等々、沢山の嬉しいご感想をいただきました。
そして、もっともっとシュタイナー教育について学びたい!というお声も沢山いただきました。
ご参加いただき、本当にありがとうございました。


さて、石川華代帰国ツアーはまだまだ続きます!
是非、お近くの会場でお会いしましょう!


🔳 シュタイナー教育について、体系的に学びたい大人の方へ

  「シュタイナー算数教育 教師養成講座」 第9期2023年4月開講予定!
   ~説明会:3月24日(金)13:30/21:30~


🔳 シュタイナー教育を、家庭の中で取り入れたいお父さん・お母さんへ

  「シュタイナー子育て講座」 随時募集中!


🔳 シュタイナー教育で楽しく学ぶ子ども向け算数・数学・国語のレッスン「IDEAL(イデアール)」

シュタイナー教育をもっと身近に



既に、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
e-waldorf代表 石川華代が2023年2月末に帰国します。


2月26日の東京を皮切りに、
大阪、広島、大分、愛知、そして再度東京と、
全国で講演・ワークショップを開催していきます。


その講演のメインテーマは、
「シュタイナー算数の可能性〜学力・人間力を育てる教育」


シュタイナー教育は、
現代の「思考に偏った勉強」とは一線を画した学びです。

遊びのようにも見えるレッスンの中に、
現代社会の中でも生き抜く知性・感性・身体性を育む
要素がちりばめられています。

そんなシュタイナー教育の算数を通じて、
どのような人間が育っていくのか?

そして、どうやったら一般の教育現場、各種室、家庭で
とりいれていくことができるのか?


なかなかオープンに語られることの少ない、シュタイナー教育の魅力を
余すところなくお伝えしていく全国ツアー。


この春、シュタイナー教育はもっとあなたの身近なものになります。
是非、お近くの講座・ワークショップに足をお運びください。


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  現在来年度スタートに向けて、説明会を実施中です。

 

シュタイナー教育の粘土造形(2)~粘土造形で育む「意志」の力

粘土造形を通じて得られる効果


前回、粘土造形を通じて育まれる、
算数・数学の力について、お伝えしました。

粘土造形は、この場では伝えきれなほど、
効果や他教科との繋がりは多岐にわたりますが、
今回は、その中でも「意志の力」への影響についてお伝えします。

簡単には形成できない自然の粘土


お子さんが普段粘土あそびをするときは、油粘土や紙粘土、蜜蝋粘土、
あるいはご自宅で作られる場合は、
小麦粉や米粉の粘土などが身近なのではないでしょうか?

柔らかく、力をさほどかけなくても思い通りの形になります。
実は、シュタイナー教育の粘土造形で使う粘土は、
陶芸用に使うような自然の粘土。

体温で温めれば、ずいぶん柔らかくはなるものの、
どっしりと重たく、形をつくっていくために少しずつ、
力をかけていく必要があります。

すぐに乾燥してしまったり、あるいは水をかけすぎると
ドロドロになってしまったり、一筋縄ではいきません。

土と対話しながら、手の様々な部分をつかいながら、
時間をかけて形を成していきます。

手を使い、「意志」に働きかける


手は使う部分によって、
思考・感情・意志、それぞれの働きと繋がっています。


作業工程の中で、手のそれぞれの部分を使い、
その全てに段階的に働きかけていきます。

中でも手の付け根は「意志」と繋がっています。

自然粘土の形を変えるためには、
手の付け根を使って力を込めて動かさなければいけません。
粘土を力強く手の付け根で押し込むとき、
「意志」の力が働いています。

こうして時間をかけて土と対話し形を作り上げていくこと、
手を通じて「意志」に働きかけることで、
ものごとを進めていく強い意志の力が、自然と育っていきます


「意志」の力を育む体験


今、子どもたちを取り巻く環境の中で、
「意志」に働きかけるような体験はどのくらいあるのでしょうか。

スマートフォンやテレビゲームを通じて、
ボタン一つ、指先一つで、欲しいものに辿り着きます。

コロナ禍をきっかけに、学校教育の中でも、
日常的にタブレットが使われるようになったことで、
以前よりも、鉛筆を握る機会が減り、
指先の簡単なタッチで、文字を書くようになりました。


