2024年1月22日、
IDEALで学ぶ子ども達の保護者の皆さんに
オンラインで集まっていただき、
「IDEAL保護者会」を開催しました。
その内容をご紹介します。
「フォルメン」を通じて伸びる子どもの力
レッスンデモンストレーションで「フォルメン」体験
保護者会では、毎回、
IDEALで学んでいる子ども達に、
どんな学びを提供しているのか、
実際にシュタイナーの学びを体験していただく
レッスンデモンストレーションを講師から提供しています。
今回体験していただいたのは、
中学年(小学3~4年生)を対象にした「フォルメン」です。
「フォルメン」は、シュタイナー教育の中で
とても大切にされているものの1つで、
フォルム、形を動いたり描いたりしながら感じ取っていきます。
バランス感覚を研ぎ澄ますような体験や
空間図形を扱うような数学に通じる種まきになるような体験…
様々な要素を含みながら、
こどもたちの力を育んでいることを
体験を通じて、保護者の皆さんにお伝えしました。
数字によって変化する「形」
今回の「フォルメン」は、
同じルール・規則性をもって形を描いていきますが、
数字によって、形が変わります。
どんなルール・規則性で描かれているか、わかりますか?
ルール・規則性を変えて見えるもの
ちなみに…e-waldorf代表の石川は、
講師のデモンストレーションから少し発展させて、
少しだけルール・規則性を変えて、
こんなフォルメンを描いていました。
最初にお見せしたフォルメンとの違い、分かりますか?
ちょっと変えるだけでどんどん変化がでてくる。
ちょっと変えてみようかと思いたくなる。
そこからまた、新しい数字の法則を発見したり、
さらに新しい発想が生まれてくる。
これも、シュタイナー教育ならではの、学びの面白さです。
「枠を越えていく力」を育む~代表石川からのメッセージ
デモンストレーションを踏まえ、
代表石川から、保護者の皆さんにこんなメッセージをお伝えしました。
100点の枠を越えるシュタイナー教育
シュタイナー教育は、「型」ではなくて、
「型」を越えていくことを大切にしている教育です。
例えばテストなら、100点という上限があります。
120点取れる子でも、100点が満点。
逆にミスをすれば減点。
テストの枠を越えたことをすれば、
もしかしたら怒られてしまう可能性だってありますね。
でも、人間の可能性には本当はそんな限界はないはずです。
もっともっと伸びていく可能性があります。
先述のフォルメンの体験もそうですが、
取り組むべきことを、
そのまま求められた通りに遂行する力だけではなく、
そこから色んな可能性へと拡げられる力を伸ばすのが、シュタイナー教育です。
じっくり味わい積み重ねていく学び
学年が上がるということは、
単に勉強の内容が難しくなっていくだけではありません。
子ども達自身が成長し、人間として、ものごとの見え方や考え方が
変わっていくということです。
シュタイナー教育では、その人間的な変化に沿った形で、
能力を伸ばすということをしていきます。
IDEALのレッスンで取り組んでいることは、
一見すると「これをやってもテストの点は取れないよな…」
ということかもしれませんが、
ゆっくり、じっくりと味わってもらいながら、
その学年に沿った学ぶ力、育つ力を、着実に力強く育んでいます。
是非、その一歩一歩の積み重ねを、
温かく見守り支えていただければと思います。
IDEALでは、こんな風に学年を超えて、年に2回ほど保護者会を開催しています。
少しでもその様子を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
中学準備講座 2月開講!
2月から「中学準備講座」がスタートします。
小学生で学んだ「数」と「図形」を
手を動かしながら確認し、中学数学へと繋げていきます。
(現在生徒募集中です)
E-WALDORF ACADEMY in LONDON開校
2024年1月、ルドルフ・シュタイナーの思想をベースに、大人の人間教育をする教育機関として、E-WALDORF ACADEMY in LONDONを開講しました。
毎月8コース以上の講座を受け放題の「EWAL FELLOWSHIP」をはじめ、様々なコースをご用意しています。あなたも無限の可能性へ、一緒に羽ばたきませんか?
コメント