こんにちは。
石川華代です。
シュタイナー教育には、
けっこう有名な「シュタイナー教育のアクティビティ」があります。
たとえば、
九九の糸掛け。
フォルメン。
濡らし絵。
これらを真似でもいいからやってみると、
たしかに、普通のアクティビティとは全然違っていて、
子どもの反応もいきいきとしている。
だけど、
こういうのを真似してやっているのを見てみると・・・
シュタイナー教育のアクティビティで、
シュタイナーっぽいのに、
シュタイナー教育の専門家からみると、
違う!
シュタイナー教育の一番大事なところが欠けている。
こんなの、シュタイナー教育じゃない!
と悲しくなることが多々あります。
一番大事なところは、
作ったものが美しかったり、
子供達が楽しんだり、
・・・というようなことではなく、
そこで子どもの心や体、頭がどのように動いているか、
その活動の、プロセスそのものなのです。
一般の教育では、
大事なことを教えてもらい、
それを理解して、
練習したり、暗記したりします。
シュタイナー教育では、
大事なものを自分で見つけ、
体験を通してそれを身に付け、
さらに発展していく力を育てます。
つまり、
一般の教育では、
100を教えてもらい、
100のことができるようになればOKです。
シュタイナー教育では、
いろいろな活動を通して、
100のことを自分で見つけます。
そして、そこから、
自分で150も200ものことを創り出していく力を育みます。
先生は教える人ではなく、
生徒たちが見つけるのを導く人です。
シュタイナー教育のアクティビティを真似してみても、
100教えてしまうような教え方をしていたら、
それはシュタイナー教育ではありません。
私たちのほとんどは、
従来型の教育で、
100を教えてもらい、
いかにその100をそのまま覚えるかを訓練してきました。
先生の言われた通りにやる姿勢を身に付けてきました。
学校生活12年間ずっとです。
だから、
嫌というほどそのやり方が身についています。
そして、今、大人になって、
学校の生徒や、我が子に、
シュタイナー教育を取り入れようとしても、
つい・・・
自分が教えられたように教えてしまう。
100教えちゃう。
子どもが見つけるなんて、
どうやったらいいのかわからないし、
分かったとしても、
子どもが発見するのをまてない。
子どもが見つけるチャンスを奪ってしまう。
もったいないと思いませんか?
150、200、それ以上の能力を育む可能性があるのに、
100で終わりにしてしまうって。
だからこそ、
私は、
形だけでなく、
シュタイナー教育の本質を学んで欲しいのです。
その学びをして、
根本的に考え方を変えてしまうのが、
シュタイナー算数教育 教師養成コース
Steiner Maths Teacher Training (SMTT)
です。
説明会、受付開始しました。
すでにお申し込みが入ってきています。
学びのチャンスを、
逃さないでくださいね。
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