力を込める、時間をかけて取り組む…
このような「意志」に働きかけるような体験は、
日常生活の中では中々得られない状況です。

「あきらめないで」

「最後まで、やり抜こう」

そのような、言葉がけ一つで変わるものではありません。


ものごとを進めていく強い「意志」の力は、
社会の中で自分の考えや想いを具現化するために、
また、自分自身が自由でいるために、必要な力です。


粘土造形のプロセスは、その「意志」の力を、
小学1年生から長い時間をかけて育んでいるのです。

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シュタイナー教育の粘土造形~算数・数学の力を育む

形を体で感じる粘土造形


シュタイナー教育では、小学1年生から粘土造形をします。
一番最初は、例えば球などの「純粋な形」から。

純粋な形を作る体験を繰り返し、
形そのものが持つ質を体で理解します。

このことは、形を認識する力になります。
算数・数学の基盤となり、
さらには、芸術の基本的な能力へと繋がっていきます。

その後、左右対称や3方向対象、非対称などの形や、
もっと具体的な「生き物」の形など、
子どもの発達段階に応じて、様々な造形に発展していきます。

中学生の粘土造形


こちらは、
e-waldorfのオンライン授業、
IDEAL(シュタイナー教育の国語・算数・数学レッスン)で、
中学2年生で取り組まれた粘土造形です。


ひとつの形を作って終わり、ではなく、
繋がりをもって、ある形からある形へと変容していき、
段々と複雑な形になっていきます。

このプロセスの中で、単体の図形の質の理解だけではなく、
変化の過程を味わい、図形同士の関係性も感じ取ります。

全体を確認しながら、形を変容させていくのは、
かなり高度なバランス感覚が磨かれます。

造形と算数・数学のつながり

中学生になると、様々な空間図形の単元があり、
様々な多面体が出てきますが、
2次元の紙の上で練習問題を沢山解いても、
形がもつ質を感じ取ることは難しいはずです。

粘土造形は、実際に手を動かし、形を作っていく中で、
質量のない頭の中だけの図形認識とは全く異なる体験になるのです。
粘土造形を重ねていくことで、図形認識の力は揺るぎないものになります


勿論、粘土造形をシュタイナー教育で行う意味は、
算数・数学の能力を上げるだけではありません。


次回のブログにて、算数・数学以外の観点から、粘土造形についてお伝えします。

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シュタイナー教育をご家庭で

シュタイナー教育ができるのは学校だけ?


シュタイナー教育は、
シュタイナー学校に行かなければできない。


そんな風に思われている方も多いのではないでしょうか?


もし、シュタイナー学校に行っていなくても、
普通学校の良さを活かしながら、
ご家庭の中でシュタイナー教育的なアプローチをベースに
子どもと関わることができるなら、素晴らしいと思いませんか?


シュタイナー教育だからこそ、
柔軟に、自由に


シュタイナー教育は、
どのような環境におかれても、
生き抜いていける力強さ、自由さを育む教育です。


例えば、学校という場でなくても、
身近な大人が、子どもの発達段階や気質を捉えながら、
よりよい環境で子どもに合ったアプローチをしていく。


大人側も、ルールや固定概念に縛られるのではなく、
変えられない環境もあるからこそ、
現状に応じて柔軟に、自由な発想をもって、
こどものより良い環境を作り上げていくことができるはずです。


