こんにちは。
石川華代です。
今日、いつものように、
黒板にフォルメンを描きました。
描いた時、
ちょっといつもと違った感触。
なんだか、
ツルツルなんです。
私の黒板は、
手作りしたものです。
板に黒いペンキを塗ります。
乾かしてまた塗って、
乾かしてやすりをかけて、
また塗って、乾かして、またやすりをかけて。
そんな工程を経て、
丁寧につくりあげたものです。
表面は、
ざらざらすぎると描きにくいし、
ツルツルすぎるとチョークがのらない。
ちょうどいい表面にしあげるのですが、
使っていると、だんだんすり減って、ツルツルに。
シュタイナー学校では、
毎年塗り替えたりします。
私の黒板も、そろそろ塗り替えたほうが良さそうです。
手入れといえば、
学校で使う机なども、
子供達が手入れをします。
毎年、学年の終わりには、
机をやすりかけ。
1年使って、
落書きもあったり、
コンパスで刺した穴とかもあり・・・
やすりをかけることで、
きれいに生まれ変わります。
手入れすることで長く使えるモノを使い、
それを手入れする暮らしがあるということ。
シュタイナー教育に惹かれている人は、
それが大事だと気づいている人たちだと思います。
でも、
あまりにも、
使い捨て文化に慣れてしまって、
家具を自分でやすりをかけて、きれいにすることができる
・・・・なんてことを、
想像もしない人もいるのではないでしょうか。
合板や集成材は、日々の手入れは簡単。
でも古くなってしまった時の手入れや、
加工などはしにくいです。
無垢材のものは、手入れしたり、
加工して使いやすい形にしたりできます。
使い込んで古くなったものにやすりをかけたら、
新品みたいになる。
それも、自分の手で、
使い慣れた道具が蘇る!
そんな作業は、
子どもたちの生きる力になります。
ちなみに、
私は、IKEAの無垢材の本棚を愛用しています。笑
無垢材だけど安いものもあるんですよー。笑
小物も無垢材で。
私はあえて、
ニスも塗っていないものを選びます。
家具を新しく買うことはそうないと思うけど、
木の小物を買う時には無垢材で。
そしてお子さんと一緒に、
手入れをして欲しいと思います。
木のおもちゃだって、
丁寧にやすりがけをすると、
新品同様になります。
やすりかけした後は、
ニスではなく、
アマニ油とか蜜蝋クリームとかを塗ってくださいね。
口に入れても大丈夫な自然素材です。
地球にゴミを増やさないだけでなく、
子どもの世界観が育ちます。
ものを大切にするだけでなく、
子ども自身の、
この世界で生きていく力になりますよ。
シュタイナー教育の日本語教材
e-waldorf BOOK SHOP
コメント