学ぶことで、子育てを楽に・楽しく


「もっと子育てに自信を持ちたい・・・」

「子どもとの関わりの中で軸となるものが欲しい」

「今の学校教育だけで、生きる力が育まれるのか不安」


こうした思いをお持ちのお母さん・お父さんが、
シュタイナー教育を学ぶことで、
子育てに軸を持ち、子育てを楽しめるように…。
自分自身で、より良い子育てのアイデアを生み出せるように…。


e-waldorfでは、お母さんお父さんの視点で、
体系的にシュタイナー教育を学ぶことが出来る、
「シュタイナー子育て講座」を提供しています。


e-waldorf代表、石川華代による子育て相談ができる、
「シュタイナー子育て相談・講座説明会」は、
希望に応じて、随時開催しています。

お気軽にe-waldorfホームぺージの「お問い合わせフォーム」までご連絡ください。

シュタイナー教育の算数レッスン~IDEAL小学4年生

シュタイナーの発達段階に沿った学び


シュタイナー教育では、
子どもの発達段階に沿った形で
学びを進めることを大切にしています。

e-waldorfの算数・数学・国語レッスン「IDEAL」も、
文科省教科書に準じながら、
子どもの発達段階に沿った形で学びを進めていきます。


自然の巡りと「分数」


こちらは小学4年生向けIDEALレッスン
授業で取り組んだアクティビティの途中段階。

紙を円に切り抜いたものを、
分数を使って、4分の1、12分の1、24分の1…と折っていき、
円の中心で重ねていくと・・・


季節の「暦」表が出来上がります。

小さい頃から確かに体感している大きな自然、「季節の巡り」と
「分数」の学びを結び付けたアクティビティです。

自分、家庭、学校、社会…人間の営みを包み込む、
大きな自然の存在を感じることは、
9歳前後の子どもの成長にとって大きな意味を持っています。

現実に目覚めはじめた子どもに必要なこと

小学3年生から4年生にかけて、
子どもたちは少しずつ現実の世界に目覚めはじめます。

これまで完璧だと思っていた大人に対して、
もう少しシビアな目で見るようになったり、

守られていた世界から飛び出した感覚に
不安になったり孤独を感じたりします。

そんな大きな内面の変化に対して、
どのように教科の学びを通じた成長を促していくか?

IDEALのレッスンでは、
こうした発達段階を踏まえたアプローチで、
文科省のカリキュラムに命を吹き込んでいきます。

シュタイナー教育の「数学」~中学生の学び

算数から数学へ


中学生になると、
小学校で学んでいた「算数」が無くなり、
新たな教科として「数学」を学びます。

小学校の「算数」は、四則計算や図形など、
日々の生活の中で活用シーンが多く、
具体的な体験と繋がりやすい学びでした。

これに対して、中学校の「数学」は、
負の数、代数、関数といった、
日常の中では目にしないものを
扱うことになります。

具体的で目に見える世界から、
より抽象的な思考を必要とする世界へと
移行するのです。


「数学」は、
世界の本質を表す言語でもあります。


「数学」を通じて、
自分たちが生きるこの世界の
法則・規則性を理解することは、
子どもたちを取り巻く様々な困難に
立ち向かうための大きな武器になります。


だからこそ、公式の丸暗記ではない、
数学の本質を理解する力
どのように育むかが重要です。


シュタイナー教育で育む「数学」の力


こちらは、
e-waldorfのIDEAL
(シュタイナー教育の国語・算数・数学レッスン)
受講した中学1年生の作品です。

(編み込み模様のフォルメン)

(フォルメンのデザインを実際に編んでみる)

(実際に使える作品にする)


中学生は、
シュタイナー的な
人間の成長段階からみても、
「抽象思考」が伸びていく時期です。

同時に、身体の著しい成長と共に、
新しいチャレンジを通じて
自分のことを知りたい、
という欲求が出てくる時期でもあります。


こうした成長課題を踏まえて、
紙の上で問題を解くような
机上の学びだけではなく、

手を動かし、色彩を使い、
感性を揺さぶる体験を積み重ね、
「思考」「意思」「感情」に
バランス良く働きかけていきます。


人間的な成長と「数学」の力とを
切り離すことなく、
自由に生きていくための力を
総合的に育むこと。

これが、
シュタイナー教育における
「数学」の学びです。

【生徒募集中】
 小学6年生のための「中学準備講座」2023年1月開講

【体験レッスン受付中】
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